ローカル話題ですが、23日付けの福井新聞の記事から。
■ JR北陸線、平日朝“すし詰め” 新型投入も3両から2両編成に
2ヶ月前、寝台北陸・急行能登(定期運転)の廃止がクローズアップされたJRダイヤ改正。
その際にもう一つ、北陸地方に画期的な話題がありました。
それが、約40年ぶりになるという新型近郊型電車521系の導入
国鉄時代の古い電車を使い続けて乗り心地も良くない、不便と不評だった北陸に大阪の新快速と
同じような快適な電車がくると、地元では歓迎ムード一色でした。 しかし・・・・
導入されて2ヶ月。 通勤時間帯も521系が導入されると状況は一変!
元来、福井・金沢・富山各エリアの通勤時間帯は3両1編成×2の6両編成で運行されていました。
そこに旧型と置き換えられた新型521系は基本2両1編成。増結しても最大4両運用。
つまり、単純に減車されているんです。
記事によると、旧型で無駄なスペースが多いといわれた食パン電車こと419系の定員が298人。
座席数で言えば176席、北陸線のスタンダード475系でも定員314人(座席218人)でした。
それが置き換えられた新型521系では、定員252人に対して座席は108。
いくら地方ローカル線とはいえ、通勤通学時間帯は本数も少ないので平気でラッシュ状態です。
快適な電車と引き換えに、通勤ラッシュの酷さが増すという皮肉な実情。
特にその影響が如実に現れているのが福井県。
金沢に車両基地がある関係上、午前6時台に金沢を出発して福井/敦賀へ向かう電車は多い。
521系4両で運行される
318Mの場合、石川県内の乗客は早朝と言うこともあり、比較的少ないが
県境を越えると福井駅へ向かう通勤通学客でと一気に乗客は増えます。
このような現状は、確かに少しばかり由々しき問題でもありますが良い解決策がないのも事実。
末端部や、日中の閑散時間帯ならまだしも通勤通学時間帯に4両は・・・さすがに少ないですね。