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鵺の調教室(官能SM小説)

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miya1728さん
鵺の調教室
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官能小説  支配と服従  SM 
2014.12.16
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テーマ:支配と服従(3302)






パリのサンドニ通りは娼婦街として有名である。
夕方になると大通りやレピュブリック広場辺りで立っている女性は少なくない。
異常なほど短いスカートや下着のような格好をしているので、お客となる男性を誘っていることが一目で分かる。
女性は東欧系や黒人が多く、治安が悪い。
パリで楽しく夜を過ごすなら、やはり、サン・ジョルジュ地区の歓楽街の方が健全である。
ところで、ユリナの知り合いが経営しているSMクラブは、その二つの地区のちょうど中間にある。
エッフェル塔やセーヌ河、ブローニュの森など、パリにはロマンに満ちた華やかで洗練されたイメージがあるが、ウージェーヌ・シューの小説「パリの秘密」のように、街の奥を探索すれば、麝香の香りに満ちた背徳的な裏の顔を見るかもしれない。
そのような市街地の細い道を抜けて入っていくと、暗く狭い路地の奥に「DRESSAGE(調教)」と書かれた鉄の扉がある。
その扉を開くと、仄かな明かりと地下への階段がある。
下りていけば、受付があり、その先の通路に沿って幾つかの部屋がある。
通路を歩いていても、とても静かなのは、それぞれが完全個室制で、防音設備が完璧だからである。
今、ユリナはそのSMクラブで働いている。
クラブの女王たちのほとんどが白人女性であるが、ユリナのような美しい日本人女性は尊重された。
彼女は重要な顧客や指名された者だけを相手にしたので、仕事の量は少なかった。
彼女は元々日本でもクラブの女王のアルバイトはしていた経験があるが、せっかくなので、友人に頼んで本格的な技術も学ばせてもらった。

そうして仕事に慣れてくると、彼女は本来の目的を果たしにかかった。
ユリナは彼女の勤めるSMクラブを宣伝するダイレクトメールを小橋の住むアパルトメントの住所に送った。
自身の写真を同封した特別の招待カードを入れておけば、一度ぐらいは行ってみようと言う気を起こすはずだった。
彼は暇を持て余しているはずだからである。
何回か通わせて慣れた頃を見計らって彼女は会うつもりだった。
予想通りに彼はやってきた。
そのSMクラブの名前は、マニアには有名であった。
また、そのクラブの特別会員のカードを送られたことは誇りに思ったに違いない。
料金も普通の半額という安さもあっただろう。
彼はSを自称していたので、さっそくSのコースで遊びに来ていた。
しかし、その帰り際に出会った女性を見て、彼は驚いた。
「こんばんは。楽しんでいただけてるかしら?」という日本語で呼びかけてきたその女性は明らかに日本女性で、しかも、あまりに美しかったからである。
「あ、はあ…そうですね。楽しませていただきましたよ」
「それは良かったわ。気が向いたら、私のところへも遊びに来てね。…Mのコースですけどね」
「私はMではありませんが…考えておきます」
「私はユリナ。よろしくね」と言って微笑みながら、彼に背を向けて、彼女は歩き去った。
日本人離れした素晴らしいスタイル、誇りに満ちた美しさ、そして、女王特有の傲慢さが感じられなかったことも魅力だったに違いない。
彼はその女神のような後ろ姿を思わず目で追っていた。
ユリナにとっても小橋と会うのは初めてだった。
彼はかなり気障な感じの男で、好きにはなれないタイプの男だった。
しかし、彼のような外見に異常に気を使う男性は一皮向けば依存心の高い甘えたがり屋であることも知っていた。
実際に、一流のブランドスーツやネクタイで身を固めるのは、仕事上のステータスでもあるが、人の気を引きたくて仕方がない性格が表れている。
そういう性格の男性は必要以上にアクセサリーに凝り、コロンを好むものである。
彼も同様だった。
普段は優しく慎ましいユリナだったが、そこでの役割はハードプレイが得意な女王様である。
そして、その美しい餌にひかれて小橋は始めは躊躇いながらも、一回、二回と彼女の調教を受けに来た。
はじめはアナルや浣腸や針、聖水などのハードなことは行わなかった。
痴女のように優しく微笑んで愛撫し、感じさせ、陶酔させて天国へ行かせて上げるのだ。
命令口調でなく、穏やかにリードし、奉仕するように喜びを与える。
まず、彼にMの喜びを教えるのが重要だからである。
そして、少しずつ、調教していくように友人に教わっていた。
彼を腑抜けにするのに最も適したプレイは顔面騎乗と焦らし責めだった。
そして、素足を舐めさせて彼女の匂いを覚えさせるのである。
また、回を追う内には、プレイ用の鞭で軽い刺激を与えるのも重要だった。
そのように、少しずつ、ユリナの手によって、小橋はM化されていった。
数ヶ月経つと、彼はそれまでのSのコースには全く行かなくなり、専らユリナを指名した。
プレイは自然とエスカレートしてゆき、彼が彼女に本気で惚れ込むようになった頃に、彼女は突然店をやめて日本へ帰ることを告げた。



※しばらく多忙なので、更新が遅れます。ご理解いただければ幸いです。鵺







Last updated  2014.12.16 18:07:54
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2014.10.28
テーマ:支配と服従(3302)





アイリンの部屋で鬼道は朱雀沙奈枝のこれからについて相談されていた。
「小橋はもう来ないかもしれませんね。実際、調教中に一度も彼女に会いに来なかったでしょう」と鬼道はアイリンに言った。
「調教の邪魔になるだろうからと言って、来ない殿方は多いわ」
「もし、彼女が彼の思い通りの女性にならなかったら、どうするんですか? その確認は必要でしょう?」
「でしょうね。でも、普通の女性をすぐに思い通りの女性にするなんてことはたやすいことではありませんわ。彼は彼女と結婚したいと言っていたし、彼女もそのためには何でもするって言っていたのよ。ただ、彼が求める技術訓練と心掛けなどは、一度は理解しても、すぐに忘れてしまうでしょうね。だから、きっと彼は何度も彼女をここへ寄越すようになると思っていたわ」
「それはセンターにとっても利益になるかもしれませんね」
「リピーターは大切ですからね」
「それでも様子ぐらい見に来ても良さそうですけどね」
「そうね。普通は一度ぐらいは様子を見に来るでしょうから。こちらでもその準備をして、会いに来ても、身体には触れさせないようにするのよ。彼が見ている前で、ミストレスに鞭打たせ、或いは、他の男によって何度もイカされるのを見て、満足して帰ってもらうの。愛情と独占欲が違うことをどちらにも示すことは必要ですからね」
「確かにそれは貴重な体験になりますね」
「それより、小橋が受け取りに来るまで、朱雀沙奈枝をレンタル奴隷にするという考えは本当ですか? 私は反対ですけどね。まだ彼女にはそれほどの経験も技術もありませんから。それよりはミストレスとしての経験を積ませて、Sの立場を学ばせる方が良いでしょうね。両方の立場を経験しておけば、技術も格段と向上するでしょうから。もちろん、借金の返済は遅れてしまいますが…」
「私もその意見に賛成だ」といつのまにか部屋に入ってきた源三が言った。
「その借金は彼女が負うしかないが、大した額ではない。そのくらい私が立て替えても良い。どうだ?助手のミストレスを一人増やしてみては?」
「今はそれほど困っていませんわ。忙しくもありませんし…」
「そうか、それなら、私が仕事を増やすために営業してあげよう。といっても、知り合いに声をか掛けるぐらいだがな。はははっ。…とりあえず、沙奈枝については、その線で検討してみてくれ」
「はい…源三様がそうおっしゃるのであれば、私には依存ありません」
「ところで、小橋についてだが…」と源三は椅子に座りながら言葉を続けた。
「いろいろと調べてみた。個人的な情報ではあるが…彼は事業に失敗して、債権者の追求を一時的に避けるために、フランスに逃亡したそうだ」
「フランスですか? それは困りましたね」と鬼道は相槌を打つように言った。
「小橋はそれでもしたたかな奴だからな。合法的な破産措置を受けたが、実際には海外に隠し金を持っているようだ。ほとぼりが醒めたら帰ってきて、その金を元手に新たな事業を始めるだろう、というのが私の知っている情報だ。だが、建て直しには時間が掛かる。すぐには帰ってこないだろうな」
「私が連れてきましょう」と源三の横に座ったユリナが言った。
「ほう、…何か策でもあるのか?」
「私は小橋という男とは面識がないから、あっても分からないでしょうし…パリには知り合いにSMクラブをやっている友達がいるから…誘い出してみるわ。彼もSMは嫌いじゃないでしょうから…ほほっ」
「いいだろう。…お前に任せよう」
そこへハルミが飲み物を運んできた。
全裸にエプロンをつけただけの淫らな姿でテーブルの横に跪いてに珈琲を置いていった。
立ち上がって去ろうとするハルミの手を源三が摑んだ。
「いい子だ。何て名前だったかな?」
「ハルミ…ですわ」とアイリンが名前を教えて源三に微笑んだ。
「せっかく来たんだから、奉仕してもらおうか、いいだろう?」と源三はアイリンを見た。
「もちろん、構いませんわ。…ほら、ハルミ、源三様がお前をお気に召したようよ。…ご奉仕の仕方は教えてあるわよね?」
「はい、アイリン様」とハルミは言って、四つん這いになり、源三の股の間に這い進んだ。
彼のズボンのチャックをゆっくりと下ろし、中から彼の半萎えの物を取り出すと、その大きさに驚いて、恥ずかしそうに頬を赤く染めた。
それでも、口を大きく開けて舌で愛撫しながら喉の奥まで受け入れていた。
「いい子だ。…しばらくの間、借りるかもしれないが…いいかな?」
「どうぞ、この子はここのペットですし、…源三様にお気にいられたハルミは幸せ者ですわ」
鬼道はこの状況にユリナがどう思っているのか興味を持って見ていたが、彼女は微笑んで様子を見ていた。
まるで源三が喜んでいることが自分の幸せでもあるかのように、不思議と、その表情には嫉妬のかけらもないように彼には見えた。








Last updated  2014.10.28 20:13:32
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2014.10.08
テーマ:支配と服従(3302)







公開調教によるお披露目会も終わりに近づいていた。
プログラムの最後は一般ゲストたちへのサーヴィスである。
招待されたゲストたちはセンターの受付で「ご祝儀」という題目の寄付をする者たちがいた。
それらのゲストたちには数字の入ったカードが配布されている。
もちろん、「ご祝儀」を出すのは、そのカードが目的である。
そして、その数字の順番に従って、希望者は沙奈枝の奉仕を受けることが出来る仕組みになっている。
その数が多い場合にはハルミなどがサーヴィスの応援に参加させられることになっていた。
ゲストたちには黒いガウンと全頭マスクが配られて、それを身に着けているので、誰であるかは分からないように配慮されている。
そして、彼らは舞台の台の上に四つん這い拘束された沙奈枝の前後に立って、奉仕を受けるのである。
そのとき、スポットライトが照らすのは、沙奈枝の肉体だけである。
舞台の裏では、観客からは見えないところで、同様の台に同様の拘束を施されたハルミがやはり前後から責められていた。
奉仕の時間が終了すると、沙奈枝は一旦退場し、シャワーを浴びてから再び舞台の上に立った。
すでに後ろ手拘束にされている彼女が拘束具以外に身に着けているのは目隠しと首輪だけだった。
沙奈枝の肉体は訓練によって見事に美しい肉体美として完成されていたので、淫らな視線の全てが彼女の肉体に注がれていた。
それは彼らの所有奴隷をセンターに預ければ、どれだけ淫らな美に磨かれるのかを示す宣伝効果としては十分であった。
そこで彼女は観客達に感謝の言葉を述べるのである。
その上で、本来は彼女の所有者に連れて行かれて、会が終了することになるのであるが、今回はその所有者が来ていないので、今回のみ特別な措置が取られていた。先ほどの「祝儀」の最も多かったゲストが彼女に首輪にリードを付け、舞台の上から別の部屋へ連れて行くことができた。
そのゲストは幸運にも一晩彼女を責め楽しむ権利を得たのである。

翌日になっても、沙奈枝の受取人である小橋俊彦は現れず、連絡も取れなかった。
アイリンは沙奈枝に今後の身の振り方について話した。
「困ったわねえ。このようなことは初めてなので、こちらも困ってるんだけど…」
沙奈枝は小橋が来てくれないことで哀しそうな表情を浮かべて、アイリンの話を聞くことになった。
「…あなたには二つの内、どちらかを選択してもらわなくてはならないわね」
「はい、…どうすれば良いのでしょう」
「一つはあなた自身で未払いの調教料を支払うことよ。そうすれば、このまま家に帰ることができるわ」
「私が住んでいるアパートはすでに引き払ってしまいました。彼の住居で生活する予定でしたので…」
「お金はあるの?」
「少しは…でもほとんど彼の借金を肩代わりして払ってしまったので…とても足りないと思います」
「そうよねえ…」とアイリンは心から沙奈枝に同情していた。
「それなら、もう一つの選択しかないと思うの。…あなたが調教料を支払う代わりに、ここで働くことだけど…できるかしら? もちろん、彼が引き取りに来るまでの間よ」
「はい、…それで許されるのでしたら、お願いします」
沙奈枝はそう言って、期間限定の契約奴隷としての奉仕を願い出るのだった。






Last updated  2014.10.08 22:34:24
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