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オタール・イオセリアーニの半自伝的作品『汽車はふたたび故郷へ』。 公開は来年2月(HPの公開はちょっとヘン)? いつもながらも不思議でありつつユーモラスな作品で、あっという間の2時間。 過去のイオセリアーニ作品を想起させるシーンもいくつか挿入されるところ (『四月』にあるような建設されている幾つもビルディング、窓辺で楽器を演奏している人びと、 ほかにタイトルは同定できないけれど、 しばしばごくごく自然に顔をだしてくる動物たち、太い声で歌っている人たち、などなど)もいいし、 尼僧の格好をした3人がタップを踊っていたり、 笑えるところが各所にあったりする。パリからグルジアまで、伝書鳩で手紙をとばすのも可笑しい。 (パリで主人公を迎えるのが「アレクサンドル・ボロディン」だったりするのだけれども、 そう、ボロディンはグルジア出身だったのだ……。) 子どものときから大人まで、仲の酔い男性2人、女性1人の「トリオ」が、 余計説明も会話もなしに、一緒に行動しているのがじつにステキだ (特に女の子、子どものときも大人のときも、じつに魅力的。イオセリアーニの女性の趣味はもう……!)。 もちろん、グルジアでもフランスでも、体制やプロデューサーに理解されない映画監督というのは、 ある種、イオセリアーニ自身の「(反)英雄」性を読みとるひともいるだろう。 だが、そんなのはどうでもいい。 作者と切り離して、まずは観ること、だ。 個人的には、イコンの前にあるロウソクがふっと消えて、煙がのこっているところなど、 ちょっとしんみり。 http://bitters.co.jp/kisha/ │<< 前日へ │翌日へ >> │一覧 │ 一番上に戻る │ |
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