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2011年11月12日 楽天プロフィール Add to Google XML

『汽車はふたたび故郷へ』
[ 映画 ]    

オタール・イオセリアーニの半自伝的作品『汽車はふたたび故郷へ』。
公開は来年2月(HPの公開はちょっとヘン)?
いつもながらも不思議でありつつユーモラスな作品で、あっという間の2時間。
過去のイオセリアーニ作品を想起させるシーンもいくつか挿入されるところ
(『四月』にあるような建設されている幾つもビルディング、窓辺で楽器を演奏している人びと、
ほかにタイトルは同定できないけれど、
しばしばごくごく自然に顔をだしてくる動物たち、太い声で歌っている人たち、などなど)もいいし、
尼僧の格好をした3人がタップを踊っていたり、
笑えるところが各所にあったりする。パリからグルジアまで、伝書鳩で手紙をとばすのも可笑しい。
(パリで主人公を迎えるのが「アレクサンドル・ボロディン」だったりするのだけれども、
そう、ボロディンはグルジア出身だったのだ……。)
子どものときから大人まで、仲の酔い男性2人、女性1人の「トリオ」が、
余計説明も会話もなしに、一緒に行動しているのがじつにステキだ
(特に女の子、子どものときも大人のときも、じつに魅力的。イオセリアーニの女性の趣味はもう……!)。
もちろん、グルジアでもフランスでも、体制やプロデューサーに理解されない映画監督というのは、
ある種、イオセリアーニ自身の「(反)英雄」性を読みとるひともいるだろう。
だが、そんなのはどうでもいい。
作者と切り離して、まずは観ること、だ。
個人的には、イコンの前にあるロウソクがふっと消えて、煙がのこっているところなど、
ちょっとしんみり。

http://bitters.co.jp/kisha/


Last updated  2011年11月12日 22時08分39秒
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