新年の日帰り温泉
元旦は混み合っているだろうと思い、今日、ホテル層雲の日帰り入浴へ行ってきた。層雲峡へ向かう道中、雪は非常に少なかった。車で正午過ぎに到着した。露天風呂では、中庭にある枯れ木の樹氷がとても美しく、印象深かった。二時間ほど入っていたが誰もいなく、貸し切りだった。日帰り客の休憩室も空だった。休憩室へ向かう途中、劇団むらさきの団員の一人と廊下ですれ違ったとき、台詞を口ずさみながら歩いていた。午後3時からの芝居公演は、「しま便り」という演目の人情芝居だった。観客の姿がほとんどなく、数人の宿泊客が鑑賞していた。第二部の唄と踊りのショーが終わった直後、中学生の団員の芸が未熟だったのか、楽屋裏から先輩の叱咤する声が聞こえていた。毎年正月はいつも、初詣や初売りなども出かけたことがないけれど、今回の唄と踊りのショーを観て、正月気分を味わうことができた。