ナースDavidの館

ナースDavidの館

私はこうやってナースになった13

お父さんとお母さん 訪れる・・

私が日本に帰ることができないことを知った両親はその年の
クリスマスに 私を訪れてくれました。 両親がアメリカを
訪れたのは初めてではなかったのですが こうやって 私が
帰れない状態を理解してくれて 私に会いにきてくれて 
とても幸せでした。 それも クリスマスの時期を一緒に
アメリカで過ごせるなんて 本当に夢のようでした。
いまでも 覚えています・・ あのクリスマスの夜
セイント フランシス ホテルの一番上の階にある レストランから
Union Squareの クリスマス ツリーを
両親と一緒に眺めたのを・・

インターネットで自分と同じような人を探す・・

大学が休みの時のある日 私は自分と同じように アメリカに来て
アメリカの大学で英語を学び そして 看護の勉強をアメリカで
している人を探し始めました。
そして その時 知ったんです・・
99%の方は 日本で一度ナースの経験をつんだ方で
私みたいな人は滅多にいないと・・・
だから 誰も日本語で 私に これからどのような壁が
待ち受けているのか教えることができる人は誰もいませんでした。
これを知った時はとても辛かったです。
でも その頃あった インターネットの友達は
私に優しい言葉をかけて 応援してくれました。
そのおかげで その辛さは和らぐことができました。

大学4年目にもなると・・

大学4年生になった時 こりゃそろそろ 真剣に自分の仕事のことなどを
考えなきゃと思い ある日 インターネットで アメリカの看護の免許が
日本でどのように取り扱われるか チェックしました。 自分はなんと
最初は 日本で看護師として 働くつもりだったんです。
でも そのように 調べているうちに 恐ろしいことにきずいたのです。
それは・・・「私は日本語で病気や体の部分を言われても
わけが分からない・・・ それに アメリカのナースの免許を
取っても 日本でまた 厚生省に申請して また 違うテストをうけなければ
ならない・・・」
このように調べているうちに 涙が出てきそうになりました。
だって 調べれば調べるほど 自分は 日本で職を持てないと
分かったからです。 でも それで 結構 あっさりと

「そうなれば アメリカにいるしかない!」

と思い始めました。 ここまでやってきて それが何の役にも
ならなかったらそれほど馬鹿らしいものはありません。 だから
結構あっさりと この決心をしました・・・でも そう決心
したものの 両親には結構言い難かったです。 でも ここでまた
私の愛する両親は 「どこに住もうと 貴方は私たちの息子です。
応援しますよ!」と 言われました。

ところで 俺はどうやって・・・

アメリカに残るのを決心したのは良かったのですが
本当に残れるの?と心配になり ルームメイトに
病院内に私と同じように 海外の学生で アメリカの大学を
卒業して アメリカで 就職をしているような人はいないか?
と聞きました。
ここでも アメリカの大学を卒業して アメリカで就職している
人は見つからなかったのですが 沢山のカナダから来たナース達は
アメリカに来て アメリカ人と結婚して そのあと 
グリンカードの申請をした・・と教えてくれました。
また そのカナダ人のナースの殆どは 「まずは移民関係専門の
弁護士を探すのが 大切」と教えてくれました。

1時間$200+ の会話・・

移民専門の弁護士を見つけ始めようとした時に あるナースが
私のルームメイトに Carlという有名な弁護士がいるから
その人に連絡してみたら? と 言われました。
それで 電話番号などいろいろと聞いて初めて分かったのですが
Carlはなんと ロス アンジェルス (LA)に居る 弁護士だったのです。 彼のOfficeに連絡をして 電話でCarlと
話したい・・・と言ったのですが Officeの人は
初めての人は必ず面接です・・と私に言いました。 それでは
しかたがありません・・ 私は思い切って LAへ行きました。
(実はついでにDisneylandにも行きました)
うわさに聞いていた Carlですが かれの Officeは
すばらしく LAのダウンタウンが一望できるところに
ありました。 Officeについて 面接にいくらかかるのですか?
ときいたら 大体1時間弱で$200ほどです。 といわれました。
アメリカの弁護士はものすごく 儲かると聞いたことがありましたが
この時・・そりゃそうだ・・だって 話すだけで$200ですからね・・
と感じました。 でも 実はこの$200+ の支払いのおかげで
自分がこれからなにをしなければいけないのか 分かりました。
(だから ナースとして 将来 アメリカで働こうとしている方
是非一度 移民専門の弁護士と面接するべきですよ!)



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