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カテゴリ:思うのだけども
最近ちょっと流行中の絶望ポーカー。私もやってみました。
今ここに、恋愛人生を賭けて絶望ポーカーに挑む者がいる。 その男、夜露シクル。まだ若造にして、爽やかささえ漂わすこの少年は、 およそこの緊迫した会場には不釣合いではあった。 しかし、彼は落ち着いて最初のカードを引いた。 ┌─┐─┐─┐─┐─┐ │常│常│妥│金│寛│ │識│識│協│欲│容│ └─┘─┘─┘─┘─┘ カードを開くと、会場からは失笑が漏れた。 この重大な局面で引いたカードは、あまりに陳腐で中途半端だったからである。 全体的にはやや殺伐としていて寒いカードだ。 「小市民か」と吐き捨てて、会場から早々に去るギャラリーさえいた。 夜露シクルは「妥協」「金欲」を捨てた。 彼は必死にネガティブカードを切り落としていた。 それを見たギャラリーたちは、あまりの必死さゆえにドン引きになっていた。 彼はためらわずに新しいカードを引いた。 ┌─┐─┐─┐─┐─┐ │常│常│妥│妥│寛│ │識│識│協│協│容│ └─┘─┘─┘─┘─┘ 「常識」と「妥協」によるツーペア… 「妥協」を捨てたものの、またそれが戻ってきたあたりに夜露シクルの人柄がよく表れていた…。 人は夜露シクルをこう呼ぶ。「妥協に囚われた男」と。 【技名】 「常識」と「妥協」によるツーペア 【スコア】 -41点 ・初手が悪い ・会場が完全にアウェー ・スコアがマイナス ・泣きたい 今日の教訓。 人生とは、不公平を楽しむカードゲームである。 初手の悪さに改革を狙ったバージョン。 日記・ブログ人気急上昇ランキング・・いつもクリックありがとうございます。 別館 『雨にぬれても』へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2008年08月07日 17時33分10秒
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