ＤＭ喫茶 あまやどり

ポケモンワールドチャンピオンシップスの動画を見ました。

ドクロッグとエンペルトで、乾燥肌と波乗りのコンボ。誰でも思いつきそうなものですよね。
『ポケモンサンデー』でも、ロバートの秋山さんが「貯水」「波乗り」コンボのパーティですし、
「地震」「浮遊」と同じぐらいメジャーなコンボだと思うのです。

ですがこのパーティ。しっかり考えつくされているのです。


ドクロッグはダブルバトルで大切な役割を持つ「猫騙し」を覚えます。
ドーブルの「この指とまれ」＋「気合いの襷」＋「がむしゃら」コンボを、猫騙しと波乗りで潰し、
補助用ポケモンにはドクロッグが「挑発」。「クロスチョップ」でカビゴンを沈める。
サイコキネシスも地震も気合いの襷で受け止めて、襷潰しの先制技も、「乾燥肌」で回復。
シナジーだらけの素晴らしいコンボです。

能力値の低さは、控えのボーマンダとカビゴンでカバー。
そのどちらも波乗りに耐性があり、どこまでも考えつくされたパーティです。
とても「誰でも思いつける」ようなパーティではありませんでした。



ポケモンはそんなに詳しくないのですが、
ドクロッグはこんな大舞台で使われるようなポケモンではないはず。
そんなポケモンを使って勝ち進み続けるというのは、
丁度、私たちが地雷デッキで優勝したいと思うのと同じだと思うのです。
シナジーを張り巡らせたデッキが美しいと思うのも。


動画を見てたら、つい宝物を見つけたような幸せなため息を漏らしてしまいました。
私もため息をつくほど完成されたデッキを作ってみたいなあ、と。

でもそんな時間なかなかないんだよなあ、と。
何でこんなに宿題が出るんだろうなあ、と。



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