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カテゴリ:バカネコPC講座
日本人がパソコンが苦手なのは、欧米と違って、 タイプライターの文化が無いからだ...という説がある。 キーボードに免疫がないからだそうだ。 加えて、日本語はアルファベットと違って、キーを打っただけでは 表示されない。 いちいち、変換してやらなければならない。 これも障害のひとつであろう。 タイプライター...。 いまさら使えとは言わないが、見たことくらいはあるだろう。 パチパチ、ジャーッ、チン! 今となっては骨董品級の、懐かしい響きである。 さて、前回、テキストファイルの話が出たついでである。 今日のバカネコ講座は、改行コードの話をしよう。 ワープロやテキストエディタでは、表示できるが、 メモ帳では、この改行コードは表示されないので、 ふだんは、気づかない方もおられると思う。 改行の意味は、ご存じの通りだ。 行を改める、つまり、次の行に移ることである。 コードというのは、ここでは「指示」とか、「命令」と解釈してかまわない。 要するに、この「改行コード」があったら、次の行に移れ、と パソコンに命令しているのである。 逆に言えば、これがなければ、すべての文字は、 金魚のウンコよろしく、全部、つながってしまう。 テキストファイルでは、非常に重要な命令なのだ。 さて、この改行コード、パソコンでは3種類ある。 「CR」と「LF」と「CR + LF」の3つだ。 Windowsでは、CR + LF が使われている。 まーた、ワケの分からん英語の略語が出てきやがった... と、お怒りにならないで、冷静に見ていこう。 どうせ、大したことはないのである。 CRとはキャリッジ・リターンの頭文字だ。 キャリッジというのは、タイプライターの、部品名から来ている。 文字を打つたび、1文字分ずつ、次の印字位置へと移動していく、 印字ヘッドのことだ。 ヘッドの代わりに紙が動くタイプもあるが...。 1行を全部打ち終わると、それ以上打てないから、次の行に移るのだが、 それには、キャリッジを、左端の位置に戻してやらなければならない。 この、ジャーッと戻す作業が、リターン、つまり、「復帰」である。 したがって、略して、CR となる。 文字を打つ位置を、マス目で表すと、下図のような動作になる。 次に、LF というのは、ライン・フィードの頭文字を取っている。 ラインは行、フィードは供給する、と言う意味であるから、 次の行へ移るために、タイプライターでは、紙を1行分、上にずらせていた。 パソコンでは、こんな感じ。 したがって、キャリッジを行の先頭に戻し、1行分紙を送る、 というのが、「改行」という作業なのだ。 ずいぶんと、面倒なことをやっていたものであるが、現代のパソコンとて、 似たようなものである。 何のことはない、パソコンのモニタ画面上で、同じことをやっている。 ただ、紙を動かすのではないから、印字位置、いや、表示位置が代わりに動く。 Windowsでは、CR + LF であるから、この動作を2つともおこなうことで 改行を実現している。 本日の講義は、知らなくても良さそうな、基礎知識だったが、難しかっただろうか。 だが、少しずつ、慣れていくことに意味がある。 用語に面食らうことが無くなれば、自分の自信が、より強固になる。 【今日のポイント】 1.改行コードとは、行を強制的に改める命令である。 2.これがないと、すべてつながってしまう。 3.「CR」と「LF」と「CR + LF」の3種があるが、Windowsでは「CR + LF」。 【次回の予定】 改行とバカネコ・ビューア 【コロン短信】 下痢。 お尻が汚れた。 この記事が役に立ったと思う人は1票! クリック →
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