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カテゴリ:過去
小学校1~3年に住んでいた場所は書店の二階を間借りしていた。
実はいろいろあり、この頃はほとんど学校へ行っていない。 そして転校。 4年の時の担任の先生にはかなり感謝している。 始業式の前日、母は私を次から行く学校へ連れて行った。(実は引越しが完全に終っていなかった) そこで、しばらく校庭で遊んでいるように言われた。 少したつと、担任の先生と母が来た。 母が、その方を担任だと紹介し、この先生の一言。 明日、みんなに紹介するからちゃんと来てね。と言われた。 ろくに学校へ行っていなかった事を母は話したらしい。 もっとも、ずっと後で、転校手続きをする時に、いろいろ書類が次に行く学校へ送られ、担任の先生はどのような子が来るのか、簡単に下調べをする事もあると、聞かされた。 そして、始業式。小さな学校なので、(各学年、1クラス30人ほど、2年生だけが2クラスぎりぎりの人数の為2クラス。後は1クラス・それまでの学校は各学年、1クラス45人で6クラス) 転校生はもう一人居たが(同じ学年)大変珍しいようだった。 そして、始業式が終り、先生は帰り際に、明日図書室の使い方を教えるから、ちゃんと来てね。と言われた。 母には小学校入学の際、本は図書室のを読めばよいから、買わないと宣言されていた。ところが、いざ、入学してみると、図書室は低学年は使えなかった。(騙された!と言う感情だけが残っている。同じ学校で、教員として働いているのだから、知らないはずは無い) この学校では4年生から図書室が使えた。 だから、全員に、図書室の使い方を教えたのだ。 そういう意味では、私もみんなも同じスタート。 そして、本の量に感激した。 今まで、書店の二階に住んでいたとはいえ、そこにある本は売り物。 高い位置にある本は読めなかった。 でも、図書室の本は、 全部読んで良いんだ!!! 何冊あったのかは不明だが、辞書を除き、3年間で全て読破した。 授業中も無視して・・・掃除と給食以外の時間を除き、ずっと読みふけった。 教科書に載っている作家で、図書室に無かった本もあった。 担任が図書の係りだったのはラッキーだった。 これを理由に、全集を買ってもらった。(学校の予算で) そして、中学校へ入学し、新一年生を迎える会が行われた。 中学校へ入っての目標を言って下さい。と言われた。 私は全校生徒の前で、図書室の本を全部読みたいと言った。 本の数を知らなかったと言うのもあるが、古い学校だった為、蔵書数も半端ではなかった。 先生方はじめ、どよめきがおこる。私は???状態。 結果として、読破しました。 昔は旧制中学だった学校なので、難しい本も結構ありました。 でも何とか・・・ 今、考えるに、私にとって読書とは・・・ 現実逃避でした。 また、小学校の4~6年の間は、皆勤ではないにしろ、ほぼそれに近い状態で、学校へ行きました。これは、担任の先生をはじめ、クラスメートのおかげだと思います。そういう意味でも、この転校は私にとって、良かったと言えます。 そして、中学3年間も・・・いろいろありましたが、毎日図書室だけは通いました。教室へは・・・いろいろありました。 これは後ほど・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年08月11日 17時20分20秒
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