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カテゴリ:こども時代
「けんたが来てから、心配したことがひとつだけある」 え、なあに?僕は、元気だったよ 「そうだったよなあ。あちこち走って歩くし、どこでも噛みついて歩いて大変だった」 ああ、あの頃は良かったなあ。何の束縛もなく本能の赴くまま自由に行動してた 昔はよかった posted by(C)Kenta 「それは、社会の中では自由と言わない。自分勝手というんだ」 僕が、ボスだもの。法律は僕がつくるのだ 「どっかで聞いたような言葉だな。お父さんは、ペットショップのお姉さんに「噛みグセは、早いうちに躾しないと後からは大変ですよ~」と脅かされたんだ」 お父さん、お姉さんに噛みついたらだめじゃあないの┌( ̄∇ ̄+) 「違う(//・_・//)けんたのことだよ!!」 噛みつく posted by(C)Kenta 僕さて、記憶にないのだけど 「教えてあげよう。けんたが噛みついたものは、胴輪、クッション、保険証、板、パソコンの電源コード、お友達のぬいぐるみ、お父さんたちの手・・・etc」 よく覚えているね~ 「ああ、手以外は、まだ傷跡が残っているからな。まだあるぞ」 もういいよ。それでどうしたの 噛みつく~ posted by(C)Kenta 「・・・他人事のように。人間への噛みグセがついたら大変だと思ってな、必死でけんたに教えたよ」 ふーん、よく教えたね~。どうやったわけ 「一緒に遊ぶと、必ず噛みついてくるだろう?そこをすかさず、でんぐり返し~の服従のポーズをさせて、口の中に手を入れて、いけない!!って強く言うんだ」 えー!!口の中に手を入れてよく噛まれなかったね~☆ヽ(゚◇゚ )ノヘ 「・・・君のことだぞ。握りこぶしを口の奥まで入れれば、口を閉めれないだろう?歯はあたるから少し痛いが、傷も付かずに無事だったぞ」 服従~ posted by(C)Kenta ふ~ん、口の大きいワンちゃんにはできないね( ̄ー ̄; 「まあ、そうかもな。でも子犬の口の大きさなんて知れているよ。顎を抑えれば噛みつけないから大抵は大丈夫だ」 僕がおとなしくて良かったね 「・・・大人しかったら、こんなことしなかっただろうよ(* ̄Oノ ̄*)」 でも、僕は怒られた覚えも叩かれたこともないよ 知らないよ~ posted by(C)Kenta 「怒鳴っても叩いても無駄なんだ。自分のしたことはすぐに忘れるだろうがー現行犯で怒らないと何が怒られてるか分かんなくて、反対に遊んでくれると思って、吠えるようになったりするんだぞ」 そうなのー?僕しらなかったよ~。お父さん、苦労したんだね 「それはもう、辛抱の繰り返しだったなあ」 なるほど。それで僕は"吠えない、噛みつかない、大人しい、なつっこい柴犬"になったわけか 「・・・それは、何とも言えないけど、一番心配したのは、けんたが、最初から声を出したことがなかったんだ」 なんだ posted by(C)Kenta 柴犬は、むやみに吠えたりしないのだ 「病気かと思ったんだよ!!最初に"ワン!!"って声を聞いたときはみんなで喜んだんだよ(/^▽^)/ ⌒(祝)」 それが、今日一番最初で言ってた、心配したこと 「そうだけど、何か」 ずいぶんと、廻り道したな~と思ってさ( ̄▽+ ̄*) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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