柴犬 けんたの日記 Part2

　
　わんこを育てる上では、躾が欠かせない。

　これまで書いてきたように、トイレや噛みグセの矯正、拾い食いしない、家の中だと、人間の食事中は大人しくしていること、テーブルには手をかけないなど、最低限のルールがある。


　僕は、だいたい覚えてきたのだ



　「その他には何ができるようになったんだった」

　いっぱいあるのだ。僕は、お手、おかわり、おすわり、ふせ、まて、頂戴、頂戴攻撃、作詞、こい、持ってこい、よし、ぺったんねんねができるようになったのだ

　「なんだそのぺったんねんねというのは」



　これは、お母さんが寝るときに、一緒に寝てあげるとおやつくれるんだ。お母さん限定だよ

　「お母さん・・・何教えてるんだ？」

　まだ、できることたくさんあるよ。最近凝っているのは、シンクロナイズド睡眠ぐーでしょう、それに必殺技がいくつかと、一発芸だな



　「ああ、もうわかった。それらは、歴史の闇に葬ろう」

　僕もなにかと大変なんだよ。また挑戦するからさー

　「そんなにたくさんのことを覚えることはないんだ。最低でも"おすわり"と"まて"と"こい"ができればいいと思うな」

　じゃあ、頂戴ができれば上出来だね┌(￣∇￣+)


　「頂戴攻撃だけは、完璧にできるな。あとは、適当だけどな」

　まあね、頂戴は、生活をする最低限のことだからなあ

　「・・・頂戴なんて、誰も教えてなかったよなあ」