主権は国民にある
19日未明に「安全保障関連法」が成立した。日本が海外で戦争を行うことを可能にした憲法違反の法案であった。圧倒的多数の国民の声を無視し、国会での質疑でもまともに回答できない事項が少なからず残ったままの強行採決。この法案を推進し、賛成した安倍政権、自民党、公明党ほか三党は憲法を無視し、立憲主義・民主主主義を破壊した。断じて、許しがたい暴挙である。この「戦争法案」を実体のないものにするためにはこれからの運動が重要である。国会の内外で、これからも「この法」の廃棄に向けて運動が行われると思う。安倍政権を打倒する運動になるであろう。柴犬けんた党は、呼びかける。国民が主権者である。主権の発露として、今後行われる地方選挙から国政選挙に至るまでこの法案に賛成した政党に一票も投じないことを。「この人は、いい人だから」といって、自民党など賛成した政党の看板が付いている人に投票しない。各地の「いい人」の集合体が悪法を成立させたのだから。憲法を無視し、日本の進路を変更したのだから。国民は、戦争を望んでいない。戦後70年、現憲法のもとで平和は保たれてきた。憲法第9条と外交交渉こそが最大の「安全保障」なのだ。日本が、戦争に加担したり起こしたりしないことと世界から、戦争がなくなることを願って。