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GINZA BE☆SEE

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八田入覚のコラム

【八田入覚の説法 vol.3】

人は「八風」の中に・・・

text=Nyukako Hatta
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「八風」は仏教用語で、仏道の修行をしている者の心を動揺させて、修行を妨げる八つの風のこと。我々もまた、同じ風に出会っている。
八風は「し四じゅん順」と「しい四違」に分けられます。
「四順」とは、うるおい利・ほまれ誉・たたえ称・たのしみ楽の4つで、その人にとって好ましく、
嬉しい気持ちになること。誘惑のこと。

利とは…あらゆるものが自分の意のままになること。
金銭的・物質的等の利益が思いのままに手に入ること。
誉とは…自分の知らないところで讃られること。
名聞名利・名誉欲に執着すること。
称とは…目の前で他人から称賛されること。
楽とは…本当の道を忘れ一時的な享楽に耽ること。

「四違」とはおとろえ衰・やぶれ毀・そしり譏・くるしみ苦の4つで、いと厭わしく意気消沈してしまうこと。

  衰とは自分の意のままにならないことで、
「利」に対し、あらゆる福徳を損なうこと。
  毀とは自分の知らないところで悪評を受けること。
  譏とは目の前でそしられる(悪口)こと。
  苦とは心身が押さえ込まれて苦悩を味わうこと。

ビジネスは利益を求め、人に称賛され、名声を手にし、その為にそしられ悪口を言われ、自分の意のままにならないことが起これば、時に横道にもそれることもあるでしょう。それが八風なのです。
よって一切衆生(人)の我らは、常に「四順」を欲しがり、「四違」を恐れるが故に、八風に侵されながら生き続けているといっても過言ではありません。

 

文/八田入覚(はった・にゅうかく)
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■LINK
株式会社浄福
・仏教心理アドバイザーである入覚さんにどんなことが相談できるのかが書いてあります。じっくりとどうぞ。

八田入覚ブログ
・かなり砕けた感じで書かれています。人となりが出ているかも。。

交流会プレゼンテーション映像
・八田さんは1月22日Heiz銀座ビジネス交流会でプレゼンテーションを
されました。そのダイジェスト映像です。

■ミー度100(内訳:TQ度150・なるほ度100・銀座度50)

「四順」と「四違」、調子の良い時は「四順」ばかりに目が行き、調子が悪くなると「四違」に目が行ってしまいがちですが、常に「八風」に吹かれている事を意識していかないといけませんね。(編集部V)

 

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Heiz銀座広報誌【新価値通信BE☆SEE 第3号】 








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