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GINZA BE☆SEE

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ギャングイングリッシュ

【旅先で聞いたギャングな英語 vol.7】

Where can I get NO.1 bus ?
-1番のバスに乗るにはどうすれば?-

text= TADASHI SHICHIJO
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私にとって初めての海外体験が、24歳の秋から約1年に渡るアメリカ海外留学だった。

大学は英文科だったが、入学時には何の実力もなかった。
ただ、入った学生寮の3年生の先輩に9月からアメリカ留学をする人がおられて、その存在自体が目標になった。

当時大学には「交換留学制度」があり、TOEFLで500点とれば、ワシントン州の大学に私費留学、550点とればオハイオ州の大学に国費留学できるということになっていた。

もちろん私は国費留学を目指してみたものの、英語の授業についていくのがやっとで留学の勉強まで手が回らないまま、TOEFLの試験を半年に1度くらい受け続けた。マークシートとは言え、点数はずっと400点前半をウロウロ。そのまま4年生になってしまった。

卒業間近になり、これではいけない・・と思った。「本気で国費留学を目指すから留年させてくれ。」と親に話した。1単位だけワザと落とす計画留年で5年生の春から留学の勉強に専念した。実に朝から夜まで図書館で英語漬けになった。

勉強の甲斐あって9月に500点をクリアした。
ところが1月の留学面接試験で教授の質問にキレて大喧嘩。
もちろん不合格。

3ヶ月ほど落ち込んだ。

でも友人が「なんとしてでもアメリカに行かんとダメやろ!」と
檄を飛ばしてくれた。

とにかく行きたかった。

憧れ続けてきた「アメリカ」を自分の目で見たかった。

英会話を学んで、アメリカ人といろんな話をしたかった。。


私は本屋に行き、留学の本を購入。まだインターネットがなかった時代。英語で手紙を書いて入学申込書を取り寄せ面倒臭い手続きをして3校に送った。翌5月、そのうち1校から合格通知がきた。

交換留学・・に拘っていたのは、今から振り返れば面倒な手続きは大学が全部やってくれるから・・ってことだった。

一番最初から全部自分で手続きしたことが、かえって自信になった。

また学部留学でなくても、語学留学でもよかったと思えば
留年する必要もなかったのでは・・と当時の自分の考えの甘さに呆れる。。。汗


9月1日、成田空港の電車を降りて空港ロビーに向かう途中のゲートが地獄の門に見えた。不安で不安でしょうがなかった。

だけど飛行機の窓からアメリカの大地が見えたとき、体が震えた。

image

ロサンゼルスの空港到着は朝。

国際電話を親にしてやろう・・と思って公衆電話へ。

ところが電話のかけ方がわからない。。
両替も含めて30分ほどいろいろ試したが結局できなかった。
情けなくなってガックリした。

さて次は宿を確保しなくてはならなかった。

地球の歩き方を見て電話をする。

1軒目。相手の英語が早すぎてわからなかった。

がっくりきた。

2軒目。部屋は空いていたけど値段が高かったので辞めた。

泣きそうになった。。。

3軒目。なーんと日本語が聞こえてきた!
ダウンタウンにある台湾系の安宿だった。
値段もOK。
「1番のバスに乗って1番街で降りなさいね~。」
「は~い、ありがとう。」

と電話を切ったのはよいが、どこに1番のバスがあるのか
わからなかった。

「すみません、1番のバスに乗るにはどうすればいいですか?」

必死になって話した英文は今でもよく覚えている。

怒涛のアメリカ1日目が始まる。

つづく

●七海人流 【実戦こそが最も学べる時】

基礎基本さえ身につけておけば、あとは思いのまま。自分で辞書を引くのもよし、映画の会話文を盗むのもよし、英会話教室へ行くもよし、もちろん海外に飛び出るのもよし。自分の好きなときに好きなだけ勉強をして必要なレベルまで到達できるように「基礎基本」を伝授すること。「自主自立できるように!」これが七海人流。



文/七條正(しちじょう・ただし)
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■七條正プロフィール
元公立中学校英語教諭。学校教育の枠に収まりきらず退職。
その後、魂のルーツを求めて世界各地を放浪。ブラジルで運命の打楽器「チンバウ」に出会う。
東京銀座創業の「七海人(なみんちゅ)」代表。
各次元エンターテイメントを通して「縁のある人達の魂を呼び起こす」ことを志す。

■七海人英語塾(マン・ツー・マン)= 【大人は銀座で、子供は家庭教師で開講中】
詳しくはコチラ

■英語塾の卒業生からのコトバ

英語を通して生き方広がる『七條塾』

七條先生に英語を教えてもらって、一番変化したのは、私にも英語が出来るかもしれない!楽しい!と思えたことでした。英語コンプレックスの私は、海外に行く度、次回こそ英語をマスターして困らないようにしたいと誓い、習ってみるのですが、余計コンプレックスを助長されるような内容で、長続きしませんでした。七條先生は、私の実力に合わせて授業を進めてくれて、分かりやすいので、毎回とても楽しく、グングン実力がついてゆく実感があるのです。そしていつも、誉めて励ましてくれました。また、授業の合間に関連して話してくれる、ご自分が海外で体験された会話の1コマも、英語のみならず、民族性や文化の違いを感じさせるワクワクするお話でした。七條先生の人を育てる天性の才能は、一人一人の心に寄り添うことが出来る教育者であることだと思います。子供の頃こんな先生がいたら、もっと広い視野を持てて、人生変わったかなと思いました。子供から大人まで幅広い年齢の方が、七條先生に英語を習うことを通して、英語をマスターするのみならず、いろんな『自信』をつけてもらえてるような気がして、もはや自然に『七條塾』が、私たち生徒の数だけ誕生してる…そんな夢のある、あったかい英語塾です。(30代女性)


GCC劇場『銀座のなべ』第7話・・二日酔いの巻
・映像作家「七海人」プロデュース代表作品。出演:岡本朝子、渡邉孝典。

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■Heiz新価値度60(生き差間度100・TQ度100・BQ度20・銀座度0・EDGE度80)

必死だった時代のことは何でよく覚えているんだろう?今から思えば貴重な「初体験」。人の「初体験」を奪わないように気をつけねば。(編集部)



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ヘイズ銀座広報誌【新価値通信BE☆SEE】第7号





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