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テーマ:本のある暮らし(3191)
カテゴリ:本/映画が好き!
従姉妹セレクションの中から林真理子さんのエッセイ『旅路のはてまで男と女』を読んでみました。これは週刊文春に連載されているエッセイをまとめた1冊なので、読んだことある文章もいくつかありました。彼女の作品は週刊文春の中で一作読んだことがあるくらい。
なかなか面白い。洞察力というか、興味の対象がとても身近でわかりやすい。エッセイは焦点が自分と合わないとつまらないし、相手の意見を押し付けられているようで苦手な分野です。ただ、彼女の流れるような文章は、飽きさせず、そう考えるかぁ・・と思わせてくれました。(最近のライターのレベルは落ちている・・とズバッと書かれていたり・・) 『ポイント』という章でお箸の持ち方に触れています。林真理子さんのお母さんは彼女に結婚する男性に多くを求めてはいけない、「健康であること」「自分の仕事が大好きであること」そして「箸遣いがきちんと出来ること」を満たしていれば充分とおっしゃったそうです。 『東京タワー』(リリー・フランキー著)を読み終わったときは、お箸の持ち方よりも出来たてをつべこべ言わず残さず食べることに美を感じたのですが、「やっぱりお箸の国だもの・・」的な文章を読むと、そうだよねぇ・・と。NYに来て、こちらの方、皆さんお箸の持ち方が美しくてビックリしました。ポーランド人の「私スープしか飲まないの・・」という感じのお嬢も、お箸を器用に使っていました。 お箸ねぇ・・。かくいう私も躾に厳しい方の祖母・両親に育てられたのですが、お箸の持ち方だけはノーマークでした。大学入るまで持ち方はおかしかったです。どうおかしかったか覚えていないのですが、たぶん鉛筆の持ち方をしていた気が・・ 「女性のお箸の持ち方が変なのは許せないっ!」となぜか、私の持ち方を矯正し始めた友達がいます。凄まじい特訓でした。よりにもよって、しゃぶしゃぶの食べ放題のときに決行するんです。変な持ち方で、しゃ~ぶしゃ~ぶしようもんなら、箸でパーンと私の手をはたかれ・・。食べたい一心で直しましたよ。いまだに「ひまわりの厳しいお父さんでもできなかったことを、俺はした!」と得意げですが、感謝しております。 エッセイ中に林真理子さんの好みの男性が何人か出てくるのですが、そこは違ったようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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