Oakland Gardens だより

日本で1年間有効の「国外運転免許証」を取得してきましたが、
新しくニューヨーク州の住民になった場合、
90日以内に州の運転免許を申請しなければなりません。
同じアメリカでも州によって取得方法や条件、申請料金が異なります。
＊New York State Department of Motor Vehiclesはこちら

まず、最寄のDMV Officeで「Driver's Manual」という小冊子を入手しました。
免許の種類にはいろいろありますが、いわゆる普通免許(Class D)の
仮免許(Learner Permit)を申請します。
申請するには名前と年齢を証明する6ポイント分の書類が必要なので、
ビザ付きのパスポート＝3ポイント、Social Security Card＝2ポイント、
銀行のキャッシュカード(名前が印刷され、署名されているもの)＝1ポイント
を提示することにしました。
申請書(MV-44)は上記のウェブサイトからダウンロードできます。
身長(HEIGHT)をフィートとインチで書かなければならないので、換算しました。
1フィート＝12インチ＝約30.48cm、1インチ＝約2.54cmです。
「SUFFIX」は空欄、「EYE COLOR」は「BROWN」と記入しました。
※「Black eye」が「なぐられた後の目のまわりの黒あざ」を意味するため。

次に学科試験(Written Test)に備えて「Driver's Manual」の
Chapter 4～11を注意深く読んで勉強しました。
Written Testは四択で、20問中14問に正解しなければなりません。
道路標識は4問中2問に正解する必要があります。
ウェブサイトにもクイズがあったので復習しておきました。

申請書に記入し書類を持って最寄のDMV Officeに学科試験を受けに行きました。
受付に申請書と6ポイント分の書類を出して確認が終わったら、
係員の後ろに掲示してある11番の列のアルファベット(大文字)を読みなさい、と言われました。
列は7番から12番まであり、アルファベットは10文字程度で、これが視覚検査(Visual Test)です。
その場で写真を撮影し、ビニールバッグに入れた書類と番号札を渡されます。
学科試験コーナーの前で番号を呼ばれるのを待ちます。
番号を呼ばれて受付に行ったら「英語で受けますか？」と聞かれましたが、
日本語で受けることにしました。
ビニールバッグごと書類を渡すと、試験問題を渡されます。
テーブル付きの椅子が並んでいて、好きな席に座って回答を進めました。
ショルダーバッグを肩から掛けたままにしていたら
試験官に「バッグは床においてください」と注意を受けました。
問題は20問(1枚の用紙で表と裏)、ABCDの選択肢から1つを選んでアルファベットを書くだけです。
日本語が間違っている問題が2つほどありましたが、迷うほどではありませんでした。
回答を渡して名前が呼ばれるまで待ちました。

"You passed."と言われて一安心、書類をもらって別の窓口で料金を支払うと、
2週間ほどで「Learner Permit」が郵送されるとのことでした。
この料金ですが、夫は$52.50だったのに、なぜか私は$55でした。
内訳は、
PHOTO DOCUMENT FEES $20.00
LICENSE FEE $25.00(夫は$22.50)
APPLICATION FEE $10.00
ですが、同じように申請したのに不思議です…。

9日ほどで「Learner Permit」が届きました。
これで、運転免許を持っている人に同乗してもらえば
路上で運転の練習ができるようになります。
DMVでは最低30時間以上の路上練習(交通量の多い道での
10時間以上の路上練習を含む)を勧めています。

すでに夫が運転免許を取ったので、その後の経緯を記します。
最寄の自動車教習所で5時間の講習を受けたあと、
電話かオンラインで路上試験(Road Test)の予約をします。
講習料金は教習所によってまちまちのようですが、$40でした。
路上試験は自分の車で受けます(夫の家族の車を借りました)。
試験には必ず縦列駐車(Parallel Parking)が含まれます。
10分ほど運転してレシートのようなものを渡され、サインするように言われました。
「Temporary License」と書いてあり、合格したことがわかりました。
2～3週間でDriver Licenseが届くそうです。
路上試験は1回目不合格でも無料で2回目を受けられますが、
2回の路上試験に失敗すると$10払って3回目(と4回目)の路上試験を受けることになります。