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ヒロガルセカイ。

ヒロガルセカイ。

10。

   10。  ●このお話は R15指定です♪

すみません。本当にすみません。
目の前にしたら、「抱いてみなくちゃわからない。」なんていかに無理した発言か身にしみました。

部屋に入れてもらった途端に、もう抑え切れなくて。
抱き締めて床に押し倒して、股間を押付けた。
「レイプやがな・。」
くっと鼻で笑うと俺の背中に手を伸ばして俺のシャツを剥いだ。
「えらい喜んでんな。あかんで。」
「まだダメなのかよ。」
自分の息が獣のように荒くなっていた。
「よう我慢した。好きにしてええよ。」
「・・よかった、」
イラつくほどに見つめた唇に吸い付いた。
「ん、」
彼の腰が浮いた。
足が絡んでくる。
舌が入り込んで嘗め回す。俺も彼の中を舌でかき回す。
「っ・。」
彼の口元から唾液が零れて、銀色に光った。
つつ・・と走る唾液が、糸をひく。
「・・あ、あ・・」
だんだん鼻をくすぐるような声が聞こえてくる。

昨日の声、感じているあの声。

「くるしっ・。」
唇を離したら、けほけほっと咳き込んだ。
「・・大丈夫?」
「・・建ちゃんのよだれが多過ぎて飲み込めんわ。」
「え、」
「こんぼけ。・・獣やわ・・。」
彼が自分でTシャツを脱ごうと手をかけたので、「脱がせたい」お願いした。
「ええよ、」
はあ、と甘い息を吐きながら俺に体を預けてくる。
汗のせいでエンヴィの匂いが・・なんて濃厚なんだろう。ムスクの香りになっている。
腰のあたりの線が見える。
細すぎて、壊れそう。
そっと手を入れてみる。
「・・こらあ。上やろ。」
「・・ミカ。見せて。」
「おのれと同じもんがついて・。く。・・」
ミカのペニスも硬くなっていた。
「腹立つっ・・。」
俺の背中にしがみついてきた。
「力入る?」
「はいらへんよ!ないよ!・・ほんまに。建ちゃ・・。」
ゆっくり愛撫しているのが不愉快なのか、彼は苦しそうに呻いた。
「無理、無理や。」
「出していいよ、ミカ。」
「腹立つっ・・うん。」
びくびくと動くミカのペニスをしごいてみる。
自慰をするときを思い出して、こうしたらいい・・みたいな自分のポイントと同じところを攻めてみた。
「・・も。」
ああ、いいのかも。
息が荒い、肩に不規則にかかってくる。
「ああ・どないやねん・・なにそれっ・・。」
男娼は相手からサービスされることは無いのかな。
もうどろどろに溶けそうじゃないか、この体・・。
「ん!」
口を抑えて、俺の手の中に放った。

「・・・建ちゃん。制御装置が動かへんかって。」

「気持ちよさそう。」
俺は指と指の間から滴るミカの精液をテイッシュで拭いた。

「不愉快やぁ?・・超最新の制御装置やのに。」
「ミカは機械じゃないだろう。」
「ひくわ。考えてみてん自分。・・客に指でいかされてんで・・。」
「気持ちよかったんでしょう。」
「わからんわ。爆笑や。考えられへん。」

彼が悪態をつきながらも俺から離れないのが嬉しい。
「建ちゃん・・ゴムつけて。」
切れ切れの声が耳元で囁く。
「え、」
「不法侵入は許さへん。若気の至りではあかんよ・・。」
「・・無い。」
「なんやて。おのれはいつも生なんか!カキタレ、よう入れさすなあ。」
「俺のことを誉めてくれるんじゃなかった?」
「なんですか、このバイタリティさは?ありえへん。」
文句を言いながら俺の首筋に手をはべらせるあひる口の、お尻に手をまわした。
「貪欲やな。その欲望が地球を動かすんやなあ。」
「何を言っているんだよ。」
「・・・・ん。」
腰を浮かせて、おれの指を誘い込んだ。
慣れない俺の指は最初から、くの字に曲げていて・・。
「んん!!」
びくん!と彼の体が跳ねた。
「な・・なにしてんねん!あほちゃうかっ!・・いやらしい。」
でも指を銜えてくる。なんだ、この筋肉。びくびく動く腰が艶かしい。
「もっと奥に入れるんだよね。」
「・・聞くな。」
はあはあ、と顔が赤い。
「んもう、・・建ちゃん。入れてみいな・・。」
「いいの?」
「テイスティングはもうええやろ・・。求められてるのがわかるねんて・・。」


  →11話へ続くのだ。



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