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ヒロガルセカイ。

ヒロガルセカイ。

7。

   7。

部屋に入るなり、アヤは大人の男の力で突き飛ばされました。
どさっと、カーペットの上に落ちます。
「・・・つ!」
むくっと起き上がると、きっと睨みつけます。

「金は払った。だからこちらの要求は呑んでもらうよ。」
すたすたと革靴が歩いていきます。

「・・志信さん!」
「騒ぐな、うるさい。」
ばさっと上着を脱いでソファにかけます。
ネクタイを外して、シャツも脱ぎます。
意外に鍛えた上半身が見えてきました。

「アヤ。脱ぐか脱がされたいか。」
「どちらも嫌です。」

「覚悟決めろって言っただろう。可愛い顔してても焦らされるのは好みじゃない。」
「あなたは俺のツレの・・。」
「まだ言ってるのか。呆れるな。」
ベルトに手をかけながら座り込んだアヤに近付きます。

「来ないでください。」
「無理。」
ぐいっと持ち上げられました。

「嫌です。」
「金は払った。」

「返します。」
「体で返せ。」
どん!!とベッドに沈められます。
アヤのネックレスにひっかかったのか、布団の羽毛がふわふわ舞います。
自分の髪に触れる鳥の羽に、飼い殺しにされそうな自分の今の姿をあわせて、ぞっとします。

「震えてるのか。」
声と共にのしかかってきました。
「・・やめてください。と言ってもやめませんね・・。」
「その諦めた瞳が憎たらしいな。」
唇をなぞられます。
「さっきから生意気な口を利いて。好みなんだ。・・ぞくぞくする。」

ぞっとするのは、こっちです!!

「む!!」
唇を塞がれて熱い舌が入ってきました。ぐぐっと体が体重をかけてきます。
「んんーーー!!」
じたばたと抵抗しますが、そのとき股間につきささる感触が。
同性の興奮状態が伝わってきてぞっとします。

「・・・!!」
突き飛ばそうとして腕をとられます。

「暴れるな。いらつく。」
「何いってるんです!!」
強引にベルトを外されて、ジーンズをはがされました。
「や!ちょっと!!」
「ちょっとじゃない。・・すこしおとなしくさせないといけないなアヤは。」

志信が黄色い液体の入った小瓶を取り出したのが見えました。
「・・なんですかそれ・・。」
薬か??と思って、ぎょっとしましたが。
「私が入れる前に一度。アヤがイク瞬間を見せてもらおうか。」

「は???」
下着を下ろされていきなり奥に指を入れられました。
「痛い!!」途端に拒否。

「だろうね。・・じゃあこれは?」
にゅっとなにか液体が入り込みます。その暖かい感じは・・?お風呂にはいったようなこのぬるさは・・?
「なんです・・?」
びくびくしながら聞きますが。

「潤滑剤の新作。ホットゼリーだよ。気持ちいい?」

「さっきよりは・・・なんか・・。変な感じ。」
にゅるにゅるとした何かが入り込んでいきます。
「ん?・・・・んん?」

からだの奥にちいさな火がつきました。


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