おぼろ二次元日記

子供時代、いや大人になっても誰でも持つであろう選民意識。
その危うい考えに染まったコダマ。


「オレは選ばれた命だーーー！！！」


けれども、「選ばれた命」と信じて疑わなかった
父の命はいとも簡単に自分の手によって潰されてしまった。
その時、見せた涙は肉親の死への涙・・・それとも？



「強さ」



次のパイロットに選ばれたコダマが尊敬しているのは
不動産業を営む父。
怪獣騒ぎですら商売に利用する父に反発する兄。
コダマは人を利用して世間を渡っていく父が自慢だった。
そして、そういう人間は何をしてもいい。
もちろん自分もそれができる人間だと思っている。



椅子に座ってジアースを思うとコクピットに
転移できる。
「人の命に関わる体験は人の糧になる」
ワクの死も全て、自分の糧になる。
そういうコダマを非難するマキやマチ。
妹を虐めるウシロよりも「性質が悪い。」



内閣官房ではロボットの対策を検討中。
地球外の物も視野に入れて。
コモの父親の肝いりで国防軍の法的処理も
進んでいる。
もちろん１５人のチェックも。


コエムシが全員を招集する！
「来るぜ！！！」


相手を倒すためなら民家や市民が巻き添えになっても
構わない戦いをするコダマ！
「たくさんの命があるのだから死んでも構わない。
死ぬのは運命。」
コダマの言葉に反論するコモ達！！！



ワイヤーを使った敵の攻撃に足を取られるも、
それを利用して投げ飛ばすジアース！！！
しかし、その時の転倒で父親の車が！！！
涙を流しながら敵に止めを刺すコダマ！！！
「パパが死ぬわけが無い！！！」


戦いはジアースの勝利に終わった。
眼鏡は伊達だった・・・「頭が良さそうに見えるから」
そう言っていたコダマは死んだ。


コエムシ「言ってなかったっけ？

このロボットは人の生命力で動くんだ。

戦いのあと、死ぬってことだよ！！！」



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



「やばい、、ゾクゾクする。

今オレは人の死に関わってるんだ。」


コダマ・・・本当にこんなのはヒーローがやることじゃないですよ！！！
人の命を手の上で転がす快感。
ヒーロー気取りの少年は、現実の人の心の痛みや哀しみを
忘れてしまった子供でした。
父親は人の不幸も食い物にして成り上がってきた
大人。



「何をしても許される。」
ため息です・・・！！！
そういう悪人は必ずいるのは事実だけど・・・
でも、それが選ばれて許されることだと考えないで欲しい。


ワクのことも、怪獣騒ぎで死んでしまった人も
全て自分の糧になる。
「弱肉強食」
弱いものをいたわる心があるから「人」なのだと
思う・・・。それなのに・・・。


自分が「選ばれた人間」では無かった・・・。
それを知った時、もしコダマが生きていたら
どう感じただろう？



それにしてもコエムシ・・・


「どうせ、あいつ等は死ぬ・・・！」


グオオ！！！石田さん、怖いよーーー！！！




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