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テーマ:アニメ!!(3877)
カテゴリ:ライトノベル・アニメノチカラ
「その時は笑顔で笑って別れればいいじゃないか。」
ロレンスの言葉にホロは・・・!? 「狼ととめどなき涙」 あらすじは公式からです。 暴動で混乱に陥ったレノスの町の裏側で、商人同士の商戦も勃発していた。 それを勝ち抜くべく奔走するエーブとロレンス。 しかし、商人の誉れである莫大な利益を目前にして、ロレンスの胸には 一抹の不安と迷いがあった。 傍らのホロはそれに感づくのだが…。 ******************************* 命を賭けてまで儲けた金に何の意味があるのか。 金だけに生きる意味はあるのか? 最終的にエーブと決裂してしまったロレンスですが 何とか彼女が残した一枚の念書でホロを取り戻すことが できました。 もちろん、ホロの気持ちも。 50人会議の決定・・・現金取引に限るという内容に 毛皮商人や加工職人の不満が爆発して暴動になってしまった街。 メルタをそっと抱き締めるエーブはとても優しいですね。 リゴロの家で彼女に少しは癒されていたのでしょうか。 全ての準備を整えて宿で落ち合うことにしたロレンスとエーブ。 船の手配に行くエーブと分かれてロレンスが向った先は ホロを取引するデリンク商会。 その前にロレンスが隠し事をしているのを追求するホロ。 エーブは岩塩を石像に誤魔化した密輸でも利益を上げていた。 取引相手としては二重の危うさを持ったエーブとこれ以上の 取引は危険すぎる!? きっとホロに言えば、取引を止めろ、命を賭けるようなことではない、 という、だから言わなかった。 それを聞いてロレンスを平手打ちするホロ!!! でも、ロレンスはそれよりも先を見越していた。 もし、自分が失敗したら狼の姿に戻って逃げたホロに愛想を尽かされ、 別れることになるだろう。 それはホロが望んだことでもあるから。 口をつぐむホロ。 ロレンスのことは計算高く、冷徹な商人だったと記憶しておく。 「わっちの連れがつまらない商人では 困りんす。」 約束どおり、金貨でホロは買われ・・・ドアは閉められた。 「なぜ心が躍らないんだ!!!???」 宿に戻ったロレンスだが、先に来ていたエーブは何か隠したものが? 約束通り金貨は持ってきた。 この金で毛皮を買いつけ、手配した船で街を出て、売る先も 決めてある。 あまりにも危険だが上手く行き過ぎる商売にロレンスはエーブに 真実を問いかける。 疑念を抱いているロレンスに、命のやり取りも含めた商売に 恐怖を感じながらも金を稼ぐ理由がある、といきなり刃を向けるエーブ!!! エーブが扱う岩塩の密輸で教会も潤ってきた。 だが、新たな後援者の登場・・・毛皮の取引でエーブが商売を斬られそうに なった時に現れたのがロレンスだった。 エーブが組合に所属するロレンスと組んだとなれば簡単には 口封じはできない。 盾代わりにロレンスを使いながら、毛皮の取引でも教会を出し抜こうと した。 それはもちろん、ロレンスも含めて! 刃を再び向けたエーブだが、そこはヘタレでも力はあるロレンス! 逆手に締め上げて形勢逆転! エーブは自分が岩塩で稼いだ金も全部、使って毛皮を買い付けるつもりだった。 ロレンスが持ってきた金貨と同等かそれ以上の金額。 それだけの金を持っていながらさらに命懸けの商売にかき立てられるエーブは・・・。 「金儲けの果てにいったい、何が待っているのですか?」 締め上げる手に力が入りすぎて、咳き込み始めたエーブに 気付くロレンス。 自由になったエーブはアロルドも死んだ前の亭主も含めて、 稼がなければいても立ってもいられない商人の性なのだと答える。 気を一瞬、許したロレンスは馬乗りになっていたエーブから 何事か囁かれたが・・・ 顔に一発喰らって気を失ってしまう。 雪の中に放り出されたロレンスは親切な男性に助けられた。 が、側にあった念書を見てびっくり!!! 口の中の血はさぞ苦く感じたでしょう、ロレンス。 急いで立ち上がって、デリンク商会に直行!!! 一人でいたホロの部屋に現れたロレンスは尻尾の毛を思いっきり 逆立てたホロに激しく叱責される!!! 「丸ごと奪われただけだ。」 金貨も、毛皮の商売の利益も。 残されたのはアロルドの念書だけ。 決意して別れたはずなのに。 またロレンスに平手をお見舞いして、自分の思いのたけをぶつけるホロ! 「わっちに何を願う、何を望む?!」 狼の姿になって、ここから脱出したいというロレンスを 噛み殺す勢いのホロ! 思わず変身アイテムの麦を取り出して口に含もうとするけれど その手をそっと押さえるロレンス。 「オレはお前が好きなんだ。」 ゴホゴホ!!! 望むものが手に入ればきっと色褪せる。 エーブも欲しいものを手に入れる瞬間まで夢見ている。 だから危険な商売でも止められない。 ホロが怖いのはそれときっと同じことなのかも。 でもそれを悲観的というロレンス。 「望まなければ絶対に手に入らない。」 「たわけがー!!!」 大粒の涙を流すホロ。 こぼれた麦を拾いながら「来るべき時が来たら、笑顔で別れればいい」と いうロレンス。 メソメソしているのがロレンスの好み? ここからはいつもの二人に戻って気持ちの確認♪ 手チッス! 全ての責任を負うことになったロレンス。 また蹴りが入ったー! 「わっちの連れがヘタレでは困りんす!」 「お前の優しさが怖いんだからな。」 そっと口付けるロレンスに赤面するホロ。 「わっちが主に惚れたら困りんす。」 「姫様、お手を。」 外は雪。 鳴り響く鐘の音は二人の新しい出発の合図。 ということで「わっちとロレンス」の物語の二期が 終了しました。 ED無し、鐘の音が印象的なラストでした。 アロルドの念書を置いていってくれたエーブ。 「期待しているからだ。」 非情になりきれない、金の亡者ではない彼に人間として 期待するのと、自分と同じ土俵に上がる非情の商人としての これから、と両方なのかもと思いました。 そしてホロが言った「何を願う、何を望む?」にもつながること なのでしょう。 期待・・・ロレンスもエーブも、そして悲観的だったホロにもね。 今期はホロの身を何かに賭けて商売をする、という危ない取引が 多かったですが、そのたび二人の絆は深まって、さらには怯えた ホロのほうから別れを切り出す展開になってしまいました。 店を持ちたいロレンスの夢を一番に考えたホロの優しさは まだ「旅の途中」と気付いたロレンスによってひっくり返されて しまったわけですが、「賢狼」も時には甘い瞬間に酔っても 良いのではないでしょうか♪ 先に待っている別れが辛くても、今回のような涙をすることに なっても最後は「笑顔で別れる」。 その言葉を思いながら。 二期・・・作画は安定していて安心して見ていられましたが、ロレンスと ホロの言葉遊びの部分と商売の取引部分についてはやはり何度も見直して 確認しなければならないこともありましたねえ。 ライトノベルをアニメ化する時に気をつけなくてはいけないのは 説明部分が多くなりすぎてしまうことですが、この作品はそれが 逆に足りなく感じてしまうことがありました。 説明画を入れると作品の雰囲気を壊してしまうのでそれも難しい ところですけどね。 アニメ化するのにふさわしい作品か、動いてなんぼのものさしで見て しまう私には相変わらず考えさせられる作品です。 もちろん、キャラがしゃべって動くだけでも至福な瞬間では ありますが。 人と神は生きる時間が違うけれど、恋する気持ちは同じ。 夢を追って商売を続ける二人の馬車の歩み。 今夜もどこかで乾杯していることでしょう♪ あ、まずお金を取り戻さないとね! 【送料無料】狼と香辛料II O.S.T 狼と「幸せであり続ける物語」の音楽 【23%OFF!】狼と香辛料2 (2)(DVD) (2009年11月4日発売/発売日以降お届け) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月25日 07時53分36秒
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