おぼろ二次元日記

悲しんだり、失ったりする世界から誰もが昼寝が出来る世界に。


「ライナ・レポート」

あらすじは公式からです。

「何かを無理やり変えたいと思ったことはなかった。
けど、変えなきゃ悲しいし、もう何も失いたくない
から───
めんどくさい話だが、そろそろ前へ進もうかと思う。
誰もが、何も失わない世界を手に入れるために。
みんなが笑って、昼寝だけしていればいいような世界へ」


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個人的にはかなりツッコミ所が満載で・・・

前回、スプラッタで悲惨な場面を描いた割には
この世界がいかに酷いかというのがあまり伝わってこないんですよねー。
主要キャラが世界を変えようと必死になる。
その熱もあまり伝わってこなくて、一番見たかったかもしれない


シオンがどう玉座を掴んだか。


それもスルーなんですかー！ってことで。
主人公がライナならそれも仕方ないですかね。
囚人なら


お約束は強制労働でしょ！！！

それが本を読みまくってレポートとは優雅な刑務所生活があったものです。
全体的にライナが持つ軽い雰囲気で作ろうと思ってるのかな。
戦国ＢＡＳＡＲＡ仕様で。（笑）



エリス家に呼ばれたシオン。
手土産は当然、団子♪


「今、僕はちょっとした英雄扱い」


そんなシオンを自宅に呼んだのが当主のルシル！
ルシルはシオンの気持ちを確かめようと言う。
アスタールの血を引くものならばどんな出自であろうと
資格がある。王となる資格が！


質問を受ける覚悟を決めたシオン。
せっかく拾った命を・・・兄は容赦しないことを知っているフェリス。


「せっかく拾った命、だからこそだ。」


高等収監所に入ったら一生出てこられない。
看守は妻に新入りは２０歳にもならない若者だと言う。


その看守に頼んでライナは紙、鉛筆、そしてあらゆる図書館から書物を
取り寄せてもらい、勉学を始めた。
牢屋の蜘蛛を友達にして。


看守の娘が歩き出し、商売もまあまあ軌道に乗り、外は冬になった。
看守は７年前までは軍人だったのだと言う。
仲間を全て失い、部隊長から志願して牢の看守になったのだと言う。
人が死ぬのは嫌だ。



勉強を続けるライナだが、昼寝をしている間に尋ねてきた人物がいた。


「なるほどな。

これがお前の選んだ道か。」

「こんなところでいつまでも昼寝が出来ると思ったら

大間違いだぞ？」

シオン！



しばらくして、ライナが本の下敷きになりそうになった時、
看守が迎えに来て、牢から出ろと言う。
手荷物の持ち出しは禁止。
悲しそうな顔をする看守にわかれを告げて、外に出ると待っていたのは


世界が崩壊するような美貌の女剣士！！！


迎えが一人とは・・・


「ここで逃げさせてもらう！！！」

まだ死ぬわけにはいかない！！！



が、手足に収束した魔法を武器に戦うライナに
剣一本で立ち向かう少女！！！
複写眼で見ても剣以外、何も使っていない！！！
驚くライナに剣を突きつける少女フェリス！



でも、フェリスは手加減されていることに気付いていた。
水ではなく炎の魔法を使えばもっと有利に戦えたのに。
世界が滅びる美貌を失いたくない・・・”色情狂”呼ばわりされた
ライナのもっともらしい（？）答えに納得したのか


「王が待っている。」


ライナを強制連行するフェリス！


王宮にたどり着くと・・・


「ようこそ、ライナ！わが王宮へ！」

「よっ！」と手を挙げた黒い旧友を前に昼寝を始めようとするライナ！
フェリスの評価は「兄以外で始めて手加減された」と。


シオンはライナの注意を引くためにいきなり「キファは死んだ」と言う！？


「嘘だよ。」


黒すぎるーーー！！！

キファはライナのことをシオンに託して国外に出たのだと言う。
世界を知るために。


牢で書いたレポートは読ませてもらったというシオン。
書かれていたのは「昼寝王国を作るために」。



「伝説の勇者の遺物」を抑止力に使って、戦争状態を止め、
新しい国作りを目指す。
その案を採用するシオン。


「勇者の遺物をかき集めてきて欲しい。」


ライナだけではさぼってしまうかもしれない。
フェリスに同行を頼むシオンだが、フェリスは兄以外の命令は聞かないと拒否！
シオンはルシルの許可は得ていると言う。
命令に従わなければ贔屓の団子屋を潰すとも！？



「二分以内に旅立て。」

「後、一分！」

「では、王！行って来る！！！」

強制的にライナを掴んで出立するフェリス！


出発はシオンも同じ。
姿を現すルシル。
まだ歯車が新しいうちは壊さない。
そしてシオンとライナの道はここで一度、分かたれた。


悲しんだり、失ったり、自分で選べない人生はあまりにも苦しい。
その上に家族や親しい者が死ぬのは嫌だ。
そろそろ前を向こう。
失った命、戦いにも正面から向き合おう。
皆が笑いあって、失わない、昼寝ばかりできるような世界へ。
フェリスと旅立つライナ。



自分の力に対する嫌悪感に引っ張られること無く、前を向き始めたライナ。
キファの「生きて。」
その思いをやっと正面から受け止めることにしたのですね。



王として立つことを決意したシオン。
ライナの策を実現できるのは自分しかいない。
昼寝など絶対にさせない。



シオンには王になる資格がある。
使えるものは全て使う。
拾った命も。
エリス家に認められた二人の出発ですね。

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