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テーマ:アニメ!!(3877)
カテゴリ:ノイタミナ
夢はかなう。
歌姫の歌声は世の中に届くのだろうか。 「無情のうた」 あらすじは公式からです。 坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖“ああ無情”」より 海勝のもとに虎山がまた不可解な事件を持ち込んだ。 無認可タクシーが正体不明の女に配達を頼まれ、あるお屋敷を訪ねて、 トランクを引き取った。 運転手がトランクをあけたところ、トランクの中にあったのは、そのお屋敷の主 ・投資家の長田久子本人の死体だった。 トランクを屋敷の門番に預けたのはこれまた謎の男。 海勝は、これはグループの犯罪に見せかけた単独犯の犯行と推理、捜査線上に 浮かんだ容疑者・荒巻の捜索が始まる。 その数日後、新十郎は長田久子の娘、長田安と出会う。 海勝の推理で浮上した容疑者は、真犯人ではないという安。 母・久子はずっと以前から脅迫され、毎月品川のホテルにお金を届けていたという。 脅迫犯について「もしかしたら夜長姫の……」と気になる言葉を漏らす安。 夜長姫とは、一世を風靡した国民的アイドル。 彼女たちは日本の海外出兵をきっかけとする報復テロに対し、徹底抗戦を歌った “戦時下”のカリスマだった。 だが終戦後は、その内容故に彼女たちの歌は、検察庁連合調整部によって 放送・発売禁止となっていた。 謎の殺人と放送禁止アイドルを繋ぐ線とは何か。 捜査を始めた新十郎の見たものとは。 *********************************** 一回、見ただけでは理解に苦しむ~・・・というか、この作品は 推理物としての面白さよりも時代背景に対するノスタルジー・・・ かなり視聴者層を絞った作りになっているように思います。 あと、原作者様好きーとか。 ジブリの「コクリコ坂」も郷愁を覚える世代ほど受けが良かったですからね。 視聴者が面白さをどこに感じるか、自己満足にならないといいなあ・・・と 先週の感想に引き続き、危ういものを感じます。 (ノイタミナだから打ち切りは無いと思いますけどね。) 発禁になってしまったものを違法配信、DL、ドルプリ・アイドル、 アプリ・・・と今時のものに対する警告も含まれてやっぱり會川さんだなと 思った二話です。 人気アプリ「夜長姫」のデータ配信イベントにアルバイトで並んだ 新十郎と因果。 しかし、急遽、配信元が捜査を受けて配信停止に!? その頃、殺人事件発生! 投資家、長田久子の死体をスーツケースに運んだのは白タクの運転手。 タクシーに乗って依頼したたのは女、家の前に運んだのは男。 もしかして同一人物では? 海勝の推理で疑われた男は女装癖のある男、荒巻。 けれど長田の娘・安に調査依頼された新十郎は彼女から荒巻では ないと言われる。 久子は何者かに脅迫されて品川のホテルで金を渡していた。 「もしかしたら夜長姫の・・・」 相手は国威高揚のために売り出されたアイドル、夜長姫3+1のメンバーの2人。 犯人は夢乃と男装OKな久美? そうではない。 否定した二人にエリの亡霊では・・・という因果の言葉に混乱する夢乃! 因果は能力を使って夢乃に問いただす。 因果の性急さを留める新十郎だけど、「本当の人間を見せてくれるって!」 因果はトイレにいた夢乃を問い詰める。 「答えて。 四人目の夜長姫を・・・誰?」 実は夜長姫は4人で、うち一人エリはテロに遭って亡くなったメンバーだった。 会ったこともないという夢乃と久美。 夜長姫は久子もスポンサーになっていたアイドルで、テロの映像データを 持ってきたのも久子だった。 それを話題にすればきっと売れるから。 目論みどおり、夜長姫は売れて役割を果たした。 その後、検察庁連合調整部によって発禁となってしまう。 四人目のエリの声は・・・長田の家であった安のものだった。 どうしても歌が歌いたくて歌手志望だった安。 でも、今、発禁の夜長姫の四人目が歌手としてデビューすることなんて 出来ない。 歌うことを奪われた! そして母を・・・。 被害者を自分の家に運べば、家族は決して疑われないだろう。 男装して死体を家に届けたふりをしたのは安本人だった。 荒巻は痴情のもつれで女装したまま死んでいるのが発見された。 自殺・・・。 「夜長姫の四人目」に使われた自分の声は決して世の中に 出ることは無い。 もう一度、配信サービスを始めようとする企画会社。 待っているファン。 しかし、全て違法データとして削除されていく。 その影に海勝の影・・・。 母を殺しても何の意味も無かった。 墓前で泣き崩れる安。 ということでメディア王、海勝の本性が垣間見えたエピソードでした。 少女の小さな夢は国威発揚の露と消えました。 母が彼女の夢を潰したのはいずれ海勝によって潰されるのが分かって いたからかもしれませんね。 「夜長姫」の四人目を知る者はもしかしたらこの世から・・・ そんな気がしてなりませんでした。 残った夜長姫の二人も生活費をもらう、ということで久子と会って いたのですが、今後、どうなるかが心配です。 近未来に情報統制されていたあの頃を重ねて。 真実を掴んでも公にできない新十郎たちの捜査は虚しく 「敗戦」と呼ぶにふさわしいキャラと思えてきました。 TB送信先URLはこちら♪ http://kiraboshi714.blog55.fc2.com/tb.php/385-f2c7a289 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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