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テーマ:アニメあれこれ(26112)
カテゴリ:アニメ
天女の白衣は天高く、舞い上がってしまった。
幼馴染への愛は・・・。 「宗貞と吉子 僧正遍昭」 あらすじは公式からです。 良岑宗貞は小野良実の娘・吉子と子供のころから兄妹のように育った。 男たちの「百夜通い」の話との吉子後宮入りの噂を耳にすると、宗貞は 自ら百夜通いに挑むことを決意する。 子供の頃からお互いを想いあっていた宗貞と吉子。 気持ちが通じあったかのように見えた二人だったが、 宗貞は結婚したら宮仕えして自分の能力を試したいという吉子を説得でき ないまま、膠着状態が続いていた。 そしてついに運命の百夜目が訪れる。 *********************************** ヨナの貫之に佐藤祐四氏の喜撰法師。 二人のプロローグで始まった第三話です。 貫之の事を「ネカマ」と言ってしまう定家。ぷッ!!! テストで必ず出る「男もすなる、日記といふものを・・・」が まさかオカマ扱いにされるとは、さすが漫画。(笑) 今回の歌は以下の通り。 ☆和歌物語 二 登場人物:良岑宗貞(僧正遍昭)、吉子(小野小町) 宗貞は幼馴染の吉子の百夜通いに挑戦することになってしまう。 あまつ風 雲のかよひ路 ふきとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ -『百人一首』第12番僧正遍昭 ぐぐってみると二人は確かに親交があり、贈答歌のやり取りをしているとの事。 恋愛エピソードに仕立てられた元歌もちゃんとあるようですね。 宗貞は桓武天皇の孫で当時はかなりのモテ男だったようで。 政争に巻き込まれた自分の両親がどんな道をたどったのか良く分かっていたの ですね。 だから吉子が入内するのを止めようとしたのだけれど・・・。 今の私達の考えでいけば、「今時、嫁の就職を応援しない夫なんて!!!」 なんだろうけど、当時はもっと入内は他の男との恋愛関係に発展する危険性の ほうが高かったんでしょうね。 源氏物語を読めばさくっと分かりますね。 宗貞も言っていましたが結婚していても帝の眼に止まれば、言われるままに なるしかない。 宗貞は本当に幼馴染を愛していた、だから頑張って吉子の条件、「百夜通い」を 頑張ってやり通す=説得しようと思ったのに。 吉子の夢は自分の才能を宮廷で試すこと。 宗貞のことは好きだけど、何度も決意しようと思ったけれど 夢を捨てることはできなかった。 百夜目。 宗貞が川に転落して命からがら、館にたどり着いたとしても、 押し倒されても!(苦笑) 「春すぎて夏來にけらし白妙の 衣ほすてふ天の香具山」持統天皇 この歌が好きで持統天皇のように生きたかった吉子。 夢を見ている、と宗貞がばっさり言ったように、全部は読んでいませんが 里中満智子先生の『天上の虹 持統天皇物語』を読めば、それはそれは 苦労ばかり。(苦笑) かといって、家で夫を待つ身になると藤原道綱母みたいに寂しい想いを しないとも限らない。 吉子の選択が良かったのかどうかは本人たちだけが知るところ、です。 とにかく、 夕夜さんの宗貞が素敵過ぎる!!! 貴公子然と振る舞う時の口調、幼馴染同士のちょっと意地悪な感じを 込めた口調と転がりまくりです!!! チョップを食らっても良い!普通なら絶対、落ちるよね。(笑) fc2サイト記事はこちら♪ TB URLはこちら♪ http://kiraboshi714.blog55.fc2.com/tb.php/747-438f10da お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年07月18日 17時11分20秒
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