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テーマ:アニメ!!(3876)
カテゴリ:アニメ
私達はどこから来て、どこへ向かうのだろう。
学ぼう、翠の星の考古学を。 「翠の星の伝説」 クーゲルはすでに亡くなっていたが、彼の思考を引き継いだのが ストライカーだった。 人間たちの思考を停止させ、支配する存在になったストライカーに レドとチェインバーが戦いを挑む! ********************************** 人間は考えることを止め、立ち止まってはいけない。 「進撃の巨人」のOPの歌詞「家畜の安寧、虚偽の繁栄」を ふと思い浮かべました。 クーゲル船団の人々はストライカーを神と崇め、自ら思考し、 決断することから解放された事を真の平和と定義していましたが、 人間はこの地上に存在を確認されてから真の幸福というものを 自分たちの手で選び取ってきたんですよね。 自分らしい幸福を、自分が護るべきものを。 前期の「PSYCHO-PASS」でも描かれた完璧と思われる社会体制は 全て機械仕掛けでイレギュラーを弾いていく世界。 人々は自身の運命の選択を機械に任せ、それで”安心”という 対価をもらって人生を歩む。 でも、それではもう”生きている人間”ではないのですよね。 自分が何の意志ももたない、ただの冷たい金属に支配されていると 知った時、レドの決意はなされました。 まずパイロット有き、なチェインバーも人類に奉仕することが 自分の役目と判断。 人を支配下に置こうとするストライカーの存在を認めない! 「身内の恥」 とレドは言いましたが、果たしてチェインバーに伝わったかな?(笑) 変革を求めたフランジとピニオンには大きなツケが残りましたね。 でも、ピニオン、最後はしめてくれました! 「俺と兄貴は見つけた夢の島は絶対、放さねえ!!!」 圧倒的なクーゲル船団の火力の前に、付け焼刃な武器しかないピニオン・フランジの 船団側は撤退を決意する。 ピニオンは島ごと死ぬ気だったのですね。 それを許さなかったのがラケージ!!! こんなかっこいいオネエサマだとは思いませんでした!!! いくらピニオンの髪の毛ばさー!で萌えて、それを櫛で整えようと ラケージの男前度にはかないませんわ!!! ザリガニ型ユンボロで見事、ピニオンを救出! ストライカーはクーゲルの戦闘能力を最大限に引き出しているので レドは劣勢に。 機械化融合させてレドは何とか対抗するけど時間があまり無い。 そこに現れたのは カイトに乗ったエイミー!!! 自分もチェインバーも「身内の恥」をさらすだけ。 戻るべき星も帰るべき艦もない。 刺し違えるつもりだったんだよね。 でも・・・ 「帰ってきて!アタシたちのガルガンティアに!!!」 一緒に夢を追いたい、そう思える人に出会ったから。 レドも思う。 「死に方は分かっても生き方は分からない」 「生き方を一緒に探してくれる人にもう一度、会いたかった。」 零れ落ちる涙・・・。 チェインバー、なんとレドを「パイロット不適格」と判断したあああああ!!! いきなり操縦席ごと離脱させられてしまいましたよ!!! パイロットとしてはストライカーと刺し違える結論を出した レドを支持していたんだよね。 だけど・・・ チェインバーは「パイロット支援啓発インターフェイスシステム」。 パイロットの成長と自立を促すシステムなんだよね。 彼はただただその任務を遂行したに過ぎないのだろうけど、 「生存せよ。探求せよ。」 空と海が多くの可能性をもたらすだろう。 最大の成果を期待する・・・ レドを助けたかった、としか受け止められないですよね! レドの頬から大粒の涙がこぼれる。 (私もーーー!!!) 「くたばれ・・・ブリキ野郎!!!」 ストライカーとともに爆発するチェインバー!!! あああ・・・。 最後の言葉には思わず失笑しちゃったけど涙が止まらないです! チェインバーの退場は残念だけど、人間の社会を築くのは人間であること。 レドが頼るべきは次はガルガンティアの人たちなのだという、独り立ちと 機械化任せにはしない、という意味でチェインバーはここで退場したのだと 思います。 戦いは終わった・・・。 エイミーの先導で、ガルガンティアは五賢人とリジットの判断で 秘密兵器の「天のハシゴ」を起動させ、爆薬の詰まった船を 飛ばしてクーゲル船団の砲塔を破壊する!!! マスドライバー・・・これがあればもしかしたら、レドは戻れるんじゃないかな、と 思ったけど、もうそこまで高く飛ばすことができないんだね。 何よりレドが選択した世界は決まっているんだから。 正しい歴史を学び、人々は後世に生かそうと心がける。 オルダム先生、べベルが人々とクジライカの歴史を皆に 伝えようとしています。 レドはそのお手伝い。 クジライカともコミュニケーションが取れる可能性を見つける ところまで来ました。 ということで1クール、丁寧にレドの成長を追った素晴らしい物語でした。 生きる目的を失った少年が、一度は与えられた使命に生きる拠り所を 見出し、がんじがらめになってしまう。 けれど、自分で思考し、選択し、自分にとって大切だと思える存在を 見出すこと、大事なもののために生きようと思う心が素晴らしいことだと 気づくまで成長することができました。 それから共存共栄。 翠の星を守っていくために何が大切なのか。 私たちの心にたくさんの置き土産を残してくれた作品でした。 スタッフ・キャストの皆さん、お疲れ様でした。 fc2サイト記事はこちら♪ TB URLはこちら♪ http://kiraboshi714.blog55.fc2.com/tb.php/1266-5668f2e5 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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