|
テーマ:アニメ!!(3877)
カテゴリ:アニメ
昼も夜も休みなく働き続ける男。
全ては家族の生活のために。 「潮わく谷」 あらすじは公式からです。 雪の時節も青々と実りをたたえる里。 眠りにつく事すら無く農事に精を出す男は、その脈動と共に何かを刻み続ける。 家族が生きる地の為に、そして己の血が為に──。 **************************************** 母の愛、父の愛・・・ですねえ。 雪山で遭難しかかったギンコを助けてくれたのは豊一という青年。 彼は昼夜かまわず働いて谷を切り開き、棚田を開き、今の豊かな 生活を得た。 ギンコはその豊かな生活が蟲絡みであることに気付き、助言しようと するけれど、豊一の父に妨げられてしまう。 しかし、豊一が限度を超えて働き、倒れるという事態になって 初めて父親は息子の身体を気遣い、亡くなった妻であり、母である千代の 願いを考える事にしたのですね。 「乳潮」という蟲は産後間もない動物に寄生し、自らの栄養のために 母親の体液を乳に変え、宿主が成長すると植物の発育を促す匂いを発する。 その間、宿主に寝る間も与えず栄養を摂らせて自らの力を高め、宿主が 力尽きれば体を出て別の赤子をおびき寄せる。 豊一はもしかしたら蟲の力があっても無くても、失ってしまった母の代わりに 父親を幸せにしてあげようと必死で働いたのではないかと思います。 自分の生を母の死と引き換えにしたものだと思っているのならね。 でも、千代が思ったように、母親はきっと子供の笑顔と命のためなら 何でも差し出すんじゃないかと思いますね。 (今の世の中ではそうではない事実も多々ありますが・・・。) 息子が背負った荷から解放してあげようと真実を話したお父さん。 豊一が元気で生きながらえる事が亡き妻の願いだから。 でも、もう豊一も守るものがある、一人の親でした。 蟲が与えてくれた力でもなんでも、家族の笑顔を守ることができるなら。 力が尽きて来て、その谷に冬が訪れる事になっても笑顔が絶えなかった 豊一の一家。 異能の力は手放すべき、と思うのですが、全てにおいてそれが 正解なのか、考えさせる豊一の選択・・・。 雨を降らす女のエピソードの時と同じように何がその人にとって 幸せなのかは、自分で決める事でもあるのですね。 ただ自然の理から外れた生にはそれなりの報いがあると肝に命じて 生きていくことにはなりますが。 受け入れて生きていく強さを感じることができました。
fc2サイト記事はこちら♪ TB URLはこちら♪ http://kiraboshi714.blog55.fc2.com/tb.php/1644-6db0852e お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年06月15日 14時42分42秒
コメント(0) | コメントを書く
[アニメ] カテゴリの最新記事
|