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カテゴリ:映画
9月13日から公開されている映画「るろうに剣心 伝説の最期編」を見てきました。
映画公式サイトはこちら♪ 前作の感想でも書きましたが、原作漫画・アニメともにコテコテの大好き派!です。(^^) 「京都大火編」感想はこちら♪ 前作に続き、大満足のキャスティング、迫力満点のアクションを大いに 楽しんできました! やはり原作・アニメ派としては言いたいことはありますが、この時代、 この俳優さんたちでジャンプ漫画作品をここまで押し上げてくれたことには 感動!の一言に尽きます。←作品を見守る母のような気持。(^^) では、萌えどころ&ツッコミつつの感想でも♪ ☆あらすじ 海を漂流し流れ着いたところを、剣術の師匠である比古清十郎(福山雅治)に 助けられた緋村剣心(佐藤健)。 その後剣心は、山中で居を構え陶器作りに励む師匠に対し、飛天御剣流の奥義を 教えてほしいと懇願する。 一方、甲鉄艦・煉獄に搭載した大砲で一つの村を襲撃した志々雄真実(藤原竜也)は、 政府に対して剣心を指名手配し、捕らえて処刑するように求める。 シネマトゥデイより(上映時間2時間15分 ) 原作では志々雄さんもまた一人の剣客というところに重きを置いて、ジャンプ作品 お得意のタイマン勝負、志々雄さんのアジトで戦うわけですが、映画ではさすがに それは無かったですね。 前作もそうですがエピソードの取捨選択、個々のエピソードや掘り下げは残念ながら 方冶の台詞の中で済まされてしまったので思い入れや正義について考えさせられる 部分が無くなってしまった、という感じです。 その代わり、原作では出ていない伊藤博文を出して剣客によって国家権力が動く時代の 終わり=剣心や志々雄の剣客としての時代の終わりをテーマに据えた、といったところ でしょうか。 刀の時代の終焉。 「伝説の最期」、タイトルにぐっと来るものを感じました。 ☆比古 清十郎 師匠ーーーー!!! 大好きなキャラです!!! 原作で「43歳」と言っているので福山くんがキャスティングされた時には 年の頃合いや良し!!!と思ったものでした!(^^) 剣心よりも強い・・ということで美味しい部分を持っていかれないように(?笑) 豪放磊落、といった雰囲気はあまり感じられなかったですね。 ただ、剣心を拾った時の台詞「オレの剣を教えてやる」の場面は原作の 「オレのとっておきをくれてやる」 のままのほうが良かったなあ。 飛天御剣流の後継者としてのマントがあるんですが、その設定は出てこなかったので ボロいマントがそれかあ、と思って苦笑しながら見ていました。(笑) 「天翔龍閃」を伝授するまでにかなり尺を取っていましたが二人の身体を張った アクションは見ごたえがありました♪ 生きようと思う心が強い。 そのことを「バカ弟子」に諭す師匠は本当にカッコイイです! ☆剣心VS蒼紫 二人のバトルを志々雄のアジトで、ではなくてここで持ってきたのは良かったと思うのですが、 やはり蒼紫が戦う理由が弱いですね。 翁がまた瀕死になってしまったのも何とも。(^^ゞ) が、ともかく 伊勢谷さん@蒼紫がかっこいい!!! 小太刀二刀流と拳法を使いこなす蒼紫のアクションと美貌には惚れ惚れしましたわ!!! 剣心の戦い方も蒼紫に合わせて体術も使って見ごたえがありました! 剣心は勝利して御庭番衆が使う道で江戸へ。 葵屋で養生することになった蒼紫に「貴方には生きてもらうわ」と言い放つ操ちゃん。 この台詞は良かったですが、それで蒼紫様に気持の変化が出たところを入れて 欲しかったですね。 ☆志々雄VS伊藤 煉獄で江戸の街を砲撃した志々雄と交渉しようとする伊藤。 志々雄としても気になる剣心の存在をここで政府の手で抹殺させる余興を仕掛けてきます。 剣心の人相書きが町に出回る! 神谷道場で留守を預かっていた恵の前に現れた剣心!!! 薫ちゃんが病院で養生して左之助や弥彦と一緒に時間を過ごしていたのとは 大違いで、 恵さん、ヒロインの座を奪取!!! 着替えまで出して、「生きる事」まで諭して完全に薫ちゃんのポジションを 喰ってしまっています。 監督、龍馬伝もそうだったけど蒼井優ちゃんが好きなんだなあ。 しかも正妻ポジじゃなくて愛人っぽいところで。(^^ゞ) 警察に取り押さえられ、連行された剣心。 待っていたのは伊藤、川路、斎藤たち。 政府のために死んでくれ、という伊藤に煉獄に乗り移れれば勝機はある、と いう剣心。 伊藤はふさわしい花道を用意すると!? ☆贖罪 煉獄が浮かぶ海の前の浜辺で剣心の処刑が執行される。 京都から薫たちも駆けつけてきていますね。 川路さんは剣心にずっと同情的です。 縄で拘束され、引きまわされた後の剣心に罪状を読み上げる川路さん。 ぐっと来て言葉に詰まったのは政府側が大筒を用意するための時間稼ぎだけでは無かったと 思いますね。 剣心の心に重石のようにのしかかる罪の意識。 頬の傷の原因になったあの場面をもう一度。 それらを乗り越えて師匠は生きろと言った。 過去との決別ですね。 首を落す・・・という瞬間、周囲にいた斎藤や部下たちが反撃に出る!!! 着流し姿の斎藤さんがかっこいい!!!(^^) 浜辺にいた志々雄一派と激闘になる警察部隊!!! 十本刀もいて、 斎藤VS宇水!!! ぎゃぼー!!!牙突炸裂!!! 一撃で倒してしまいましたあああ! でも、原作ではこの戦いで斎藤のダークヒーローっぷりが思い切り描かれて いるので斎藤ファンとしてはちゃんとした勝負で見たかったですわー。 「悪即斬」・・・語っていただきたかったです! そして剣心は警察が用意した小舟で煉獄に向かう!!! えーと、この場面で左之助ももう同行だったかな?(^^) ☆煉獄での死闘 言葉や息を付く暇もないほどのアクション!!! まさに手に汗握る!でした! なんと伊藤さん、剣心たちが煉獄にいるのを知っていて砲撃!!! 為政者としてはそう出るというのは分かるんだけどねー。 川路さん、ガンバです! ・剣心VS宗次郎 神木くん、素晴らしい!!! 悲しみや憐みといった感情が無くなり、全てこの世は弱肉強食、志々雄の 言うままを実践してきた宗次郎。 しかし、剣心に負けて大混乱に陥ってしまいました。 ここも尺が取れないから残念なのですが、宗次郎の葛藤や変化をじっくり見たかったですね。 剣心が「答えは自分で見つけていく」と諭した言葉も彼は志々雄に従ってきた経緯があって こそ、と思うので。 それでも、宗次郎が抱えていたアイデンティティを根源から突き崩された衝撃は 表現されていたかな。 神木くん、最高の宗次郎をありがとう! そうそう、剣心はここで奥義発動しなかったですね。 お楽しみは最後に、ですか。 ・左之助VS安慈 左之助のアクションはコミカルだからこの作品の中で唯一の笑いどころになりますね。 血と何かでぬるぬるしながらのバトル! 安慈にも戦う理由があったんだけどそれはスルーで。 残念!「二重の極み」は無し!!! ・VS志々雄!!! 方冶がガトリングガンをぶっ放していたのを止めてついに先輩とのラストバトルに 突入する嬉しそうな志々雄さん!!! 制限時間は15分。 「無限刃」の説明が無いから何で炎が出るのか、って気になりますよね。 家族に説明するはめになりました。(^^ゞ) 圧倒的な力で剣心を押しまくる志々雄さん! 肩の肉をがぶううううう!!! 痛いです、剣心!!! ここに助っ人参戦!!! 斎藤、左之助、蒼紫!!! 敵やライバルが味方になるジャンプ・システム発動でニヤニヤが止まりませんでしたわ! しかも、原作ではかなり簡単にやられてしまった斎藤たちが頑張って4対1の勝負に 持ち込んでくれたので見ごたえがあって良かったです! やっぱり蒼紫の「戦うべきは今」という セリフを入れて欲しかったなあ。 彼が過去から未来を向くようになった意味がある台詞なので。 ともかく、 志々雄さん、強すぎる!!! 左之助が特に瀕死になってるううう! 立ち上がった剣心は力の限りを振り絞って15分の壁・・・動きが鈍くなってきた志々雄を 追い込んでいく!!! ここで原作通り、いやそれ以上に花嫁さん風白い衣装が印象的な由美さんが 志々雄さんを庇って飛び込んでくる!!! 志々雄さんの刃が由美を貫いて剣心の胸に・・・! この後、重傷なはずの剣心が奥義を出して勝利する!、というのはツッコミは 無しの方向で。(^^ゞ) 志々雄さんと由美の描写については原作ではキス・シーンがあるんですよね。 それをカットして(アニメの新作ではもっと濃厚になっているらしいですが。^^ゞ) 色恋な方向の描写を入れていないのは珍しかったし、とても好ましかったです。 監督はこの作品で見て欲しい男と男の戦い、が貫かれていたとも思いました。 その分、勝負に負けた志々雄さんが由美を抱いていくシーンはまさに花嫁さんですね。 「この先、国盗りが控えているんでな。これ以上遊んでやる時間はねぇ」・・・ 地獄でな・・・負け惜しみに聞こえるけど剣心も所詮、同じ穴のムジナで落ちてくる 先は同じなんだ、という風に受け取りましたけどね。 燃え尽きる志々雄さん。 ☆伝説の最期 燃えさかる煉獄から脱出する皆さん!!! 一番、瀕死だった左之助が剣心を抱えているのが笑えるー! 原作では一応、面識がある斎藤と蒼紫様だけど映画では初対面?それでも 一緒に逃げてくるのが可笑しくて、おまけに 警察の小船で脱出する!!! だって伊藤さん、アンタ砲撃してたんじゃ・・・って、ああ、温情の部分は 全部、川路さんのお仕事かなって思う事にしました。(^^ゞ) 浜辺に戻った剣心たちを迎える伊藤さんたち。 志々雄たちとの取引に応じる姿は到底、かつては武士と呼ばれた人々のそれでは なかったけれど、ここでは使命に倒れた同志たちを弔って敬礼。 このシーンは個人的にはダメダメでしたー!!! 伊藤さんが近代日本の姿を象徴しているなら影でこっそり敬礼をしたほうが 彼の心の奥底にも息づいている魂があることを表現できたのではないかと。 剣心たちには砲撃して、労いの言葉も無かったのに敬礼とは完全に剣心たちは 蚊帳の外、「天翔龍閃」を食らわせてやりたくなりました。(笑) 平和を取り戻した神谷道場。 赤く色づいた紅葉を手に薫とともに歩くことを告げる剣心・・・ というラストでした。 以下、文字数制限のためコメント欄で。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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