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カテゴリ:【編集部だより】

■動機は不純?


大晦日、QMの食について考える読書会に、何故か参加しました。何故参加したのかはよく自分でもよく分かりません・・・。多分、QMのプログラムが当日、一番最初でしたので(※編集部注:詳しくはこちらを)、一刻も早く、アカーの事務所に行って、年越し気分に浸りたかったのでしょう。(すみません、動機が不純で・・・)

なにしろ、大変失礼ながら、『QM』という雑誌も読んだことがなく、また、その時の「食について語る」という会の趣旨も、よく理解していませんでしたから・・・。逆に、食と同性愛者ってどんな関係性をもって語られるのだろうか、という好奇心はかなりありました。

さて、そんな気分で参加した読書会、いよいよ始まりました!(何を話せば良いのだろう?!ちょっとドキドキ!)会はQMの中の、食についてのQMの記事を読みながら、参加者が、食についてのそれぞれの思いを語る形式で進行していきましたが、参加者の皆さんの話を聴いているうち、やはり、同性愛者ならではの、食に関する視点というか、思いって、あるのだなぁと気づかされました。

■当たり前じゃない「食」


一般社会(異性愛者を中心とする社会)で、「食について考える」という座談会をやったとしたら、そこで出てくる話題は、容易に想像できます。例えば、グルメっぽい薀蓄話だったり、あるいは流行りの「食の安全性」路線の話だったり・・・。

でも、そこには、家族と、あるいは友人や同僚と食事をする、という、当たり前の毎日が前提としてあると思うのです。つまり、異性愛者にとっては、食は重要ではあるが、空気のような存在なのではないか、と。

それに対して、同性愛者は、空気のようなものとして食をとらえることが、とても難しい。これは大問題ではないか! だって、食べることは生きること、なのに、同性愛者は、それに対して、困難や不自由さ、居心地の悪さを感じていることが多いなんて!

そう考えると、私にもありました! 食に対する強烈な思い(思い出?)が。読書会でも、少し話したのですが、その時は話せなかった、前後の出来事も含めて、ここではお話ししましょう。

■10年間のツケ、あるいは「オヤジ生活」


私は、ある出版社で働く会社員です。自分で言うのもなんですが、かなりの会社人間でした。ほんの一年半ほど前に、重要な転機が訪れるまでは・・・。

朝早くから夜遅くまで働き、夜は夜で執筆者との打ち合わせだの、接待だの、はたまた同僚の歓送迎会だのと、全てしっかり参加しておりました。当然、夜遅くまで飲み食いしていました。しかもそこで食べたものといったら、油コテコテの、今考えると身体に悪いものばかり・・・。

それで、そういう宴会に出て楽しかったかって? 楽しいわけないでしょ!!
だって、そこでの話題は、結局いつも彼氏や彼女のことや、家族の話ばかり・・・。レズビアンの私がそんな話題に入れるわけもなく、まさに針のムシロ状態。馬鹿みたいに、ひきつった作り笑いを浮かべ、座っているのが精一杯でした。

心身ともに疲れるの一言・・・。じゃあ、何故、そんな楽しくもない飲み会に参加していたのかって? う~ん何故かな? 多分、今考えると、そういう付き合いも社会人としてのつとめ、とかいう、古臭~い呪縛にとりつかれていたのでしょう。

それから、私は、男性社員に、仕事の面で負けたくない、という意識がとても強くて、それで飲み会も仕事のうち(今考えると、それもホントに馬鹿げていると思うけれど、大真面目にそう思っていたのですよ!その頃は)などと考えると、どうしても無理して参加、ということだったのでしょう。


そんなオヤジ生活をかれこれ十年近く続けてました。自分でもビックリ!
でも、身体は正直。本当の自分に嘘をついて心身ともに無理して生きていると、必ず、そのツケは他でもない自分自身にまわってくるんですね。これはホントですよ!

それでどうなったかって? 病気になりました!! そう、一昨年、私は、病気になり、開腹手術を受け、入院したのです。

■ああ、水の味


手術後、まる2日間は、何も食べられず(もちろん水も)、点滴だけで生きていました。空腹感は不思議となかったのですが、口がカラカラに乾いて、正直、とても辛かったです。その間、苦痛のあまり、ろくに睡眠もとれなかったのですが、時々ウトウトとすると、夢に出てくるのは、思いきり水を飲んでいる場面ばかり・・・。

そして手術後3日目のお昼、看護師さんが来て「さぁ、今日の昼食から食事を始めましょうね!」と元気よく言ってくれた時には、その看護師さんが天使に見えましたね! それで、手術後初めて口にした食事は、重湯でした。私は早く点滴生活から解放されたい一心で、目の前の重湯を、必死に口に入れようとしました。でも、ダメでした・・・。手術の時の気管挿管と点滴生活で喉がかなり荒れてしまっていて、あまりの喉の痛さに、重湯は、まったく喉を通りませんでした。焦る私に、看護師さんは言いました。「無理しないで!焦らなくても必ず食事ができるようになるから!」

その言葉を信じて、とりあえず、ミネラルウォーターを口に含んでみました。
これは大丈夫! ちゃんと飲むことができたのです! その時の、ミネラルウォーターの味、一生忘れないと思います。今まで、水がこんなにおいしいものだなんて、思っても見なかったので。あ~、生きてる、幸せだぁ~!!そんな感じでした。

その後 徐々に、重湯がお粥になり、最終的には、普通のご飯も食べられるようになりました。その時は食事のたびに、あ~これがこれからの私の身体をつくっていくんだ、ということを意識せずにはいられなかったですね。

病院の食事は、マズイとか、入院前には、いろいろきいていましたが、そんなことはまったくなく、野菜中心の献立なのですが、味つけが単調にならないように、工夫してあって、毎回なかなかの味でした。何より、私にとって勉強になったのは、毎回の食事に添えられてくる、カロリー表でした。何がどれだけのカロリーがあるのか、一回の食事、一日トータルで何カロリー程度摂れば良いのか、そこから、初めて学ぶことができました。それまで、ダイエットなど考えたこともなく、オヤジ生活をしていた自分が、いかに、食べ過ぎだったか、不健康な食事をしていたかに、初めて気づかされました。

■決心


この経験を通して私が決意したことは、大きく分けて2つあります。

第一は、食というものは、よくも悪くも自分の身体をつくるもの、だから、退院したら、もう、以前のようなオヤジ生活からは、キッパリおさらばしようということ。

そして第二は、そもそも病気になったのは、本当の自分(レズビアンとしての自分)の心に嘘をついて異性愛者のルールに無理やり自分を合わせて生きてきたからではないだろうか? これからは自分に正直に、レズビアンとしての人生を何よりも大切に生きていきたい、と心底思ったことです。

「さらば偽りのオヤジ生活、始めよう、自分に正直なレズビアン人生」ってなわけです。

■その後の私


その後、退院してどうなったか、ですか?

上記2つのことを実現するために、いろいろ悩み精神的にかなり厳しい時期もありましたが、このことをきっかけにアカーにも辿りつくことができ、素敵な仲間と出会うことができました。それから、休日には、ウォーキングを欠かさず、食べものも身体に良いものを、きちんと選んで、適量を食べるようになりました。会社の飲み会? そんなもの、当然、全てパス!!(病気でアルコール一切禁止なので~、などと言って。でもこれはホントですヨ!)

おかげで、今は、心身ともに、少しずつではありますが、良い方向(つまり自分に正直な人生を生きる方向)に向かって、やっと歩き始めることができるようになったかなぁ~というところです。

■仲間との会食


アカーにお邪魔するようになって、これまで2回パーティに参加させていただきましたが、びっくり仰天したことが、あります。

それはお料理(しかもほとんどが手作り!)が、ものすごくおいしいこと!
きいてみれば、アカーのメンバーは名シェフ揃いとのこと。

でも、アカーのお料理がおいしいのは、それだけの理由ではないのでは、と思うのですよ。それは何なのか? やはりそれは、同性愛者の仲間同士として、それぞれが、食というものに対して、何かしら、特別な思いがあって、それがアカーの手作りのお料理の絶妙なスパイスになっているのかな、などと勝手に推論している次第です。

「食は、生きること、身体をつくること、そして生き方を変える力にもなること」なんですね! すっかりお友達になったミネラルウォーターのボトル片手に、今年もアカー事務所にお邪魔します。今後とも皆さん、どうぞよろしく!

(神保亜希子さん)


12月/31お茶会参加者レポート■次号特集テーマは◎『レズビアン、ゲイと食』です



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Last updated  2006.01.11 02:51:50
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