ゴッホを偲んで・・・。
今日は、世界的に有名な、彼の“ヴァン・ゴッホ”が生まれた日です。 1853年3月30日、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ(Vincent Willem van Gogh) は、牧師テオドルス・ヴァン・ゴッホ(Theodorus van Gogh,1822-1885) を父とし、アンナ(Anna Carbentus,1819-1907) を母として、オランダのベルギー国境近いブラバント地方のフロート・ズンデルト(Groot Zundert, Brabant Holland)に生まれた。父は1849年に同地に赴任、1851年に結婚。1852年3月30日には長子ヴィンセントを得たが死産であった。従って、画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホは、実質上の長子である。 1857年5月1日、次男テオドルス(Theodorus) (通称テオ)誕生。テオは生涯にわたって、兄ヴィンセントに精神的、物質的支援を与えることになる。その他に、長女アンナ(Anna)、次女エリザベト(Elisabeth)、三女ウィルヘルミーネ(Wilhelmina)、三男コルネリス(Cornelius)がいる。 色々な職を転々としながら行き着いたのは画家になること画家を目指すことを決意したのは、1880年のことでした。特に絵を勉強したわけでもないゴッホは、それから自習で絵の描き方を身につけていきます。そしてそれからが彼にとって、長い長い苦闘の時代にも成るわけです。 精神的に病み何度も入退院を繰り返しつつ、生活も困窮を極める中で、常に死ぬまでゴッホを支えてくれたのは弟のテオでした。しかしながら、強烈で過激な生き方からは想像も出来ないくらい、彼の絵は穏やかで温かく優しい様相を呈しているように、私には思われます。 ゴッホと私の最初の出遭いは、私が中学生の時でした。学校で開かれたバザーの時に、私は一冊の古びた画集を見つけました。面にはアルファベットで『Van Gogh』と描いてありました。パラパラと捲っていくうちに、眼に飛び込んできた一枚の絵それは“向日葵”が、生き生きとまるで何かを見る人に語りかけているように描かれていたのです。私は離れられなくなり、持っていた乏しいお小遣いで買い求めました。その画集は、嫁ぐときにももちろん持ってきました。向日葵に生命を感じて以来、私はこの花が大好きになり、ゴッホの絵も好きになりました。テレビの“日曜美術館”でゴッホの生涯を知り、その波瀾万丈の生き方の驚きましたがやはりゴッホの絵への愛着は失われませんでした。ゴッホが苦しめば苦しんだだけ、彼の絵は“愛”と“幸せ”を求めて情愛深い温かな絵に仕上がった気がして成りません。何とも皮肉なことですが・・・ 今日はそんなゴッホを偲んで、静かに画集でも捲ってみましょうかね see you again 人気blogランキングへ