カテゴリ:時事
インドのムンバイで、11月26日夜、テロが起きました。
駅やホテルなど数箇所が襲撃され、 200名近くの死者と300名以上の負傷者を出しています。 私が、ムンバイを訪れたのは6年前の2002年11月。 今回襲撃された、チャトラパティシバジ駅で、 ニューデリーからの寝台列車を降り、 襲撃された、高級老舗ホテル、タージマハルの 1ブロック隣にある、ぼろぼろのホテルに宿泊し、 襲撃された、レオポルドカフェでも食事をしました。 インドの首都は、内陸に位置するニューデリーですが、 大きな港を抱えるムンバイは、 大企業の本社や中央銀行、証券取引所などが集まり、 インド最大の商業都市です。 1995年に、 植民地時代の名称ボンベイからムンバイに改称しました。 ヒンドュー教徒と、イスラム教徒の対立が報道されていますが、 もともと、歴史的にも、 第二次世界大戦後に、イギリスが去ったインドでは、 多数派のヒンドュー教徒とイスラム教徒の対立が激化。 イスラム教徒の多い地域が独立して、 パキスタンとインドに分かれました。 オバマ次期米国大統領も尊敬し、 当時、ヒンドュー教徒とイスラム教徒の融和を訴えていた ガンジーも、テロにより暗殺されてしまいます。 私が訪れる前年の2001年にも、国会内で銃撃戦があり、 その後も、現在に至るまでテロが頻発しています。 インドは、10億人を越える人口と、IT産業の発達により、 世界の経済成長のためのエンジンの1つとして、 注目を集めています。 一方で、隣国のパキスタンは、アフガニスタンにおける テロ掃討戦の前線基地。 世界中の人達の未来に、大きな影響を与えている地域です。 世界の国々は、この地域の安定のために、 力を尽くさなくてはなりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 29, 2008 08:35:09 PM
コメント(0) | コメントを書く
[時事] カテゴリの最新記事
|
|