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春爛漫、桜の美しい季節となりました。
入学・卒業あるいは転勤や移動の時期でもありますね。 新しい出会いや別れもある、そんな季節。 しばらく休んでいたブログを再始動いたします。 おだぎり通信・ネット通販に「新設・店長のお奨め品コーナー(切手部門)」を開設いたしました。 昨年の秋頃から模索を続けておりましたが、企画としてなかなか入手しにくい切手シートなどを集めて、いかに安く提供できるかをここしばらく頑張ってみようかな、と思っております。 関心のおありになる方はどうぞご覧下さい。 おだぎり通信ホームページ http://www.odagiri-tsushin.net/
− 有名映画の鹿角ロケを再び!頑張れフィルムコミッション −
さて、「日本映画切手と撮影現場の思い出」とタイトルをつけたシリーズブログも今回で10回目、最終回です。 私は地元鹿角市で、平成9年4月1日から平成16年3月31日まで、鹿角市議会議員を務めさせていただいた。 この間に、何度か市議会の一般質問で、この映画「男はつらいよ・寅次郎恋愛塾」(第35作)鹿角ロケを話題にしながら、観光客誘致、観光政策の一環として有名映画や有名テレビ番組のロケ誘致を観光課のどこかに位置付けられないか、そのために「鹿角フィルムコミッション」を設立してはどうかと提言している。 時期的には、角館がフィルムコミッション設立の準備に入った半年位前後した頃だったと記憶している。当時、私はなぜ議会でやったかというと、それは行政をからめないとボランティアだけでは資金的な面で難しいし、長続きしないと考えていたからである。 案の定、再質問で何度かやってもつれない答弁が返ってくるばかり。 しかし、それも今考えると無理もないことだった。 FCと言っても、フィルムコミッションと言っても知らない職員がずいぶんといた。 全国でもフィルムコミッションは20団体ぐらいしかなかった頃の話である。 現在、鹿角市にも若い人達が頑張ってフィルムコミッションを立ち上げた。 着実に成果を出しているようなので、ますます頑張ってほしいと願っている。
あれは本当に不思議な、ポッカリと穴があいたような、撮影の合間の空白時間だった。
ふと見ると、陸中花輪駅プラットホーム待合室の、改札口から一番遠く離れた長ベンチに寅さんが一人ポツンと座っているのが見えた。さっきまでごったがえしていたマスコミ取材陣は誰もおらず、本当に一人でポツンと座っていたのだ。 話しをしてみたい。私はとっさに思った。あとはスクリーンで見続けた憧れの大スター俳優渥美清さん(寅さん)のそばに行く勇気があるか、どうか、だけである。 そう、私は行ったのである。・・・こんなことってあるのかなぁ。まわりには誰もおらず、本当に寅さんと私の二人きりだった。私は勇気を出して声をかけてみた。 「あのう、写真を1枚撮らせていただいてもいいですか?」 スタッフが呼びに来たのかと思ったのか、一瞬キリッとした表情になったが、そうではないと思った瞬間、うなずきながら「オッ、いいよ」と言ってくれた。 すごいと思ったことは、きちんと身を整えるとスッとポーズをとってくれたことだ。 それがブログの冒頭でご紹介した寅さんのあの写真である。 ![]() 私が撮ったご存知フーテンの寅こと車寅次郎。 寅さんか、渥美清さんか、ふっと分からなくなる瞬間が何度かあったが、一身同体なんだよね。 渥美さん以外に寅さんを演じられる人はいないんだ。 さらに驚いたことがある。緊張している私に、話しかけてきたのは逆に渥美さんのほうからだった。 「いいカメラ持ってるね」 「はい。ミノルタの一眼レフです。きれいに撮れますよ」 「腕がいいんだね」とひやかすように言った。 「いえ、カメラだと思います」すっかり緊張している私。 「ふだんは何やってるの?」と渥美さん。 「私は呉服屋をやっています」 「若旦那か?」 「販売の腕が悪いのでバカ旦那です」寅さん相手にバカな冗談を言っている。 「ふーん、それで山岳会に入って活躍なさってる。そしてきょう出て下さった」 ウワァー、感激だった。山岳会の格好をしている私を見て、さっきのシーンにエキストラで出ていたことを覚えていてくれたのだ。 「山岳会というのは大変なんでしょうねぇ、大きな遭難とかあって。お友達で誰かそんなめにあった方はありますか?」 (アー、この口調。寅さんの喋り口調に似ている。いや、違うよ。本人だよ、本人。なんて贅沢な瞬間なんだ。) 「いえ、私達が登るのはこのへんの山だけです。遭難した友達はいません」 「このへんの山というと?」 「地元、鹿角では八幡平ですね。近隣では八甲田山。岩木山や岩手山は富士山に似た形のきれな山です。早池峰山は高山植物がすばらしいですよ」 「あ、そう。・・・きょうは何時から来てたの?」 「えーと、朝の8時半頃だったかなあ」 「そう。大変だったね。きょうは(出てくれて)ありがとう」 ああ、きちんとした礼儀正しい人なんだなあ。最後に渥美さんは握手をしてくれた。大きく、やわらかく、そしてあったかい手だった。 (寅さんのツーショット写真はあとでかけつけてくれた鹿角市山岳会の田中君が撮ってくれたものです) ![]() 最初のような緊張した感じがなくなると、寅さん(渥美清さん)はこんなにもいい笑顔をしてくれた。 最高のひとときだった。 私は緊張がとけて、ボケ顔なのが笑える。 「写真掲載:(C)おだぎり通信出版事業部」
−寅さんを演ずる俳優渥美清さんと話したこと−
映画「男はつらいよ」シリーズには封印された最終回のラストシーンがある。 偶然だった。「日本映画切手と撮影現場の思い出」と題したシリーズブログを10月3日からスタートさせたやさきのこと、読売新聞の”寅さん幻のラスト”という2007年(平成19年)10月9日付の記事見出しが私の目をひいた。 渥美清さん演じる主人公の寅さんが年老いて、東京・柴又の寺院「帝釈天」で近所の子供たちとかくれんぼをする。「もういいよ。」子供たちが探しに行くと、寅さんは眠るように息絶えていた−。(新聞記事原文のまま) どうだろう。このラストシーンはあまりにももの悲し過ぎる。今まで渥美清さんが演じた寅さんシリーズをずっと見てきたひとりとして、寅さんは永遠に死なない。 それでいい。強くそう思ってきた。結局、このシーンは渥美さんの死去で山田洋次監督の構想のままで終わったと、記事は続けている。 そういえば、私には貴重な経験がある。それは本物の寅さんと、ん!? いや、寅さんの衣裳を身につけた俳優渥美清さんと、ん!? いや、そんなことはどっちでもいい。 とにかく「寅さん」と話しをしたんだ。 ![]() 俳優渥美清さん(寅さん)と並んで撮ったお気に入りのツーショット。 私のアルバムのなかでは1位、2位をあらそう気に入ってる写真のひとつ。 「写真掲載:(C)おだぎり通信出版事業部」
−寅さん第35作鹿角ロケの思い出ショット(3) その1−
松竹映画「男はつらいよ・寅次郎恋愛塾」(第35作)の鹿角ロケから、 水晶山スキー場での撮影風景の続きです。 13. ![]() 自分が撮ったスナップ写真のなかで、このカットが結構好き。 雰囲気が伝わる。 14. ![]() 今、考えるとかなりの度胸。 ちゃっかり寅さんのうしろのリフトに乗っかって上までついて行ってしまった。 この時、見学者はボクひとりだけ。 待機中の素顔の俳優さんたちの姿が見れた。 映画の中にも出てくるが鹿角盆地の美しさはやはりうっとり眺めてしまうものがある。 (よく見ると少し前で、平田満さんのシーンを撮っている) 15. ![]() まわってくるリフトを注意深く見て、乗る直前の寅さん。 順番を待つ樋口さん。 (このあと、続いてボクも乗った。いや乗せていただきました。 本当にひとり占めでスミマセン・・・) 16. ![]() どこかの新聞社さんにインタビューを受けている平田満さん。 17. ![]() 失恋したと思い故郷の鹿角にもどり、自殺を考えた酒田民夫役の平田満さん。 このあと樋口可南子さん演ずる江上若菜の本心を知る鹿角ロケ、いやこの映画第35作の最大のハイライトシーンだ。 演技に入る直前の平田さんの表情がそこにある。 立ち位置は自分で決めていた。 この頃になるとまわりから取材陣がいなくなっていた。 ねばって撮っていたときのことだ。 絶対にこの方向に走ってこないだろうと思いカメラを構えていたときとんでもないことが起こった。 「ほんとですか!?」あのシーンだ。 平田さんがボクのほうに走ってきたのだ。 コラーッ、カメラマン!! 完全に怒られてしまった。(ドーモ、スミマセンでした) 18. ![]() 平田満さんのシーンを撮り終えて登ってくる撮影スタッフ。 この美しい鹿角の自然美をフィルムコミッションのスタッフは脳裏に焼きつけPRして行くべきだ。 19. ![]() この日の水晶山スキー場撮影は終わりに近づいていた。 どことなく緊張感がほぐれつつあるように見える。 20. ![]() 山田洋次監督の撮影終了の合図。 「ハイ、OK!」 本当にゆっくりしたのだろう、いっせいにタバコに火をつけている。 夕方に近かったと思う。 「写真掲載:(C)おだぎり通信出版事業部」
−寅さん第35作鹿角ロケの思い出ショット(2) その2−
7. ![]() 撮影のあい間に何気なく撮ったスナップですが、 山田監督がいたり、樋口さんがいたり、 (録音の鈴木さんと話をしてるのは松村さんかな?) 現場っていうのはぜいたくなショットがたくさん撮れる。 8. ![]() 録音の鈴木功さん。 プロ根性のひとだ。 9. ![]() 寅さんの撮影隊は大名行列みたい。 常にスゴイ人数がいる。 (リフト台の下にいるのはセリフをもらったエキストラ。 何度も失敗しては監督に怒られていたがユーモアのある人。 10. ![]() スタート直前に、台本を読み直す寅さん。いや、渥美さん。 めずらしい光景ではないか。 渥美さんは高所恐怖症? このリフト撮影は、一番高い所で20m位あったので、 眺めはいいけど、やはり恐かったかもしれない。 11. ![]() これを見ると、本当に素朴な水晶山スキー場での撮影だったんだよなあって思う。 12. ![]() 一回転して降りてきたリフト。 寅さん、樋口さん、高羽カメラマン、山田監督、助監督たち。 笑ってるようだが寅さん、顔が引きつってるようにも見える。 樋口さんは両手でバーにしっかりしがみついてる。 「写真掲載:(C)おだぎり通信出版事業部」
−寅さん第35作鹿角ロケの思い出ショット(2) その1−
松竹映画「男はつらいよ・寅次郎恋愛塾」(第35作)の鹿角ロケから、2日目の水晶山スキー場での撮影風景です。 こうして見ると、あらためて鹿角市の風景は自然のままでキレイだなあと再認識させられました。 1. ![]() 鹿角ロケの2日目、翌日の撮影場所をスタッフから聞き、早めに待機。 水晶山スキー場のクラッシックなリフトが、こんなかたちで脚光をあびるとは夢にも思わなかったなぁ。 待機中の渥美さん、松村さん、樋口さん。 2. ![]() いよいよ撮影が始まる。 こっけいな、寅さん。 俳優渥美清さんの迫真の演技。 やれば、やるほどこっけいになって行くのはさすがだ。 3. ![]() 寅さんはタクシーから降りると同時に足にトゲをさしてしまう。 4. ![]() 若菜がポケットティッシュを差し出す。 この場面は、スチール写真撮影が唯一許されたシーンで全取材陣が一勢にシャッターを切った。 5. ![]() よく気をつけて見ると、わずかな時間でも、寅さんの演技は刻一刻と違うのがわかる。 3〜4ではトゲをさした足は右足。 5〜6ではどっちの足をおさえてる? 6. ![]() この一連の写真も自分で撮ったなかでは、好きなものの一つ。 「写真掲載:(C)おだぎり通信出版事業部」
−寅さん第35作鹿角ロケの思い出ショット その2−
6. ![]() その日の午後から行われた鹿角市花輪の街なかでの撮影風景。 今では、道路拡幅事業のためこの街並自体が姿を消してしまった。 7. ![]() 「松風」は花輪の古い造り酒屋さん。 市の有形文化財に指定されるべきとずっと思っていたのに 残念なことに解体されてしまった。 8. ![]() この方は確か声楽家で秋田県出身。 声が大きくて印象的だった。 9. ![]() 監督の声がかかるまで、外でじっと待つ樋口可南子さん。 足元にしゃがみながら撮ったものですが、横顔もステキですよね。 10. ![]() ここからのシーンは映画の中でも見れる。 松風さんの家のなか。 うす暗いなか、ドッスン!どっかの新聞社のカメラマンが思いっきりコケていた。 11. ![]() 確かこのシーンは鹿角市出身の(役柄で)平田満さんの実家という設定だったと思う。 「写真掲載:(C)おだぎり通信出版事業部」
−寅さん第35作鹿角ロケの思い出ショット その1−
松竹映画「男はつらいよ・寅次郎恋愛塾」(第35作)の鹿角ロケから、陸中花輪駅のシーンの続きです。 マドンナ 江上若菜役の樋口可南子さんはそばで見ているとお姫様みたいで、本当に可愛らしかった。 1. ![]() 酒に酔った寅さん、おしっこしたいのに無理やりタクシーに乗せられる。 2. ![]() 山田洋次監督の演技指導。ものすごい至近距離で撮った写真。 3. ![]() 渥美清さんの演技は本当に面白くて笑えた。 4. ![]() 松村達雄さん、名優だったと思う。 故人になられたけど、その辺にいるフツーのおじさんの感じが好きだった。 5. ![]() マドンナ役の樋口可南子さん。 デビュー当時からの度胸のある演技が好きでファンだったので、 本人が目の前にいること自体が信じられない気がする。 本当に可愛らしかった。 「写真掲載:(C)おだぎり通信出版事業部」
−助監督がもらってくれたとらや一家のサイン−
国民的人気映画シリーズである松竹映画「男はつらいよ・寅次郎恋愛塾」(第35作)にエキストラ出演したお礼に助監督が気を使ってくれた。 駄目ならそのままあきらめようと思いながら差し出した一冊のサイン帳。 「あのー、寅さんのサインがほしいんですけど、いいですか?」 おずおずと言う私に、あぁ、いいですよと快く引き受けてくれた。 やったぁー、寅さんのサイン1枚ゲット! ところが、ロケ撮影1ヶ月後に届いたサイン帳を開けてみて、びっくり。 寅さんのサイン1枚どころか、映画「男はつらいよ」のとらや一家を中心とするレギュラー出演者のサインがぎっしり。 驚いたことに1人3枚ずつ(3ページずつ)書いてくれていた。 私の宝物の一つであることはいうまでもないことである。 これは寅さん役の渥美清さんのサイン。 とても残念なことに、故人となられたので貴重なものだと思う。 ![]() これは、さくら役の賠償千恵子さんのサイン。 お父さんが鹿角市出身ということもあるのかな。 特別に4枚書いてくれていた。 ![]() これは、とらやの主人 車竜造、おいちゃん役の下条正巳さんのサイン。 ![]() これはとらやのおばちゃん つね役の三崎千恵子さんのサイン。 いやぁ、何度見ても達筆ですてきな字(サイン)だ。 ![]() これは、諏訪博役の前田吟さんのサイン。豪快なサインだ。 ![]() これは、隣りの工場、タコ社長役の太宰久雄さんのサイン。 ちゃんと肩書きと年号を入れて下さってる。 ![]() これは、タコ社長の娘あけみ役の美保純さんのサイン。 字のラストがハートマークに見える。 ![]() これは寺男、源公役の佐藤蛾次郎さんのサイン。 似顔絵マンガと日付入りの楽しいサインだ。 ![]() これは、ポン州役の関敬六さんのサイン。 喜劇「浅草の灯」の公演中だったようで、浅草の唄とか ”つよいばかりが男じゃないよ”とかいろいろ書いてくれていた。 ![]() 「(C)おだぎり通信出版事業部」 │<< 前のページへ │一覧 │ 一番上に戻る │ |
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