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有機玄米をじっくり研ぐのが好きだ… (そのほか)楽天ブログ 【ケータイで見る】 【ログイン】

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志茂田景樹の右往左往日記

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2012.02.10 楽天プロフィール Add to Google XML

有機玄米をじっくり研ぐのが好きだった、

 

 契約農家から送ってくる、

 10キロの玄米は、

 いつも僕の相好を崩した、

 ごわっとした2重袋に、

 健康が詰まっている、

 そんな思いがあったのだろう。

 

 1合炊きの黒い土鍋に、

 掌を滑り台にして、

 さらさらと玄米を入れる、

 その感触は健康の疼き、

 滑り落ちる微かな音は、

 医薬いらずの健康の囁き。

 

 じっくりとじっくりと研ぐ、

 研ぎこぼし研ぎこぼしして、

 体の老廃物も研ぎこぼす、

 愛撫するように浸水させる、

 僕の胸は小さな幸せに浸される。

 

 初めチョロ火でなかパッパ、

 蒸気孔が盛大に蒸気を吹き、

 中蓋が感極まって鼓動する、

 やがて静かな息づきに変わり、

 香しい匂いが漂いはじめる、

 炊き上がったばかりのご飯は、

 ゆっくりと余韻を味わっている。

 

 昨秋収穫の新玄米から、

 掌を滑り落ちる感触に、

 おぞましい氣配が生まれた、

 基準値以下なのは解っていても、

 汚染された事実は拭えない、

 殻は放射能の宿主のよう、

 やむなく白米に変えたが、

 あの充実感健康感は戻らない、

 それで日替わりで玄米白米を炊く、

 でも玄米を口に含むとき、

 一瞬命を削られる心地になる、

 3・11以前と以降の、

 この落差は何だろう、

 僕らが負うべき自業自得の、

 贖罪の崖なのだろうか。

  

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最終更新日  2012.02.10 10:42:19
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