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2014.04.30
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 岐路って確かにあるんだよ、

 ただね、

 こっちは近道だけど、

 急坂ありとか、

 この道・落石注意、

 とかいった親切な表示はないし、

 大体人生の岐路なんて、

 目に見えるものじゃない、

 そのときは、

 感じとることもできないと思うよ、

 後で振り返って、

 ああ、あれが岐路だったんだ、

 と納得する、

 そういうもんだと思うの、

 僕の岐路もそうだったかな、

 職を転々としていた時期に、

 虫垂炎をこじらせ腹膜炎を併発して、

 死線をさまよった、

 それを脱してメキメキ回復していったのに、

 院長は退院許可をくれなかった、

 後で知ったことだったけど、

 ヤブ病院で、

 1人退院してベッドが空くと、

 お後がなかなか埋まらないので、

 退院させなかったらしい、

 小説を書こう、

 という気持ちが起きた、

 僕は文学青年じゃない、

 文学青年の友がいて、

 彼が半ばまで書いたショートショートの、

 原稿の続きを戯れに書いた、

 それを読んだ彼が、

 「小説、書けるじゃないのかなあ」

 と、つぶやいた、

 何年も前の、

 その彼の言葉が、

 元気になったのに退院許可が出ない、

 僕のハートを揺さぶったのだ、

 入院中に書いた70枚余の短編を、

 某小説誌の新人賞に送った、

 それが2次予選を通過したことで、

 何年かやればものになるかなあ、

 と応募を継続させるやる気につながった、

 実際には新人賞受賞まで6年かかったが、

 それがそののちの作家人生の始まりになった、

 あとで振り返って、

 そっか、あれが岐路だったのか、

 と納得した、

 よし、これが岐路だ岐路だ、

 と病室で意識して原稿を書いたわけではない、

 岐路はそうと気づかぬままに差しかかり、

 すっと行くべき道に踏み入る、

 きっと貴方にとっての岐路も、

 そうだと思う、

 岐ょ路岐ょ路しないで、

 今やるべきことをやっていれば、

 知らぬ間に、

 岐路で正しい選択をしているはずだ。

 






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最終更新日  2014.06.10 19:26:19
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