カテゴリ:東北
子どもの頃、岩手県内の市で唯一、江刺市には鉄道が通っていなかった。小学校の先生には、全国を見渡しても、市で鉄道が通っていないのは江刺だけだが、これは米を煙から守るために鉄道に反対したのだ、と教わったし、確か江刺の「金札米」のTVコマーシャルでも、その逸話を紹介していたように記憶している。
こども心に悔しく思ったため、地図を見回して、栃木県の大田原市は駅がないじゃないか、と言ったら、中心部は東北線から外れたが市域に鉄道は通っているとかいう説明だった。残念に感じたものだ。 今では奥州市となったが、旧江刺市域には新幹線が通り、立派な新幹線の駅(水沢江刺駅)もある。もっとも駅舎の位置は旧水沢市だが。 というわけで、合併が進んで新市も登場した現在、東北で鉄道のない市は一体存在するのだろうか。 まず、青森県。従来から市だった区域を中心に合併が進んだ新市は当然にOK。町村が合体した新市を見ると、つがる市(五能線木造駅など)、平川市(弘南鉄道平賀駅、奥羽本線碇ヶ関駅など) 岩手県は、町村から市になったのが、八幡平市。花輪線が通って大更、平舘など各駅。 宮城県。泉市が一時期「鉄道なし市」だったが、地下鉄開通で解消。栗原市はくり電が消えたが大丈夫(新幹線くりこま高原駅など)、登米市(石越など3駅)、東松島市(仙石線)もOKで、すべての市が鉄道も駅もアリだ。 秋田県では、町村から新市をみると、にかほ市(羽越本線象潟駅ほか)、仙北市(秋田新幹線・田沢湖線角館駅ほか)、潟上市(奥羽本線、男鹿線各駅)、北秋田市(奥羽本線鷹ノ巣駅、秋田内陸縦貫鉄道) 山形県は、町村だけで新市となったのがないので、省略。 福島県では、本宮市(東北本線本宮駅)、伊達市(阿武隈急行保原駅ほか、東北本線伊達駅)、田村市(磐越東線船引駅など)だ。 以上、東北の市はすべて鉄道が通り、駅もありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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