カテゴリ:雑感
今時の携帯電話の番号は、それこそ番号情報だが、固定電話の市外や市内の局番は、地域性を伴うアナログな情報も含んでいたと思う。
例えば、私が学生時代のころの感覚では(当時は2桁市内局番)、市内局番29だと八木山あたり、4で始まると西多賀あたり、8や9で始まると駅から東の方面、2で始まるのは正統派の市中心部、3で始まるのは小松島や北部の方面、などというイメージを抱いていたのだったと思う。 また、泉市の市外局番だった02237には、何とも言えないハイセンスを放出するような響きがあった。ほかにも、02238だと宮城町あたり、02236は塩竈や多賀城だったと思うが、それぞれに勝手な主観的イメージを結びつけていたと思う。 あの頃は、市外4桁-市内2桁というのが、仙台(0222)の他には、石巻と気仙沼くらいだったのではなかったか。順次、市外4桁化が進んで、たしか志津川町あたりが最後まで市外6桁だったと思う。 塩竈や泉市が5桁だったというのは今の若者には信じられないのかも知れない。そして、大都市地域のステータスとも言える市内局番3桁に移行したのは、昭和62年頃だったろうか。仙台圏域が市外局番を統一して022とする報道が河北新報の一面に載ったときは、小躍りするようなうれしさを感じたものだ。今ではどの県でも県庁所在都市近辺などが市内局番3桁のようだが。 最近は、市内局番と地域の関係も厳格さがなくなっているのかも知れない。昔は電話帳のどこかのページに、電話局の管轄エリアと市内局番一覧があったものだ。仙台の市内局番に7で始まるのが登場しているし、自分だけがそうなのかも知れないが、地域性を表現していた昔日のアナログ情報の時代からすると、よくわからなくなっていると感じる。オレもアナログ人間だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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