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2016.05.21
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カテゴリ:東北
大型連休の終盤、5月7日夜の新幹線北上駅付近での人身事故について。人がどのように線路上に立ち入ったのか、そして今後の対策はどうか。続報を調べてみた。

北上署の発表として、遺体のDNA鑑定などの結果、足利市の40代男性と判明したこと、引き続き監視カメラ映像を分析して事故と自死の両面で捜査を続けること、が報道されている(14日)。

この事故は、人の死亡という重大な問題であると同時に、不特定多数の人々を巻き込む困難な社会的問題でもあると思っている。つまり、大量輸送機関がストップすることによる膨大な不利益を、どのように分配させるのが適正なのかという観点だ。

個人の挙動を制止する観点(そしてその対策経費は誰が負担するか)。個人とJRの関係(損害の賠償を遺族に求めるのか)。事業者として何らかの保険制度があるのか。そもそも乗客や出迎えた家族が損をかぶる(つまりJRは払い戻さない)仕組みで良いのか。ザックリと言えば、この手の事故は仕方ないと観念するのか(としても現状のコスト負担で適正なのか)、誰かの負担で対策を追求していくのか、ということにもなる。

高速文明の(言い方が昭和チックだが)コスト分担の問題だ。経済学的にはゲーム理論か。法学的には民事法の原理に社会的な観点を入れた立法政策に出るのか。もちろん、社会学的なアプローチもあろう。遅延が頻発して改善運動が生じるようだと、政治過程論的なテーマにもなるかも知れない。

まずは、駅構内の管理をどうすべきかという初歩の部分の問題意識から、線路にどう入ったのかの解明状況が報道されるのを見守りたい。コストのかかる対策が求められるのを恐れて、JRは続報を望まないかも知れないが。

■関連する過去の記事
 東北新幹線事故 続き(2016年5月9日)
 東北新幹線が北上で人身事故(2016年5月8日)
 昭和58年の東北新幹線小学生死亡事故(2015年1月31日)







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最終更新日  2016.05.21 08:33:18
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