カテゴリ:宮城
女川町の江島について。下記の文献で、江島中学校校長や江島漁協組合長などを経て地元のコミュニティ推進協議会会長をされている方が説明している。
■『フォト・ガイド ふるさとの森と海 宮城の自然100選』(朝日新聞仙台支局、1987年) 無人島が大小7つある。足島は、人が近寄れないこととヘビがいないことがウミネコの繁殖に役立っている。ウトウは海に潜って魚の群れを水面に浮かせてくれる。 笠貝島の球状斑れい岩は、持ち去られたりして少なくなった。世界でもイタリアとここにあるだけと言われる貴重なもので大切にしたい。 このような説明の後に、交通の解説。「女川港から丸中金華山汽船の女川-金華山航路。足島を回るのは4月以降の日曜祝日と7月からの夏休みの毎日5便。所要時間約50分。」とある。もちろん、昭和62年当時のものだ。 足(あし)島と笠貝(かさがい)島は、無人島だが、女川町の公式サイトには、次のような説明がある。 ------------ 足島 江島の南東約1.2kmにある無人島。 ウミネコ・ウトウの繁殖地として有名。国内のウトウ繁殖地の南限で、また、オオミズナギドリの巣もあり、この両種が同じところで繁殖する、ほかにはない珍しい島です。 国の天然記念物「陸前江ノ島のウミネコおよびウトウ繁殖地」に指定されています。 笠貝島 江島の北約2.5kmにある無人島。 島の北西部では、世界的にも珍しい球状班れい岩が産出され、県の天然記念物に指定されています。 東日本大震災の津波では、島の一番高いところまで波が遡上しました。 また、数年前からラッコが住んでいるとも言われてます。 ------------ 笠貝島では津波の遡上がコメントされている。枯れた木などから計算して、島の周囲の浅い海を渡った津波が島に集中する形となって、何と43.3mの高さまで登ったと考えられている(東大地震研究所)のだそうだ。 球状斑れい(糲)岩とは、県の天然記念物(説明)。このため、島への出入りは制限されているという。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.06.14 23:01:01
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