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長井市で、市長の給与減額条例が可決されたという記事があった。
減給の理由は、10月の長井マラソン大会でスタート地点を48m手前に設定してしまったことの責任という。道路に埋め込まれた別の大会の金属鋲を、大会スタッフが誤ってこの大会のものと勘違いしたそうだ。 手前に設定、ということはコースが長くなったのか。別の記事では、スタート位置がゴール側に設定された、とあるので、48メートル短くなっていたもののようだ。 大会当日の10月16日朝にスタッフがスタート位置を設定。出発5分前の午前9時に別のスタッフが気づいて修正を求めたが、審判長ら競技役員4人が、多少のずれは問題ないと判断して続行したとのこと。 フルマラソンは公認コースで642人がエントリーして、533人が完走。同時に公認ではないがハーフも行われた。大会記録は日本陸連から公認されず、市教委は参加者への謝罪と説明の文書を郵送した。 山形県内唯一のフルマラソン大会とされているようだ。長井市と市教委が主催。マラソンの運営は、関係者が多いし、コストや交通遮断の問題などもあって、行政の側としても一大イベントだろう。30回を数えるのだから、定着して、参加者や応援する人たちに支えられてきたのではないだろうか。長井市のサイトでは、遠く連峰をのぞみながら「山の港町」の風情を楽しめるコースのように感じた。 そこで、このミスは、大変残念なことだ。長井市置賜生涯学習プラザがスタート・ゴール地点、とあり、市サイトの説明では、道路に埋め込まれた鋲の画像や、再発防止策なども記載されいる。 市長の減給に市議会では反対の声もあったという。たしかに、基本的には現場のミスであり、実行委員会の役員の判断、スポーツ関係団体や市教委の体制はどうだったのか、彼らの減給を誘発するのか、などなど、政治的判断について当否の議論はありうるかも知れないが、市長として自らけじめを果たすという判断のようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.12.23 08:24:31
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