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2024.04.10
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カテゴリ:東北

かなり前の記事で、三八、上十三、上北下北、東西南北中の津軽郡、十三湖などなど、方位や数字の組み合わせ地名が豊富な青森県は、抽象的幾何学的コンビネーション地名では絶対に世界一だ、と書いた。
青森県東部の地理概説(三八、上十三などの意味)(09年8月1日))

東北の経済界を長らく牽引された黒田四郎さんの著作を読んでいたら、青森県の地名について書いておられた。以下に引用してみる(一部を算用数字に変換しました)。
■出典 黒田四郎『東北見聞録:歩く・会う・語る・住む』八朔社、1997年
(東北通商産業局「東北通産情報」の連載エッセイをもとにしたもの。ここで引用したものは、1988年4月号が初出。)
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 あるとき、青森県の市町村を調べていたら、名前の中に数字がある市町村が多いことに気がついた。数えてみると、下北半島の南の方から、三戸、五戸、六戸、七戸、八戸、十和田、十和田湖、百石、三沢、六ヶ所、と10個あり、津軽半島の方に五所川原と三厩と2個あって12個となる。12コといえば、「十二湖」という湖が青森県にあるのも面白い。
 それに加えて市浦は昔は四浦といったという話がある。もしそうならば13個となる。13個といえば、不思議なことに青森県には、「十三湖」という湖もある。
 青森県の市町村は67あるので、数字の入った市町村の占める割合は、20%になる。日本の各県のなかで、このように名前の中に数字がある市町村が13個もある県、そしてまたその割合が20%もある県は、ほかにないようである。
 最近各県が日本一を競う風潮にあるようであるが、それならば青森県は、これを日本一と数えあげてはどうであろうか。
 ところで、このことをかつて、青森に勤務したことのある同僚のTさんに話したところ、数字はデジタルであるから、
「それならば、青森県は”デジタル県”ですね」
という言葉が返ってきた。面白い発想であり、私はこれを頂戴することにした。
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おだずま編集長の発想と同じような、といっては大家に失礼かも知れないが、このような見方をされていたことに非常にうれしく感じた。共鳴しながら、時代を超えた「対話」のつもりで読んでいた。

■関連する過去の記事
 十三の読み方 再論(2015年5月26日)
 十三(じゅうさん)湖と十三(とさ)湊、とさの語源(2013年7月14日)
 「三八地方」を考える(再論)(2011年12月4日)
 五能線の名の由来を考える(10年5月24日)
 青森県東部の地理概説(三八、上十三などの意味)(09年8月1日)
 南部の戸(へ)の地名(07年12月17日)





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最終更新日  2024.04.10 23:16:22
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