カテゴリ:宮城
廃線ルート探訪の続きです。利府中ICのやや北にある隧道から、さらに北に歩を進めます。 築堤された路盤のルートはやがて里山に入っていき、竹藪を回るように緩やかに弧を描く。 (写真1) しばらく進むと、町道を横切って進む。この町道は、利府街道の春日公民館前交差点(信号)から、山を登って塩竈市の清水沢浄水場や伊保石公園に続く道で、結構車が通るのだが、このクロスポイントにはもちろん信号はない。 (写真2)旧線ルートは町道(左が春日、右が塩竈市方面)をクロスして奥に進み右に弧を描く。 廃線ルートは緩やかにカーブしながら三陸道(仙台松島道路)の高架下を抜けていく。というより、利府線ルート跡の生活道路の上に高速道が建設された、が正しいだろう。 (写真3)旧線は奥(北東)が松島方。高速道は左が石巻方面。 仙台松島道路の東側に出ると、旧線ルートは逆に左方向に弧を描き始め、ルート東側に建設された三陸道(上り線)春日PAへ登る取付道路の分岐点を過ぎ、PA施設全体を包み込むように左カーブしながら進む(写真5)。 (写真4)春日PAから少し北の地点。このような標識がルート上の随所にあった。県営水道事業が七ケ宿ダムから松島まで運ぶ送水管を、旧利府線ルートを利用して埋設したのだろう。 (写真5)北東方向にルートの先を望む。この地点の左手(ルートの西側)はPA施設がある。 次は今回記事のマップと撮影ポイントです(赤矢印の先端が撮影した地点。撮影方向は記事本文中に記しています)。 ■シリーズの一覧 ・利府線(山線)の跡を訪ねて(その1)(2024年05月08日) ・利府線(山線)の跡を訪ねて(その2)(2024年05月10日) ・利府線(山線)の跡を訪ねて(その3)(2024年05月10日) ・利府線(山線)の跡を訪ねて(その4)(2024年05月11日) ・今回 利府線(山線)の跡を訪ねて(その5)(2024年05月12日) ・利府線(山線)の跡を訪ねて(その6)(2024年05月15日) ・利府線(山線)の跡を訪ねて(その7)(2024年05月17日) ・利府線(山線)の跡を訪ねて(その8)旧赤沼信号場(2024年05月18日) ・利府線(山線)の跡を訪ねて(その9)用地界標(2024年05月26日) ・東北本線旧線(山線)の跡を訪ねて(その10)松島町桜渡戸、初原(2024年06月01日) ・東北本線旧線(山線)の跡を訪ねて(その11)松島町初原、旧松島駅(2024年06月02日) ・東北本線旧線(山線)の跡を訪ねて(その12)愛宕駅、高城川架橋(2024年06月03日) ■関連する過去の記事(東北本線のルートについて。なお記事リスト鉄道敷設史をご覧ください) 仙台以北の東北本線・仙石線ルートと「松島電車」(2016年2月11日) 宮城県北部の東北本線ルート(何度目でしょうか)(2012年1月1日) やっぱり当初は角田か 東北本線ルート(2011年9月15日) 東北本線ルート 白石か角田か(2011年9月5日) 宮城県北の東北本線ルート(再び)(2011年8月24日) 宮城県北の東北本線ルート(2011年8月20日) 塩竈市内の仙石線と塩釜線の歴史(10年5月11日) 大河原の尾形安平 東北本線実現に尽力(07年1月5日) 宮城県内の東北本線のルートの話(05年11月27日) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.06.03 23:18:14
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