再び地図上で東北の「街道を行く」、各県の地図ランキング発表!
東北各地の歴史ある「街道」について最近書いていますが(10月10日日記)、今日(12日)は仙台空港の1階到着ロビーで各県の最新の観光マップを入手しました。街道は地域に息づいた歴史を教えてくれます。町の結びつき、人の往来、物資の流れ、私たちの地域の「昔」を語ってくれます。観光はその土地を知ること。であれば、観光マップには当然「街道」を記載すべき...というのが勝手な持論です。ということで、入手した各県マップを勝手にランキングしました。もちろん、「街道」を記してあれば高評価。それでは独断のランキングです...第1位 秋田県(秋田県観光地図)。折りたたむと小さいマップだが、写真がきれい。地図も見応えアリ。ばっちり街道名を記載。隣県の部分にもちゃんと書いている。10日の日記では記載がなかったものとしては、矢島街道(横堀-本荘、国道108号線)、岩手県の釜石街道(盛岡-釜石、国道396号線)など。第2位 山形県(楽しいDriveMapやまがた地域版2005.7)。正確には山形市を中心とした村山地域のマップ。いかにもドライブ用という感じの見やすい地図。街道名も黒ゴチックでハッキリ。10日の日記ではなかったものとして、小滝街道(山形-小滝峠-長井)、舟形街道(舟形-合海)、西部街道(国道13号線と並行する大石田の県道)。宮城県部分では、二口街道(秋保街道)、また陸羽街道(国道4号線)にはカッコ書きで奥州街道と添えている。そういえば、この方が馴染みが良い。面白いのは、宮城県分の七ヶ宿街道がカッコ書きで「羽州街道」と添えられており、その羽州街道は七ヶ宿を過ぎると金山峠、楢下を経て上山で13号線に合流する。10日の日記では、羽州街道は13号線、つまり高畠-赤湯-中山の方だと思っていたが、こっちは「米沢街道」とされている。第3位~第5位集団 福島県(福島県観光マップ)。広い県土に併せて大型だが、観光スポット標記だけという感じで、平面的。街道名もない。ケバはあるが地勢があまり掴めない。イメージングができず、地図好きには物足りない。青森県(あおもり観光ガイドマップ)。福島よりは地図として面白い。街道名なし。岩手県(岩手観光案内図)。縦長でユニーク。写真や意匠を重視せず、イベントやスポットのデータを素直にまとめて好感。地図はちょっと平面的。街道名が欲しかった。第6位 宮城県。なんとマップを置いていない。東北の空の玄関口、仙台空港に置いてないとは。絶句。