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カテゴリ:EconoTrend~世界経済の潮流~
ソニーは9月22日、全世界で全社員の7%に当たる計10,000人の従業員削減、1,200億円にも及ぶ資産の整理、11ヵ所の生産拠点の閉鎖を含む経営改善プランを発表しました。この事について英Financial Times紙は、会長兼最高経営責任者のHoward Stringer氏の言葉をこのように引用しています;
“We must be like the Russians defending Moscow against Napoleon, ready to scorch the earth to stay ahead of the invaders. We must be Sony United and fight like the Sony warriors we are.” (我々は迫りくるナポレオン軍に立ち向かうかつてのロシア人の毅然としていなければならず、迫りくる競合他社を出し抜くために焦土作戦を決行する決意である。我々はソニー連邦の一員であり、ソニー戦士として戦わなければならない。) しかしながら、こういったある意味悲壮感をも感じさせるスピーチにもかかわらず、市場の反応は冷たいものでした。本日の株価は前日比で20ポイントも下がっています。 最近のソニーの製品にはかつての勢いや洗練されたセンスがあまり感じられなくなってきていると思います。ウォークマンスティックは確かにデザインセンスがよく、ディスプレイに浮き上がるホワイトの文字は所有している喜びをかき立ててくれるものでしょう。しかし、最近発表されたWALKMAN CONNECTは、そのボディーの分厚さとデザイン性において、iPod nanoに完全に負けてしまっているように思えます。 かつて携帯音楽プレイヤーの代名詞であったWALKMANは、そしてSONYは果たして復活できるのか、日本人としてその行方が気になるところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.25 21:25:00
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