療育園にて。。。
こんぶの療育園で、昨年からずっと、 私たち親子の様子を卒論研究として調査なさっていた学生さんが、 無事、不登校・引きこもり成人の自助サポート施設に就職なさいました~!! おめでと~!! 彼女の、子どものころから『いい子』で生きてきたために心の中に溜めていた悩みや不安や、さまざまな葛藤を聞いたり、 ボランティアで行き始めた自助サポート施設での活動に新たな生きがいを見出していることなどを聞いていた私は、 我が子が巣立って行ったかのような喜びを疑似体験させてもらいました♪ 嬉しいぃ~♪ 感動をありがとぉ~!! 夢の実現のために、まずは卒論をがんばってもらわなくちゃね(笑) さて、その療育終了後、学生さんの卒論研究素材として、母がインタビュー受けました(笑) 初めは何となく、私たちの様子を観察しているようだった学生さんも、 月日がたつにつれ、子どもたちの気持ちに同調し、 その感じ方までもすっかり理解されるようになっていかれたご様子は、 本当に嬉しい思いで見ておりました。 親子間の言葉かけで変化する自閉症児の変遷を中心に考えていらっしゃったようなのだけど、 私との無駄話が興味深かった、とのことで、 自閉症児の母の心理についての研究が増えた卒論になりそうです(笑) 冊子が出来上がったら、いただけるとのこと。 心理学専攻の学生さんからみた『母としての私』がどんな風に描かれるのか、すごく楽しみです♪ また新たな自分の問題点が見えてくるかもしれないし~♪ いろんなこと、お話ししました。 実母としての立場から、継母としての立場から。 継母であることを知った方からは、本当に数多く、何気なく感嘆の意味で出された「○○くん(二男)、かわいそう」の言葉に、私がいっぱい傷ついてきたこと。 だからこそ、誰にも文句を言わせない立派な(?)継母になってやる!という闘志がでてきたこと(笑) 自閉症であると知って、母としての気持ちに揺らぎがあったか、その時にどのような手立てをしたか、とのご質問などなど・・・。 母としての気持ちには、揺らぎはなかったなぁ~。。。 もしかしたら一生、面倒を見続けなければいけないかも、と覚悟できたことが収穫といえば収穫。 そういう人生を送ることになっても、どのみち私の人生。 だったら、自分が死ぬ時に後悔のないように、母としての人生をまっとうしようと決心できた。 このことは、自閉症に限らず、どの子でも同じ。 3人の母だから、3人ともすべての人生が母一人にかかってくると思うと行きつくところは心中か?と思ったりしたけど、誰か一人くらいは自活できるようになってくれるだろうと軽~く考えてたし(笑) それよりも、診断される前の次男三男の学校・保育園のゴタゴタで、 あらゆるところから『愛情不足』と言われ続けたことのほうがよほどキツかった、とか。。。 子のために、やれることすべて、至る所に菓子折り持って謝りに行ってたし、子どもたちにも感情的になるのではなく、教え諭すつもりで「して良いこと・悪いこと」を伝え続けてきた。 もちろん、自分なりに愛情いっぱいと信じていたし、 たまに会う保育士の義妹は、専門職の目から、 「愛情受けてる子だよ。この子たち。 愛情不足の子に特徴的な様子は、この子たちには見受けられない」 って言ってくれてたし。 自信もって愛情かけてると思っていた時に、「愛情不足だから、もっと愛情もって」と言われること。。。 精一杯頑張ってるのに、何をどう頑張ればいいのよ~!ってパニックになってた。 その時の苦しみに比べれば、自閉症診断・不登校の苦しみなんて、まだまだ笑う余裕さえある。 幸せな私♪ 傍で、好意から残業してまでこんぶの相手をしてくださってた療育の先生もいらっしゃるし、 発達しょうがい児者親の会で、相談させてくださるたくさんの先輩お母さん方がいらっしゃるし、 その人的ネットワークから、この療育園にお世話になることができたし。 学校でも、子どもの心の理解をしていただけるまでは、 さまざまなしょうがいに関するリーフレットを配ったり、 専門書を寄付させていただいたりと、かなりの出費をしつつ頑張ったけど、 理解して下さった後は積極的にご協力していただいたし、 黙っていても、子どもに合いそうなやり方を考えていただけるようになったし。 感謝することは多いけれど、揺らぎはないな~。 ありがたいことに。 恵まれた環境に、心から感謝! 学生さんも子どものころからの「親に圧迫された心の傷」を抱えていて、 私のあまりの呑気さに、何故だかなんとなく安心していたようでした。 その安心を、今後はぜひ職場で、悩み多き青少年たちに伝えて行って下さいね。 これから卒論の追い込みにかかって、忙しいのだろうなぁ~。。。 でも、しっかりと自分を自己分析して、冷静な目で自分を振り返ることができる彼女のこと。 これからどんな困難が待ち受けていても、しっかりと自分で解決して、我が道を歩んでいかれるのだろうな。。。と感じました。 彼女の自助サポート施設もそう遠くないところにあるし、 いつか見学に行ってみよう♪ もしかしたら、ウチの兄弟の誰かがお世話になるかもしれないし?(笑) そうならないための最大限の努力は怠らないつもりだけれど(^_^;)