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音の棲む場所より

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2008.04.24
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カテゴリ:音を紡ぐ
一昨日の「たまごの手」の波及度のすごさに(笑)
ちょっとキーワード検索なんぞしてみました。
「たまごの手」VS「脱力法」


結果は、「脱力法」の圧勝(大笑)

WEB上の「たまごの手」の記述って本当に少ないですね。
たまにあると思うと、「昔は・・・だったが」などなど
一番笑ったのは(書いた方に失礼ですね ごめんなさい)
大人になって初めて「キーボード」を弾こうという「スレッド」(らしいもの)
なぜ「らしいもの」なのかというと、小心者なので、クリックしてみないから(笑)

さてさて、↓の*まみり*さまへのお返事にも書いたのですが
ウチの場合をちょっと書いてみますね。
でもピアノは「手から手へ伝える楽器」ですから、ウチのチビちゃん用の工夫にすぎません。
ですから「へー、ほー」と読んだら、あとはさらりと忘れてくださいませ。
そして、それぞれの先生のおっしゃることを一番としてくださいね。

たとえば、年中さん(男子)用←かなり(とても?)やんちゃっ子くんのレッスン

(おごそかに)「では、今から魔法を使います。」
(こそこそっ)「絶対お友達にいっちゃダメだよ。センセと○○くんのヒミツだからね」
(おごそかに)「では、左手をそーーーーーーーーーっと鍵盤に乗せてくださいな。」
(たいてい、音が出てしまうから)
(おおげさに)「おっと~!!、ダメダメ、もういちど!」
(手をとって)「そーーーーーっと、そーーーーーっと」
(アフタータッチの下まで無音で鍵盤をおろします。すごく重要なことのように大事に)
 (↑静かに押すと途中で「がくっ」と反応して『弦』と『ダンパー』が接触する場所)

  
ここで、「じぶんでやるもん!」が口ぐせのやんちゃっ子くんから
「手をとって指導される」ことへの嫌悪感や恐怖心をとれれば「こっちのもんだ!」です。
信頼関係がないと、結局体はガチガチのまま、心もガチガチのまま・・・ですからね。

手をとって「腕→ひじ→手のひら→指先」と「つながっている」ことを自覚させ、
手の中にはね~~肉が合ってね~骨があってね~と(うふふふ)魔女らしいお話をしたり。
同時に白鍵と黒鍵をともにおさえるために指のブリッジ(指の付け根部分)を丸く保つ形
後に「彼のベストポジション」になる形を自然に作らせて行きます。
(このとき、くれぐれもこちらの目論見を悟られないように注意が必要です 笑)
さらに、出来なければ「あぶらかだぶら~」とか「ちちんぷいぷい~」とかいいながら
手のひら~手首~腕をぶらぶらさせたり、します(←だましテクですね~♪)


(手をおさえて)「ピアノ鳴ってないね・・・・弾いてるのにね・・・・」
(おごそかに)「では、魔法を使います! えいっ!」
スタッカートで、押さえた音の1オクターブ上の音をピンっとはじきます。
すると倍音(おさえた鍵盤と同じ音でオクターブ上の音)が響きます。
(そして手をおさえられたままびっくりお目々の○○くんを楽しく観察します 笑)

(こそこそっと)「○○くん、今、何かした?ピアノ弾いちゃった?」
○○くんものすごいあわてて
「ううん!弾いてない!弾いてないよ!じっとしてたよ!」
(こそこそっ)「そうよね・・・・変ね・・・それにさ・・・(と手を離して)」
「今押さえてた音、もう一度弾いてみて?」←当然その鍵盤の「固有音」がでますね
「あれ?直った・・・おかしいな・・・さっきひとつ高い音になってたよ?魔法?かな?」


・・・・・・あはははは
だから「子供だましの魔法使い」と言われるのです~♪
ちなみに、こうして「自分の手の重みを感じる」「手を鍵盤に置く」ということから
始めた子は、ピアノを「たたく」ことはしません。

またバレエのセンセなんかはポール・ドゥ・ブラ(腕の動き)の練習のときに
「水の中で動いているように、空気の存在を感じて、空気を動かすように」
「もし水の中から引き上げたら、指先から水が落ちるように、ひじから落ちたら×よ!」
とおっしゃいますが、「魔法使い」であると同時に「音響屋」でもありますので
私は「本当に水の中で」いえ、できれば毎日「お湯の中(お風呂)で」遊んでもらいます。

題して「お風呂パーカッション!」(あ!マンションなどで音がうるさいと困るかな?)

お風呂の中で、ぱちゃぱちゃと音を立てるだけなんですが
腕ごと「自由な落下(あえて専門用語)」をさせると「ずご~~~ん!!!」というし
肘から下だけで、ぐいぐい「圧す(これまた専門用語)」すると「ずんずんずん」だし
手首だけで(ただし水をつかむようなつもりで)たたくと「てとてとてとてと」だし


そして、極めつけ・・・・静まり返ったお風呂場に「ぴる~~~~ん・・・・」と
指先から落ちた水滴が音をたてて終ります。
できれば、お風呂の中で、「音の行方」を目で追いかけてみてくださいね。

親子でたのしい「お風呂セッション」いかがでせう?
パパと子供だと、大迫力になります。が、うっかり「足踏み」なんぞ入れないように
厳重注意が必要ですが(あははは)

すると、指(手首?肘?うで?)の問題だけでなく、もちろん上半身だけでもなく
問題は、背中のあり方(ダンサーさんといっしょ)だったり、腰の問題だったりすることが
自然と分かってくるでしょう。

まぁ、そんなことより、とにかく楽しいんだから、それだけでいいのでは?(うふふ)


これは「参考になる本」とか「指導書」とかなにもないですよ。
私がウチの○○くん用に、そしてかつての教え子たち用に作った「処方箋」です。
もっとちがう「処方箋」も当然あります。

そして、これらすべてが「子供に教わった」ことだと感じています。



センセ顔をするのって、照れますので
こんな感じでよいですかね・・・・。
一昨日のお話へのコメントの数々、ありがとうございました。
これが「私の」やりかたです。最新の、または最良のものかは、分かりませんが(笑)


お目汚しの「センセ顔」のお詫びに(笑)・・・・こちらはM氏の手です(大笑)
猫の手ならどうなのだらう?(笑)

今日はすっかりぐっすりです。手をとっても「ぴくり」ともしません。
「本日の公演は終了いたしました」とアナウンスが聞こえそうです♪
本日の公演は終了しました。またのお越しを。。。

では、これにてごめん・・・・・





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Last updated  2008.04.25 00:24:59
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