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カテゴリ:音を紡ぐ
一昨日の「たまごの手」の波及度のすごさに(笑)
ちょっとキーワード検索なんぞしてみました。 「たまごの手」VS「脱力法」 結果は、「脱力法」の圧勝(大笑) WEB上の「たまごの手」の記述って本当に少ないですね。 たまにあると思うと、「昔は・・・だったが」などなど 一番笑ったのは(書いた方に失礼ですね ごめんなさい) 大人になって初めて「キーボード」を弾こうという「スレッド」(らしいもの) なぜ「らしいもの」なのかというと、小心者なので、クリックしてみないから(笑) さてさて、↓の*まみり*さまへのお返事にも書いたのですが ウチの場合をちょっと書いてみますね。 でもピアノは「手から手へ伝える楽器」ですから、ウチのチビちゃん用の工夫にすぎません。 ですから「へー、ほー」と読んだら、あとはさらりと忘れてくださいませ。 そして、それぞれの先生のおっしゃることを一番としてくださいね。 たとえば、年中さん(男子)用←かなり(とても?)やんちゃっ子くんのレッスン (おごそかに)「では、今から魔法を使います。」 (こそこそっ)「絶対お友達にいっちゃダメだよ。センセと○○くんのヒミツだからね」 (おごそかに)「では、左手をそーーーーーーーーーっと鍵盤に乗せてくださいな。」 (たいてい、音が出てしまうから) (おおげさに)「おっと~!!、ダメダメ、もういちど!」 (手をとって)「そーーーーーっと、そーーーーーっと」 (アフタータッチの下まで無音で鍵盤をおろします。すごく重要なことのように大事に) (↑静かに押すと途中で「がくっ」と反応して『弦』と『ダンパー』が接触する場所) ここで、「じぶんでやるもん!」が口ぐせのやんちゃっ子くんから 「手をとって指導される」ことへの嫌悪感や恐怖心をとれれば「こっちのもんだ!」です。 信頼関係がないと、結局体はガチガチのまま、心もガチガチのまま・・・ですからね。 手をとって「腕→ひじ→手のひら→指先」と「つながっている」ことを自覚させ、 手の中にはね~~肉が合ってね~骨があってね~と(うふふふ)魔女らしいお話をしたり。 同時に白鍵と黒鍵をともにおさえるために指のブリッジ(指の付け根部分)を丸く保つ形 後に「彼のベストポジション」になる形を自然に作らせて行きます。 (このとき、くれぐれもこちらの目論見を悟られないように注意が必要です 笑) さらに、出来なければ「あぶらかだぶら~」とか「ちちんぷいぷい~」とかいいながら 手のひら~手首~腕をぶらぶらさせたり、します(←だましテクですね~♪) (手をおさえて)「ピアノ鳴ってないね・・・・弾いてるのにね・・・・」 (おごそかに)「では、魔法を使います! えいっ!」 スタッカートで、押さえた音の1オクターブ上の音をピンっとはじきます。 すると倍音(おさえた鍵盤と同じ音でオクターブ上の音)が響きます。 (そして手をおさえられたままびっくりお目々の○○くんを楽しく観察します 笑) (こそこそっと)「○○くん、今、何かした?ピアノ弾いちゃった?」 ○○くんものすごいあわてて 「ううん!弾いてない!弾いてないよ!じっとしてたよ!」 (こそこそっ)「そうよね・・・・変ね・・・それにさ・・・(と手を離して)」 「今押さえてた音、もう一度弾いてみて?」←当然その鍵盤の「固有音」がでますね 「あれ?直った・・・おかしいな・・・さっきひとつ高い音になってたよ?魔法?かな?」 ・・・・・・あはははは だから「子供だましの魔法使い」と言われるのです~♪ ちなみに、こうして「自分の手の重みを感じる」「手を鍵盤に置く」ということから 始めた子は、ピアノを「たたく」ことはしません。 またバレエのセンセなんかはポール・ドゥ・ブラ(腕の動き)の練習のときに 「水の中で動いているように、空気の存在を感じて、空気を動かすように」 「もし水の中から引き上げたら、指先から水が落ちるように、ひじから落ちたら×よ!」 とおっしゃいますが、「魔法使い」であると同時に「音響屋」でもありますので 私は「本当に水の中で」いえ、できれば毎日「お湯の中(お風呂)で」遊んでもらいます。 題して「お風呂パーカッション!」(あ!マンションなどで音がうるさいと困るかな?) お風呂の中で、ぱちゃぱちゃと音を立てるだけなんですが 腕ごと「自由な落下(あえて専門用語)」をさせると「ずご~~~ん!!!」というし 肘から下だけで、ぐいぐい「圧す(これまた専門用語)」すると「ずんずんずん」だし 手首だけで(ただし水をつかむようなつもりで)たたくと「てとてとてとてと」だし そして、極めつけ・・・・静まり返ったお風呂場に「ぴる~~~~ん・・・・」と 指先から落ちた水滴が音をたてて終ります。 できれば、お風呂の中で、「音の行方」を目で追いかけてみてくださいね。 親子でたのしい「お風呂セッション」いかがでせう? パパと子供だと、大迫力になります。が、うっかり「足踏み」なんぞ入れないように 厳重注意が必要ですが(あははは) すると、指(手首?肘?うで?)の問題だけでなく、もちろん上半身だけでもなく 問題は、背中のあり方(ダンサーさんといっしょ)だったり、腰の問題だったりすることが 自然と分かってくるでしょう。 まぁ、そんなことより、とにかく楽しいんだから、それだけでいいのでは?(うふふ) これは「参考になる本」とか「指導書」とかなにもないですよ。 私がウチの○○くん用に、そしてかつての教え子たち用に作った「処方箋」です。 もっとちがう「処方箋」も当然あります。 そして、これらすべてが「子供に教わった」ことだと感じています。 センセ顔をするのって、照れますので こんな感じでよいですかね・・・・。 一昨日のお話へのコメントの数々、ありがとうございました。 これが「私の」やりかたです。最新の、または最良のものかは、分かりませんが(笑) お目汚しの「センセ顔」のお詫びに(笑)・・・・こちらはM氏の手です(大笑) 今日はすっかりぐっすりです。手をとっても「ぴくり」ともしません。 「本日の公演は終了いたしました」とアナウンスが聞こえそうです♪ では、これにてごめん・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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