テーマ:最近観た映画。(38557)
カテゴリ:Cinema
今日はPTA総会の代休。ここ数ヶ月の念願であった映画館での新作映画鑑賞! 夜もスカパーでと、映画三昧の一日であった。
宇都宮に昨年秋オープンしたシネコン MOVIX 宇都宮にて「ロスト・イン・トランスレーション」(ソフィア・コッポラ監督・2003年・米)を視聴。月曜日はメンズデイ・スペシャルのため、入場料も1,000円とお得であった。 見たかった作品であり、期待しての鑑賞であったが、期待を裏切らない秀作であった。ただし、ハリウッド映画的な派手な展開や結末を期待すると、肩すかしを喰うのでご注意を。この映画でソフィア・コッポラが描こうとしたのは、一見すると決して劇的ではないが、リアルな日常世界であり、大人の人間としての繊細な心の襞であろう。そういった意味では彼女の処女作品「ヴァージン・スーサイズ」の延長線上にある映画であり、稚拙であった手法がようやく成熟した作品といえよう。 ホテル・パークハイアットを中心に東京を舞台とした映画であるが、日本の描き方が、他のハリウッド映画に比べもの凄くマトモであり、ソフィア・コッポラの瑞々しい感性が揺れ動く心理描写とストーリーの緊張感に発揮されていて、アカデミーでオリジナル脚本賞を受賞しただけのことはある。 主役のビル・マーレーとスカーレット・ヨハンソンの好演が光る作品だ。最近はテレビの画面に慣れっこになってはいたが、やはり大スクリーンの劇場での映画鑑賞は何ものにも代え難い。作品そのものにも脱帽ものだが、スカーレット・ヨハンソンが特にイイので文句なく☆☆☆☆☆ 帰りに、美和村の隠れ家的喫茶店「 Le Temps(ル・トン)」で、手造りカレーを食べた。こだわりの年代物のオーディオから流れるジャズに身をゆだね、厳選素材に手の込んで愛情こもったカレーで、グリンピースのポタージュも絶品! これからの季節は、新玉葱のポタージュになるそうだ。マスターとの話も弾み、愉しいひとときをすごした。マニアックなコレクターであるマスターと、物静かで笑みに気品のある奥様に感謝。 水戸在住ということで、どこかで見たことのあるようなマスターが気になり、インターネットで「ル・トン」を調べてみると、「ああ、そうだったのか!」と納得。高校~大学時代に足しげく通ったことのある、銀杏坂にあった某レコード店のオーナーだったのだ。情報ソースは、「二つの夢を食べる男」(南町三丁目商店街振興組合HP~特集・竹脇元治氏「旧市街地の中心街としての再生の道」)より。 夜はスカパーPPVで「メイド・イン・マンハッタン」(ウェイン・ワン監督・2003年・米)を視聴。ジェニファー・ロペス主演の、こちらもロマンチック・コメディである。ハリウッド映画でありがちな陳腐なシンデレラ物語の焼き直しだろうと、ほとんど期待せずに見たのだが、こちらはイイ意味で裏切られ、けっこうよかった……。かの有名な「プリティ・ウーマン」なんかより、格段にイイ。 ストーリー展開も、いちばん最後の結末こそ予測は出来たモノの、途中はそれなりに緊張感とリズム感ある展開で飽きさせずに、温かなヒューマンタッチが全編にわたり溢れる映画である。ジェニファーの上司である執事と息子の台詞は特に心に残った。挿入歌であるノラ・ジョーンズ "Don't know why" が耳に心地よい。 使い古されたシンデレラ・ストーリー、恋愛ドラマの手法ではあるが、この手の作品としては中身があるので☆☆☆☆ みなさん、TBとコメントを沢山ありがとう! 昨日はTBするだけで精一杯だったので、TBとコメントくださったみなさんには、あとで伺ってコメントしますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[Cinema] カテゴリの最新記事
|
|