「博士の愛した数式」100万部突破
最近映画化、公開されている「博士の愛した数式」(小川洋子・著)が100万部を突破しました。文庫化されたことと、映画化されたことが後押しとなったようですね。この本、発売当初から話題となっていて、2004年本屋大賞も受賞しました。ここに来てブームに火がついた感じがします。小川洋子さん、私の好きな作家の一人なんです。でもまだ「博士の愛した数式」は読んでいません。読みたい読みたいとずっと思っていたのですが、忙しさにかまけいつも後回しでした。小説はじっくり読みたいので、何とか時間を作って読もうと決めました。博士の愛した数式小川洋子さんの芥川賞受賞作「妊娠カレンダー」です。この一冊でとても好きになりました。妊娠カレンダーこちらはミステリータッチ、推理小説のようなドキドキするお話です。完璧な病室「博士の愛した数式」の成功で、小川洋子さんの作家としての地位が確立されたようで、とてもうれしいです。小川さんの文章は読みやすく、かつ独特の「小川洋子にしか書けない文章」という感じがします。小川さん自身は小説を書くことについて「言葉を携えて物語を探しに行く作業」というようなことを言っています。たくさんの小説を発表してきましたが、主婦として母としての生活を両立させながら、こつこつと書き上げてきたそうです。そういうところは特に共感を呼びますね。今一番乗りに乗っている作家の一人でしょう。今日も訪問ありがとうございます人気blogランキングへ