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テーマ:政治について(19782)
カテゴリ:ブログっぽい?
きっこの日記が凄いことになっている。
昨日、イーホームズのサイトが『きっこの日記』にリンクした。関係者あてに、きっこブログを参考にしてほしいと社長名で記したのだ。企業の公式サイトが一個人のブログにリンクをひっぱるという前代未聞の珍事である。 今朝、『きっこの日記』を開いたところ、イーホームズの藤田社長のきっこさんへのメールと、きっこさんのお返事がアップされていた。このふたりのやりとりの内容が濃いといったらありゃしない。藤田社長は、姉歯氏とイーホームズをスケープゴートにして事態を収拾しようとする闇の権力に対する恐怖を当初より抱いていたことがよくわかる。事件発生より、姉歯→イーホームズ→ヒューザーおよび木村建設と生贄は拡大されてきたのだが、きっこさんの他のメディアにはなかった点は、非常に早い時点で総研が黒幕であることを突いていたことだ。 「国交省もいいかげんにしてほしいもんですね!」とヒューザーの小嶋社長は吼えた。私はあの恫喝を聞いて、役人と民間会社との関係の一面をみる思いがした。何があるのかよくわからないが、小嶋も国交省にスパッと切られたのだな。要するに国交省は証人喚問で明らかになった内容やそれ以上のことを当初よりよく知っていた。彼らは自民党の中枢に繋がる深い闇の一端を担っており、常に相互にフィードバックをしあいながら情報の開示の仕方や、行政指導の方法を決めている。北側大臣はいつも鎮痛な表情で会見をしているが、それは闇そのものが深いことを表し、自分の裁量ではとうてい裁ききれない大きな事件で、とりあえず役人のレクチャーのとおりに動くしかないといったところなのであろう。なにしろ創価学会とのつながりもきっこは強く言及しているのだ。 政治家がらみの贈収賄事件では、どこで幕引きとするかが司直を悩ませるところ。国民にすれば、そりゃないだろ!と思うところだが、実際、日歯連の事件では橋本龍太郎が政界を引退することで幕引きとした。橋本、青木、野中、ヤマタクは、知らぬ存ぜぬとすっとぼけ、おしまい。検察庁も忙しいので、どこかで線を引いてそれに向かって仕事を進めるほかないのだ。村岡さんが犠牲者で終わった日歯連の事件だった。 今回の耐震偽装事件では、自民党は木村建設とヒューザーまでを犠牲者として幕を引きたいところであった。総研については触れられたくなかった。大手メディアは政治家からの圧力もあり、真の闇には触れていなかったが、『きっこの日記』発の情報によって、メディアも政治家も総研が関わる全体について触れざるを得なくなった。ブログがジャーナリズムとして大企業や官僚および政治家へも強い影響を与えていくという日本では初めてのケースじゃなかろうか、きっこの日記って。 自民党はもう証人喚問はやりたくないらしい。前回の質疑でもその後ろ向きさがよくわかった。ここは野党の皆さんに頑張っていただいて、証人喚問第二弾を是非御願いしたい。 総研の内河氏、四ヶ所氏、アトラス設計の渡辺氏、ヒューザー小嶋氏あたりかな。 年越しでうやむやにしたいのが小泉周辺の本心だろうが、ロッキード事件のときのように徹底的に追及してほしい。 きっこはブログ界の立花隆だと思った。 きっこの日記 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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