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テーマ:政治について(19781)
カテゴリ:ブログっぽい?
続編の発売である。前作もアマゾンで1位となるほど売れた漫画だが、今作もアマゾン1位、本屋さんでも平積みである。前作はざっと本屋で立ち読みして、それで済ませてしまった。意図はよくわかっていたし、内容も2ちゃんねるにおいてだいたい知っていたので購入までには到らなかった。パート2を買ったのは、その後の嫌韓流をチェックしてみるか、という思いで。
面白く読んだ。今回は日本国内においての嫌韓に重きがおかれている。日本国内にいる在日朝鮮、韓国人に対しての「このままでいいの?」というメッセージである。作者はまず在日の人について、いろいろと活動をしたりや反日感情を抱く人は少数派であると描いている。多数の人は波風立てたくないし、穏やかに暮らしていきたいだけだ。「在日特権」はやはり生きる上でおいしい要素があるので、積極的に帰化することもない。通名との名前の使い分けもいろいろと効用があることがわかった。ストーリーの中で日本に帰化した青年も登場するが、あえて日本人となることには、それなりに勇気がいることもわかった。同胞より魂を売ったなどと誹謗されることもあるのだ。 韓国における反日教育や歴史の捏造については、一言でいえばジェラシーによるものだといえる。戦後における日本の経済発展に対してのジェラシーであり、韓国という国の成り立ちにおける日本の植民地政策の功績に対してのそれである。現在の韓国に成り立ちにおいて日本の役割なしには語れないという事実を国をあげて否定したいのである。この一点はどうしても曲げられないようだ。背後には中華思想がある。日本人が眺める韓国の不思議は、それが中国のような一党独裁政権ではないのに、反日という一点においては、国民の足並みが揃うことだ。揃うことで韓国という国のアイデンティティをどうにか確立させている。 韓国人の穏やかでない国民性はどこから来るのか、という重要な疑問を多くの日本人は抱いていると思うが、私はこの点についてはマンガの世界より離れて、古代史にまで飛ぶ。歴史的に朝鮮半島が不安定な場所であったことだからであろうと思う。いくつもの国家および民族が国盗り物語を行ってきた。そしてそれらの王は中国の帝王に柵封してもらうという形で国を存続させてきた。朝鮮民族のメンタリティを漢字一字で表すと「恨」ということになろうが、韓国国民のパワーの源である恨の矛先は、現代にあっては日本に向けられている。そうなってしまった。り・しょうばん政権はここから国づくりをスタートさせた。これは、日本が国をあげてどうにかすれば収まるものではない。原因が日本にあるのではないのだから。 ただ、私がこのような文章を書けば、日帝36年の歴史を否定するのかといった反論も生じるであろう。このマンガではそのへんにも注目し、日教組や中核派、その他の左翼勢力がわざわざ、歴史の捏造に対して同調していると批判している。私もなぜ、そこまでむきなって信憑性の疑わしい出来事に同調したいのか、理解に苦しむ。早い話が彼らは現在の政治が転覆すればいいのね、と思う。成田闘争において空港反対の農民と手をつないだことと同様で、なんでもいいんだな。まったく幼稚だし、ふつうの国民にはいい迷惑なのだが、彼らはいわゆるインテリ層であり、日本のジャーナリズムの一翼を担っているので、事はやっかいである。 横にそれるが、スローライフとか、有機農業とか、NPOとか、筑紫哲也のニュース23といったキーワードが私の脳内においてひっかかってくる。 それはさておき、今作では台湾人学生を登場させて嫌韓の視点を拡大させている。二国間の問題ではなくて世界における韓国人の困った問題という見方だ。日本の植民地政策に対する評価について台湾と韓国がなぜこうも違ってくるのかを少しだけ切り込んでいる。北米、中南米においての韓国人の困った話も取り上げて、日本人が嫌韓になるのは、韓国人の国民性によるものだと説明している。 ながながと書いてきたが、「すっかり嫌韓流にハマってしまったのね」と思われる方もいると思う。が、私自身はそれほど過激なことを述べているとは思っていない。そんな国なんだもん。例えば韓国において風俗産業はGNPの5パーセントに達するほどの規模があるというが、李氏朝鮮時代のキーセン文化あってのこと。それが巡りめぐって日本国内においての韓国エステ店へと繋がって私という個人と繋がってくる。食も含めて韓国文化に与っているわけだ。儒教思想、未婚で処女でない女は大手を振って歩けないという考えがあって、恋に破れた女性はマッサージ嬢になったりする。それも家というシステムがあるがゆえの事。職につけずに困った女性が日本でエステ嬢になる。嫌いなチョッパリが相手なら身体を売っても恥ずかしくないし、家族にもわからないからいいという、妙な精神によりプライドを保ちながらローションを塗る。また健康ランドで垢すりおばさんと対面すれば、とても優しい人と韓国語で悪口をいいながらやる嫌な人の両方に出会う。私が韓国人と親密になる瞬間はこんな時だ。 このマンガは何度か、日韓がお互いに分かり合えるために議論しよう、なんてことを書いているが、それは、ちょっと歯が浮くセリフだ。無理。フランス娘に儒教思想を叩きこむくらい無理がある。歴史認識等、妥協点を見出すことはできないし、そんなことは筆者の本心ではなかろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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