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SherryBaby
(監督・脚本:ローリー・コルヤー) 出演:マギー・ギレンホール/ライアン・シンプキンス/ブラッド・ウィリアム・ヘンケ/ブリジット・バーカンほか 服役を終えて仮出所し、弟夫婦に預けていた5歳の娘との生活を求めるシングルマザーが、厳しい現実と苦闘する姿をリアルに描いた人間ドラマ。シングルマザーを演じたマギー・ギレンホールの熱演は絶賛に値する。カルロヴィヴァリ国際映画祭(2006年)最優秀作品賞&最優秀女優賞受賞作品。 10代の頃からドラッグに溺れ、クスリを買うためにはたらいた窃盗の罪で服役していたシェリーは、刑期を終え仮出所する。彼女は、弟夫婦に預けていた一人娘アレクシスとの生活を熱望していた。しかし、父親から受けた性的虐待や薬物に溺れた過去をもつシェリーは、娘の愛を求めながら得られず、自分自身を愛することもできない。ついに再びドラッグに手を出してしまう‥‥。 悲しい現実ではあるが、これが現実なんだよな‥‥、と深く思わされる作品。娘に対する愛をモノでしか表現できないことの悲しさよ‥‥。
40オトコの恋愛事情 (監督:ピーター・ヘッジズ) 出演:スティーヴ・カレル/ジュリエット・ビノシュ/デイン・クック/ジョン・マホーニーほか 3人の娘を育てるシングルファーザーに突然舞い降りた恋の行方を描くロマンティック・コメディ。「トリコロール/青の愛」のジュリエット・ビノシュのナチュラルな魅力が輝いている。 ダン(スティーヴ・カレル)は妻を病気で亡くし、3人の娘を男手ひとつで育てるコラムニスト。ある日、ダンたちは毎年恒例の一族勢揃いでの休暇を過ごすため、ロードアイランドの実家に向かう。実家から少し離れた町でマリーという女性(ジュリエット・ビノシュ)と出会ったダンは恋に落ちるが、彼女はダンの弟ミッチの恋人だった。 ということで、シチュエーションコメディみたいな面もありますが、ダンの内的変容を描いた人間ドラマでもある。ダンとマリーが出会う書店のシーンは、台詞がイマイチなのだけれどシチュエーションがとてもよく、好きである。なんだかホッとするね、こういう映画を観ると。
コブラ (監督:ジョルジ・パン・コスマトス) 出演:シルヴェスター・スタローン/ブリジット・ニールセン/レニ・サントーニ/ブライアン・トンプソンほか 殺人事件を目撃した美女の抹殺を企てる殺人鬼集団と闘うはみだし刑事を描いた、シルベスター・スタローン主演のバイオレンス・アクション。 一時はシリーズ化もささやかれたというから、ちと、驚き。
浦沢直樹著『21世紀少年』(小学館)上巻「"ともだち"の死」を読了した。人類滅亡の危機を脱した世界を悪夢が襲う!! "ともだち"が残したもうひとつの罠とは‥‥!? 【『20世紀少年』のあらすじ】昭和40年代、空き地に秘密基地をつくり21世紀を空想していたケンヂと仲間たち‥‥。悪の組織の世界征服計画を阻止する正義の味方を夢見て、他愛のないシナリオを描き、それを「よげんの書」と名付けていた。 1997年、失踪したケンヂの姉キリコの娘カンナを育てながらコンビニを営むケンヂは、ミュージシャンとなる夢も破れ、どこにでもいるようなつまらない大人になっていた。だが彼の周辺で起こる奇妙な事件が"よげんの書"そっくりなことに気付き、彼の人生は一変する。"ともだち"と呼ばれる謎のカリスマが本気で世界の征服を夢見ていることに気付いたのだ。 "ともだち"とは誰!? 仲間を集めて立ち上がったケンヂは、"ともだち"の巧みな策略にはまり、20世紀最後の日、テロリストの汚名を着せられ行方不明に。"ともだち"は惨劇を救った英雄となった。 2015年"ともだち"は暗殺されてしまうが、ローマ法王の前で復活。英雄から神の子にのぼりつめた彼はその一方でウィルスをばらまき、世界を滅亡へと追い込んだ。 三年後、わずかに残った人類に世界大統領として君臨する"ともだち"は、世界へ向けた放送で真相を告白、人類の完全な滅亡を宣言する。 カンナは唯一の安全な場所、万博会場でのコンサートを企画・開催し、人々を救おうと画策する。そして姿を現したケンヂは"ともだち"と直接対決。人類を救うが‥‥!? ‥‥ということで「21世紀少年」に突入するわけだけれど、結局、"ともだち"の正体がどう入れ替わって、何が目的(動機)なのか、ということは、上巻ではまだ何もわからない。今度は「反陽子ばくだん」のリモコンの隠し場所が問題になっているけれど、う~む、どういうことよ? 【データ】浦沢直樹著『21世紀少年 上巻 "ともだち"の死』(小学館)収録作品は「"ともだち"の死」「夢の中の大人」「俺たちの旗」「子供のはじまり」「未来のおばけ」「マネのマネ」「かくし場所」「おまえは今日で死にました」の8話。
サイコハウス (監督:ラッセル・マルケイ) 出演:ウィリアム・R・モーゼス/ゲイル・オグレイディ/マリアナ・クラヴェーノ/ステイシー・ハイダックほか TVムービー。カーターとメーガン夫婦が雇った美人で優しい理想的なベビーシッターのアビー。しかし、彼女を雇い始めてから一家の周辺の人々が次々と不審な事故死を遂げる‥‥。 幼少時に虐待を受けていた主人公のアビーが、歪んだ復讐を果たそうとする、という内容だが、根本にある虐待は世代を下りながら繰り返される性質がある、ということが常識になっている欧米では、このくらいの作りの作品でも恐怖感があるのではないだろうか、と想像する。
三人の名付親 (監督:ジョン・フォード) 出演:ジョン・ウェイン/ペドロ・アルメンダリス/ハリー・ケリー・Jr/ジェーン・ダーウェルほか 「恵みの光」(1919)、「砂漠の生霊」(1930)、未公開の1936年版に続く、ピーター・B・カインの小説の映画化。深層に「絆」を描くジョン・フォードらしい一作。 保安官に追われる三人組の強盗が荒野のド真ん中で、身重の女を乗せた幌馬車に出会う。女は赤ん坊を産み落とすと、三人を名付け親に頼み息を引き取った。三人は赤ん坊を無事に町へ届けようと出発するが、水も無く陽に照らされるだけ彼らの道行きは困難を極めた‥‥。 きめ細やかな人物描写と、西部の光景による心象描写を織り混ぜた逸品。罪を犯した男たちが幼い命を守ろうと旅するなか、やがてそれが贖罪の道程へとなる寓意も含めて、実に感動的な作品となっている。ちなみに1974年には、TVムービー「THE GODCHILD」としてリメイクもされている。
浦沢直樹著『20世紀少年』(小学館)第22巻「正義の始まり」を読了した。最終ウィルス散布までタイムリミットは一週間!! 20世紀の"少年"たちは世界を救えるのか!? 最終ウィルスは、まあ、回避されたわけだけれど、結局、"ともだち"が何のためにこんなことをしたのか?という動機は不明のまま。はっきり言って、最終巻を読んでも謎は残されたままだらけである。これは『21世紀少年』(小学館)を上下巻読まなければなるまいな。「こたえ」は見つかるのだろうか? 【データ】浦沢直樹著『20世紀少年 第22巻 正義の始まり』(小学館)収録作品は「告白のあと」「最後の歌」「東京都民の皆さん」「あんたの勝負」「あなたが生きなさい」「お面大王」「敵に渡すな」「続伝説の刑事」「何もするな」「正義の始まり」「正義を守る男」「遊びの終わり」「決着」の13話。
ガンマン無頼 (監督:フェルディナンド・バルディ) 出演:フランコ・ネロ/コレ・キトッシュ/ホセ・スアレス/ヒューゴ・ブランコほか スケールの大きな画作りと、極めて正統派な物語運びで、主演のフランコ・ネロをして「自分が出た中で唯一、アメリカ製西部劇に見える作品」と言わしめた傑作。当時売り出し中だったネロが見せる、流れるようなガンプレイは流麗見事である。 子供の頃、父を殺されたテキサスの保安官が、復讐のため弟を連れてメキシコへ。そこでは父の仇の悪党が、強引な土地買収で得た富と権力を欲しいままにし、悪の限りを尽くしていた。しかし、弟の意外な出生の秘密が発覚、保安官の仇討ちは思わぬ方向へ‥‥。
真・地獄の黙示録 (監督:ニコラス・ローグ) 出演:ジョン・マルコヴィッチ/ティム・ロス/アイザック・デ・バンコール/ジェームズ・フォックスほか コッポラの『地獄の黙示録』の原作であるジョセフ・コンラッドの『闇の奥』を「原作に忠実に」映像化した作品。かつてオーソン・ウェルズも映画化を試みて頓挫した経験があり、かなり難儀な代物らしいのだが、原作を読んでいないので、このTVムービーが成功しているのかどうかはわからない。TVムービーということで、相当な制約を感じるけれど‥‥。 『地獄の黙示録』でマーロン・ブランドが演じていたカーツを本作ではジョン・マルコヴィッチが、マーチン・シーンが演じたマーロウ=ウィラードをティム・ロスが演じている。南国の密林に船荷ごと消えたカーツ船長を探すウィラードが、未開の地で王として君臨する彼を見て驚き、思わず彼の幻惑の世界に引き込まれそうになる‥‥。 こうなったら、原作を読むしかないかな、うん。
ラストフライト (監督:イヴ・シモノー) 出演:ダイアン・キートン/ルトガー・ハウアー/ブルース・ダーンほか 第二次大戦前のアメリカに登場した天才女性パイロット“アメリア・エアハート”の失踪事件の謎を豪華キャスティングで描いた航空ミステリー。ううむ♪ │<< 前日へ │翌日へ >> │一覧 │ 一番上に戻る │ |