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年間最優秀賞



年間最優秀賞

マルチでデュアルなHID


この改造は銀翼の購入計画を考える以前から構想していました。

街に駐車している銀翼を覗き込み「面白いライトの改造が・・・・・・」
と、密かに練り固めたプランです。

そんな訳で、この改造が銀翼購入後最初に施した一作です。
  っていうか、 「この改造をする為に銀翼を購入した」 という説も有る。

当時、デジカメを所有して無く製作途中の画像が有りません。

皆様の旺盛なる想像力で内容を理解していただけることを期待します。




単にロー&ハイをHID化しただけでは御座いません。

・マ・ル・チ・なHIDの改造を施してあります。

皆様にも、ロービームにはHID化の波が押し寄せていますね。
ハイビームもHID化されている方もいらっしゃるでしょう。

しかし、HIDは点灯初期の光度と反応がハロゲンより劣りパッシングには全く使えませんよね。

ヒデ親爺の銀翼は上下ともHIDでパッシングにもしっかり反応してくれます。

何処がマルチな改造か?

銀翼のライトバルブは形状・H7です。
H7はフィラメントが1つですから、銀翼もローとハイ用に其々の反射板(ライト本体)が有りますね。

ようするに、其々のバルブからは ローとハイの其々 1種類の光しか発せられないのです。

それをヒデ親爺は ナント、2種類の光を発せられるように大改造しました。

使用したHIDキットはサンヨーテクニカ製 35Wです。

銀翼購入以前よりHIDでは モト・ダッチさん に大変御世話になっています。

注意:サンヨーテクニカ製のHIDを元に銀翼専用に書いています。 メーカーの保証は受けられません。 
また、他社のHIDで同じことが出来るか保証しません。
貴方が加工した物が正常に動作しなくても一切ヒデ親爺に責任は有りません。


部品構成

ロービーム(上側)は其のまま素直に H7・HIDを入れています。

ハイビーム(下側)に H4・ロー/ハイ切り替え を入れちゃいました。

勿論、ボルトオンでは取り付け出来ません。

台座の加工が必要です。

加工前のH4台座
ノーマル台座を大幅に加工します。 H4バルブ用です。

加工した台座
加工後のスペシャル台座。 H7バルブ仕様になりました。

概念図↓
概念図

1:H4とH7の台座レベルでの発光点の違いからバルブ自体をライトの奥(前方)まで移動する。
  赤丸が通常のH7バルブの発光点。=加工後のH4ハイの発光点。
  緑丸が普通にH4バルブを入れた時、H4ハイの発光点。
  青丸はハイビームハウジングで無理やりロービームにするH4ローの発光点。

2:赤線上(ライトケースの台座の鉛直軸)にH4バルブを配置するとローでもハイでも光軸は全部上を向いてしまいます。
  元々ハイビームを発する様に設計されたライトケースですから。
  そこで、HID・H4バルブがライトケースの中で上を向く(青線上)ように台座に角度を付けます。
  ライトケースの中で発光点の位置が上がると光軸は反対に下がります。 左右も同様です。

以上を充たす様に既存のHID・H4台座と補強用にH7ハロゲンの金属台座を耐熱パテで整形したのが上の写真です。

この台座を使えばH4・ロー/ハイ切り替えのバルブが理想の位置に、ライトケースもバルブも無加工で入ります。

唯一、HIDのバルブユニットが前進した為ケース外の防水ゴムパッキン(バルブの後ろの黒いヤツ)に干渉します。

ゴムをユニットの形に切り抜きシリコンシーラーで隙間を埋めます。


眩しいですか?

で、こんな感じになりました。
当HPのトップページの写真 は消灯時の絵です。 H4ロー/ ハイ切り替えバルブが見えるでしょ。



HID ローのみ
H7・ノーマルHID ロービームのみ
普通では、これでもかなり明るい。 対 ハロゲンバルブ比較



HIDロー&HIDロー
H7・ノーマルHID ロービーム +H4・改造HID ロービーム
とてつもなく明るいです。 ダブル HID ロービームです。 はいッ!!
コレ!!を やりたかったんじゃ。
スカぶぅ・マじぇの2灯攻撃にも負けないぞぃ!



HIDロー&HIDハイ
H7・ノーマルHID ロービーム +H4・改造HID ハイビーム
遠くまで満遍なく明るいです。 
正面の御宅には光軸合わせでいつも御迷惑を掛けています。 m(_ _)m





ディーマー&パッシングスイッチでハイ側のHIDを点灯することも可能ですしノーマル・ロービームと常時点灯も可能ですが
エンジン始動時にHIDの起動電力がバッテリーに及ぼすダメージを軽減する為に、右ハンドルのミラーの取り付けナットを利用しハイ側独立スイッチを設けました。

HIDの点灯初期に掛かる起動電流はランニング時の約2倍らしいです。
35W×2(倍)×2(灯)=140W  140W÷12V=11.66A
銀翼のバッテリーを1時間で完全放電する値です。
ハイワッテージバルブなんて目じゃない消費電力です。
注:点灯初期で光度が安定するまでの値です。
ノーマルのハロゲンも1灯 55Wだから、ロー&ハイ同時点灯だと結構喰ってるんだけどね。
ランニング時は HIDの方が、はるかに省エネです。


このスイッチをONにすればハイ側のHIDが点灯します。
点灯信号はロー側のバルブカプラーから分岐して貰っているのでローが点灯していれば何時でもハイ側を点灯出来ます。
暖気運転後(走り出すとき)にONにしています。

スイッチ1 洗車してから撮影して!

スイッチ2 御願いだから!

リレーを一個介しハイ側を強制点灯します。
点灯後はディーマー&パッシングスイッチに連動します。

このスイッチ取り付け方法は他の用途にも流用出来ると思います。
かなりコンパクト&スマートにハンドル周りにスイッチを設置出来ます。

左ミラーに取り付けるとパッシングスイッチに干渉してしまうぞ!!


L字金物の上面に見える丸い突起は点灯確認用に埋め込んだLEDですが、夜にこのLEDが点くと眩しいので回路を遮断しました。(苦;)




配線図も作業途中の写真も無く説明も簡略で解らない人には全く解らないトンデモないページになっちゃった。


でも、ヒデ親爺は大変気に入っている。
殆ど毎日・昼間でもダブルローで走っています。
夜にステンレスキンキラ装飾のトラックの横をすり抜ける時は、自分のライトの眩しさで自爆しそうです(笑;)

ダブルローHIDがヒデ親爺の銀翼の判断材料です。 前から見ないと解らないけど。


毎日、HIDをほとんどダブル(2灯)で点灯していますが、今の所バッテリーに重大な負担は掛かっていないようです。 
流石!!銀翼の発電機!!


このページを見た方は、私の前を走っていて 「ハイビームに為っている」 と忠告しないでね。

ヒデ親爺は最近老眼になってしまって夜が辛いんじゃ。 よろしゅう頼むわ!!





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